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思った以上に、ストーリーのつながりがわかりにくかった、、
オチはわかったのだが、その間のストーリーのつながりを
だれか解説してほしい。。。
最近の小林泰三は会話文が多い。
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おもろかった。
本屋で、たまたま目にした表紙にひかれ、
買うつもりでちょっと立ち読み始めたら、
気がついたら読み終わってました。ひゃはは。
なんなんだ?という導入部。
幸せをかみしめるつもりで何気なく開いたアルバム、
そこにいる幼なじみの顔を見ながら記憶を辿ると、
なぜか自分が死んでゆく、生々しい記憶が。
いやいや自分はここにいるのに、この記憶は何?
母親が自分の記憶の改ざんをしているのではという疑惑にとらわれる。
そうしてまた次の章では。。
とにかく読みやすい。
しかもきちんと1つ1つオチがあり、かつ全部を読み終わると、
最後におおっと大きなオチが。
立ち読みにしては十分、満足した。
買っても良かったな。なんてね。
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表紙が子供の頃読んでいた、御茶漬海苔さんの絵だったので気になり、ちょっと立ち読み・・・
待ち合わせの時間があったが続きが気になり購入。
話がつながっているようで、つながってない?
私の理解力の問題なんでしょうか(;・∀・)
とりあえず出てくる人物はそれぞれ同じ人物の過去と現在。
でも、おじいちゃんの徘徊とか、お父さんの子供時代の話って・・・関係ありました?w
でも、なんだかのめり込んであっという間に読み終わりました!
先生の公平の話のところはなんだかイライラしました・・・w
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話の大枠に直接関わってくるのは序章と終章、そして序章から続く『幸福の眺望』であって、他の4編は独立した短編と考えられなくもない(結末に大きく影響するわけではないという意味で)。
「セピア色の凄惨」でもそうだったが、大枠のストーリーを決めその中で連作短編を紡ぐという体裁が成功しているかどうかは……やや微妙。
狂人の論理―実のところ詭弁であり屁理屈なんだけど―が振りかざされる辺りを読んでいると、ギャグとホラーは紙一重なのだなぁと改めて思う。こちらは車酔いのような不快感があるけれど。
詳細はこちらに。
http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2012-05-28
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オムニバスホラー。非の打ち所のない幸せな人生のはずだったのに、それが崩れてしまう衝撃。塗り替えられた記憶の意味。不条理ホラーのように思えたけれど、最後まで読むとこれはミステリでもありました。うわ、なるほど! そういうことだったのか。
お気に入りは「正義の場面」。これにはやられたなあ。とても「ありがち」なネタの逆ですね。案外単純なことだけど、思いつきもしませんでした。
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相変わらず日常から一歩ずれた「狂気」を描くとうまい。
書き下ろしの連作中編で、崩壊した家庭を書いています。
オチはちょっと予想がつかなかった。
傑作というよりは佳編でしょうか。
そろそろ計算するSFを書いて欲しいなぁ。
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やすみんって感じの本だった。不条理っていうか、わけがわからなくて頭グルグルする。最後で色々繋がったから今回は結構すっきり。
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序章 / 書き下ろし
幸福の眺望 / 書き下ろし
清浄な心象 / 書き下ろし
公平な情景 / 書き下ろし
正義の場面 / 書き下ろし
救出の幻影 / 書き下ろし
終章 / 書き下ろし
カバーイラスト 御茶漬海苔
カバーデザイン 坂野公一 (welle design)
カバー印刷 萩原印刷
組版 萩原印刷
印刷 萩原印刷
製本 フォーネット社
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駅の購買で新幹線の中で読むために購入しました。
内容は怖かったというか、不気味でした。。
表紙も然ることながら、登場人物の感性というか、考え方というか・・・今でも背中がぞわっとします。
しかも、ハムスターの下り、グロくてきつかったです>_<!!
結末も私的にはすっきりしませんでしたが、ホラーとしてなら納得できる気がします。
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ーーーなぜわたしの人生には、幸せなことしか起こらないのか?
美咲は、古びたアルバムを開いた。彼からのプロポーズ、大学合格…そこには様々な幸福の光景が。
ところが、一枚の写真から蘇ってきたのは、(自分は幼い頃に死んだ)という、あまりにも鮮明な記憶だった。混乱する美咲に母が語り始めた、戦慄の「家族の物語」とは?
悪夢と惨劇に彩られた恐怖の連作集。
小林泰三の連作ホラー
やっぱ小林泰三はこうじゃねえとな。
彼の真骨頂、歪んだロジックによる関節の外れた世界
理屈抜きに、恐怖が感覚に訴えてくる短編
少しずつテイストの違う作品たちが集まって一つの物語を形作っている。
不完全な人の泣く声が聞こえてきた。
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拘りが極端に走りすぎると狂気に。理不尽さにいらいら。それが作者の持ち味ではあるのですが、後味の悪さが目立ちました。
「幸福な眺望」
きれいにまとまったホラー。自らの曖昧な記憶を疑問視した女性が行き着くある決定的な幼少時の記憶。そして対峙しなければならない相手とは。
「清浄な心象」
一切の(化学物質などによる)穢れがない赤ちゃんを求める女性の狂気。現代人への皮肉もあり。読んでて旦那がかわいそうでかわいそうで。
「公平な情景」
公平さを求める教師の指導の行き着く先は。これが一番後味悪い。
「正義の場面」
幽霊になったおじいちゃんが正義を行使、と思いきや。これは笑えるしよく出来てる。一番よかった。
「救出の幻影」
いまいちかな。息子の日記らしきものを読むうちに自らの記憶の蓋を開けてしまい。
感想書いてて気がつきましたが、各話ともタイトルに幸福、清浄、公平、正義、救出とプラスの言葉が付けられていたのですね。
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物語に登場する人物の個性が強すぎると言うかなんというか。
おじいちゃんの話はグロかったですけど、自分の正義を貫いているのが良かった。
七奈の完璧主義、迩の担任の先生の考え方はなんか気持ち悪くておぞましい感じがまたたまらない。
美咲が七奈(母)に洗脳されていると思ったら、妄想と言うか二重人格?だった事には驚きで最後までおもしろく読めました。
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壊れ方がいまいちで中途半端、というか好きではありませんでした…。怖い方に持っていきたいんだろうなあ、って冷めた目で読んでしまいました。
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2014年5月9日読了。小林泰三による文庫書き下ろし、結婚を前にして幸福な人生の記憶に浸っていた美咲が、アルバムの古い写真をきっかけに思い出す家族の凄惨な思い出とは。グロ描写、かみ合わない会話、エスカレートする暴行といつもの小林節だがこの作品はあまり面白くない。各短編が終盤で連結するが「で、だからどうしたの?」という感じで新たな驚きはないし、かみ合わない会話も単純に読んでいてイライラするだけで狂気・混沌とそれにともなうユーモアがあまり感じられない。残念。
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まあ、考え合わせるとそれしか結論ないよね。それより福はあれでまだ生きてるんかね?あと怪物の正体は?バラバラの雑誌に発表していた全く関係のない短編を繋ぎ合わせたかのようなチグハグ感。「忌憶」みたいな感じの話。京極夏彦なんか比べ物にならないほど「厭な話」だった