投稿元:
レビューを見る
キャリアビジョンに関する研修を受けたので、その予習として購入。
ソフトウェアに関する仕事について幅広く記述された本文はもちろん、ソフトウェア業界の偉人たちのインタビューも多く掲載されていて、非常にためになる。
・デスマーチの中にいる開発者・張本人たちは、下記のような言い訳ばかりしている。
1.「自分たちは良い製品を作ったのに、市場がまだそれを受け入れる状態になっていなかった。」
→本当は:その製品は、市場の顧客のニーズを満たしていない。
2.「自分たちは良い製品を作ったのに、販売やマーケティングチームが失敗した」
→本当は:誰もそんな製品は欲しくない。
3.「自分たちは良い製品を作ったのに、注目される前に幹部が製品出荷を止めてしまった」
→本当は:価値を生み出すのに時間がかかりすぎている(p.14)
・マーケットこそが、我々の行動すべてを決める。(p.17)
・「できるものはすべてを学べ」(p.46 『珠玉のプログラミング』著者Jon Bentley氏の言葉)
・ソケットレベルでのプログラミングをした人はいても、自前でTCP/IPプロトコルを実装した人はそう多くはいない(p.53)
・契約プログラミング
→すべての関数やメソッドは、それらの入力と期待出力を定義した署名、つまり仕様を記述する(p.97)
・メールは最後の署名も含めて1画面に収まるように(みんな暇じゃない)(p.127)
・仕事を通じて出会った人たちに感銘を覚えることはある。しかし、その気持ちを口に出すことはまれだ。(p.153)
・他人に約束してもらっただけで物事が進んでいると勘違いしてはいけない。(p.163)
・アイデアが盗まれる心配などない。本当にオリジナルなアイデアは、人々の理解を超えているものだ。(p.173)
・「もし10分間のスピーチの機会をもらえるなら、1週間の準備期間が欲しい。しかし1時間話せるなら、今すぐでも大丈夫だ。」(p.178 第28代アメリカ合衆国大統領Woodrow Wilson)
・図には1,000語の価値があり、デモは1,000枚の図に相当する。(p.179)
・「なんであれ一番になりたいと思ったら、数十年の努力は避けられません」(p.184 Mr. Linux Linus Torvalds氏)
・キャリアの次のステップに進むために必要な条件や、会社から自分に期待されている要件を知る必要がある(p.198)
・「自分は決してクリティカルパスにいない」症候群
→ソフトウェア開発に置いては、最も進捗が遅れている機能と同程度まで、通常の機能も開発が遅れる(p.244)
・誰かがソフトウェア光学を無視することに決めた(p.245)
・人に直接「何かをしろ」とは決して言わない(p.305 Javaの考案者 James Gosling氏)
などなど。。。
投稿元:
レビューを見る
感想は以下。
http://masterka.seesaa.net/article/366680179.html
投稿元:
レビューを見る
ソフトウェア技術者として生きていくために必要なスキルセット、キャリアデザイン、組織で認められるために重要なこと、企画提案の仕方が書いてある。ダメな人の例も、とても親近感を持って読めた。 インタビュー集も豪華だが、みんな同じ趣旨のことを言っているのが面白い。
投稿元:
レビューを見る
ソフトウェア(またはIT)の世界でどのようにキャリアを築いていくかという内容ですが、そのエッセンスは情熱をもって仕事に取り組もうという気概に溢れた人や、これからIT業界に進もうと考えている学生さんにおススメできる内容です。
■成功するには?
・ゴール指向
・コミュニケーション力
・賢いこと
・高い専門性
・粘り強さ