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紙の本
エロく可愛く不道徳
2015/09/17 11:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
オカルト安楽椅子探偵の葛乃葉に拾われた元狐憑きの美少年である玉藻は【偽憑】キツネツキを最終手段として持つ探偵助手をしている。とはいえ、普段は葛乃葉をねえさんと呼び、彼女のためにご飯を作り、お風呂で彼女の体を洗い、アロママッサージをして、謝るときにはつま先にキスをする、ただの美少年だ。それが常識にかなっているかどうかは、一年以上前の記憶がないので分からない。
本来ならオカルト事件は公安「霊体人外対策室」対オカルト対策部隊の管轄なのだが、彼らは大量殺人以外の事件は放置している。その隙間を縫っての商売をする葛乃葉に命じられ、玉藻は鷺山女学園の女子寮に潜入し、パンツ焼失事件の捜査をすることになる。もちろん、女子高生に扮して、だ。
その捜査の手伝いをすることになったのは、二年生にして寮長を勤める吉備津イソラだ。妙に馴れ馴れしいイソラにイラつきつつ、それでいて女子生徒たちを翻弄しながら、玉藻は事実を集めていく。それに対して葛乃葉が押しつける真相とは…?
舞台設定や時代背景の説明は全くしないのだけれど、オカルト・地球外生命体・超能力なんでもありの世界で、それらを無視して、ただ玉藻を愛でつつこき使う葛乃葉と、玉藻に恋するあまり暴走するイソラの壊れっぷりを描く。一人の美少年をめぐる争いは、周囲に被害をまきちらしつつ、どんどんエスカレートしていくことだろう。
そしてその陰で、人間性に対する観察が行われていることも忘れてはならない。
おまけとして、スピンオフ「メンヘラバーズ」を読むためのID/PASSが記載されている。
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