投稿元:
レビューを見る
読んでみて、子どもの気持ちを考えるようになった。だっこ、だっことせがまれた場合、お姉ちゃんだから・・・と厳しくしつけるのか、要求を飲んでだっこするのか。後者には甘やかしているという罪悪感があったが、本書はそれを否定し、その子には満たされないものがある、だからだっこしてあげればいい、そのうち、自然とせがまなくなる、と示してくれる。文字通り、養育者の心を軽くしてくれる本である。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり松本ぷりっつさんのマンガはいいなぁ。。
子育てにつかれたなぁ…と思ったら、ちょっと一休みに読んでみるといいよ。
投稿元:
レビューを見る
育児していると、正解っていうのはなくて(あったとしても、結果がすぐ分かるものではないし)一人で試行錯誤しながら毎日をおくっているって感じになる。
最近は、育児論も沢山でているし、ネット、個人等々ほーんと人がいればそれぞれの流儀があって余計惑う。
この本は、そういった親の気持ちを楽にしてくれる。もちろん合うあわないあると思いますが。1番心に刺さった言葉は、「人間関係の中で受けた傷は人間関係の中でしか癒せない」(意訳です。)
投稿元:
レビューを見る
2015.01 市立図書館
6歳の息子は漫画のところを読んで笑ってる。
タイトル通り、心がふわっと軽くなる。
投稿元:
レビューを見る
「人間の様々な仕事の中で、子どもを育てること以上に価値ある仕事はない。」あらためて心の底からそう実感させられた一冊。母親向けの本ですが、父親としても大いに参考(反省)になった。
投稿元:
レビューを見る
そうした方が良いだろうな、と日々思っていることがその通りに書かれていた。
親のこころの蓄えが大事。良い人間関係を持つこと。
叱るときは、穏やかに、簡潔に、できるだけ繰り返し、待つ。
投稿元:
レビューを見る
相変わらず、佐々木さんの言葉はとても温かみがあって、読んでいて救われることが多い。
この本は、分厚い活字だけの本と違って、松本ぷりっつさんのほのぼのしたマンガと一緒になっていて、レイストもとても読みやすいこともあり、更にホッとする内容だった。
わが家では、子育てのわりあい早い段階で、「弱いものいじめをすること」と「盗みをすること」については厳しく叱るという方針をもっていました。
「これをやったら、お父さんに絶対許してもらえないだろう」と子供に思わせるためには、つまらないことで叱らないことが大事です。
私の場合、インクを蹴飛ばして床を汚そうと、障子を破ろうと、けっして叱りませんでした。「次からは気をつけるように」とは言いますが、叱ったりはしません。このような「注意する」程度でいいような場面や、ちょっとやってあげればいいような場面で厳しい言い方をしていると、「ここだけは、絶対にわかってほしい」というときにはそれ以上に厳しい言い方をしなければいけなくなります。でも、強く言うのも限界がありますから、いつもいつも叱っている、同じトーンで叱り続けるという結果になってしまいます。(p.57)
あなたのお子さんは、あなたに何をしてもらいたいんでしょう。
絵本を読んでほしい?遊園地に行きたい?それとも、好物の食事を用意してほしい?すべてたやすいことです。いくらでもかなえてあげてください。
だからといって、子どもの要求がエスカレートするとか、わがままに育つなんてことは絶対にありません。親に十分言うことを聞いてもらえた子は、必ず「今度は自分がお母さんやお父さんの言うことを聞いてあげなくちゃ」と思うものなのです。(p.66)
子どもの個性は、あれこれといじらないのがいちばんいいのです。特に欠点は、なかなか直りません。欠点を直そうと親ががんばればがんばるほど、子どもに弱点や欠点ばかり気づかせてしまいます。それは親の思いやりとしてではなく、「あなたはそのままではダメなのだ」というメッセージとして子どもに届き、自信を失わせてしまうのです。(p.103)
人一倍落ち着きがないとか、感情のコントロールがとても苦手とか、こだわりが強すぎて苦労するだとかいう子の中には、発達障害の傾向がある子がいます。そういう傾向があると、親はますます欠点を直そうと必死になりますね。ほかの子と同じにさせよう、追いつかせようと一生懸命になってしまうのです。しかし、こういう子ほど、長所を伸ばすことが大切なのです。
発達の不均衡さは、成長にともなって少しずつ目立たなくなってきます。脳が統合されてくるんですね。気になっていた欠点が、気にならなくなることも多いものです。(p.104)
「叱らない」というのは、なんでも好き放題させることではありません。「こういうことはしちゃいけない」「こうするんだよ」と、具体的に教えることです。それにはコツがあります。
1.穏やかに、何度でも繰り返し教える。
2.一度にあれこれ言わず、ポイントを押さえて短く。
3.「してはダメ」より、「こうしたほうがいい」を具体的に。
この3つを守り、けっ���て怒らないのです。それができないのであれば、親も子どもと同じく、衝動をコントロールする力が弱いのだと自覚してください。(p.111)
下の子が生まれたことで、上の子がわがままになったり、乱暴になったり、赤ちゃん返りをしたりすることは当たり前のことです。
下の子が生まれるまで、上の子はお母さんの愛情を独り占めしていたのに、突然愛情の半分が持っていかれてしまったのです。いいえ、親は半分と思うかもしれませんが、上の子にとっては8割、あるいは全部奪われたと感じるものです。そのうえ「下の子をかわいがりなさい」「お兄ちゃん、お姉ちゃんらしくしなさい」と、今度は自分の愛情まで下の子に与えろと強要されてしまうわけです。とても上の子らしい行動をとることはできません。(p.135)
大人になって、ほとんど連絡をとり合わないというきょうだいもいますね。お互いの悪口ばかり言っているきょうだいもいます。それは、家庭の中で優越感や劣等感を感じさせられたきょうだいではないかと私は思っています。
「子どもは神さまからの授かりものだから、子どもに不満を持つことは、神様に不満を持つことだ」というのが口癖でした。(p.159)
世の中にはさまざまな仕事があり、どんな仕事にも価値があると思います。しかし、あえて言いますが、人間のさまざまな仕事の中で、子どもを育てること以上に価値ある仕事はないと私は思っています。
一つだけ確かなことがあります。どんな人生を選んだとしても、人は誰かを幸せにしなければ幸せになどなれないということです。それは、どんな人生においても共通です。(p.163)
はっきり言いますが、教育費など、かけてもかけなくても同じです。
たとえばいま、幼児期からの英語教育が盛んです。それがいいのか悪いのか、私にはわかりません。幼い頃に始めると、英語の発音は確かによくなるでしょう。けれど、そのかわり何かが欠けてしまうかもしれません。
日本人は、お金を支払って大人から何かを教えてもらうことに価値を感じすぎているのではないかと思います。(p.173)
子どもは、わがままなものです。子どもは、理屈が通らないものです。気まぐれで、甘えん坊で、そして本当におもしろいのです。
わがままを言わない、空気を読む、気づかいをする、そんな子どもを求めてはいけませんよ。子どもらしい姿を大人に「かわいい」と受け入れてもらえたからこそ、健全な大人へと成長できるのです。
あぁ、子どもってこんなものなんだ。
こんなふうに手をかけさせたいんだ。
親に手をかけてもらうことが、この子はうれしいんだ。
そして受け入れてあげてください。24時間わがままを言うわけではないんです。こういうときに受け止めてあげて、子どもの求めに応じて手をかけてあげていると、子どもはだんだんわがままを言わなくなります。親に手をかけさせなくなります。手をかけたぶんだけ、どんどん手のかからない子に育っていくんです。それは本当のことです。(p.177)
投稿元:
レビューを見る
・子供の言うことをよく聞くこと
・過保護でいい、できないならなんでもやってあげればいい
・何をしたら子供が喜ぶか真剣に考える
・どんな時に厳しく叱るか考える
・できるようになるまで何度も繰り返し伝え、穏やかに待つ。それがしつけ。
・失敗した時は叱らない。やり方を教えてあげて次からは大丈夫?と言ってあげる
投稿元:
レビューを見る
とにかく怒ったり叱ったりするまえに、子どもを全承認で包み込んであげよう、それが足りてないんだよと諭される本。現実にはそううまくいかないことだらけではあるが、心構えとしてとっても大切なことを教えられた気になる。