紙の本
多作な小路さん
2023/04/30 16:13
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タイトル通り50時間の覚醒時間と20時間の睡眠時間という体内時計で生活をする主人公です。ラストにパタパタと繋がっていきミステリー要素のおまけも。とても面白かった。
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〈僕〉森田明二は50時間起きて20時間眠るというサイクルを持った特異体質。ゲームプランナーという仕事とは別に、その体質を活かして〈監視〉のバイトをしている。その監視中に、約二億円という大金を手にしてしまったことから、事件に巻き込まれる……というお話。
読みやすく、主人公メイジに感情移入しやすかった。また、次々に出てきては解かれる謎やナタネさんのキャラクターが面白い。
ややご都合主義な結末や、色々盛り込み過ぎな感はあるが。
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伊坂幸太郎のような、東野圭吾のような作品だけどやっぱり小路幸也の作品だった。
とらえどろがなくて、でもフワフワと、優しくてちょっと綺麗過ぎるんだけどそこがまた良い。
ナタネさんみたいな人がいたら惚れるだろーなー
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確かに主人公の「僕」は50時間起きて、20時間眠るという特異体質ではあるのですが、そのことが2億円事件にどれだけの影響を及ぼすのかと言えば、さほど深刻なものではなく。
また「僕」自身がどこかのほほんとしているので、大金が絡んでいるわりには物語はひょうひょうと進み、相棒の「ナタネさん」も、冷静沈着、何事もそつなくこなす頼れる存在なので、読んでいるこちらには、危機感のようなものがさっぱり伝わって来ません。
ふんわりほのぼの、のほほんと読むには良い作品かもしれませんが、ミステリーとして読むとやや物足りない感じを覚えました。
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50時間起きて、20時間眠るという特異体質の主人公。
面白かったです。
ナタネさんというキャラクターがとにかく素晴らしい。
主人公の特異体質をもう少し生かせる展開だったらよかったのになと思います。
知恵と友情と、家族の物語。
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久しぶりに大ヒット!表紙とこの大きさに惹かれて読み始めた。作者の著書は初めて。わかっていたような気がするのに、やっぱり驚かされて。ナタネさんがすっごくカッコいいので、なんか有りかな?と思い、騙されてしまいました。全然違うっ!と言われるかもしれないが、読後感はジェフリーディーバーのようです。面白かった。
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困ったことに巻き込まれる、主人公(不幸体質なのに前向きないいやつ)と、その成長を助ける名脇役(ひたすら、かっこいい!)みたいな、少年マンガっぽさが好き。
結構、大変な目にあってるのですけど、メイジには、ナタネさんの格好良さを超えて欲しかった…
って、やっぱムリだな(笑)
ドーナッツ、たくさん買ってきましょ♪
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とりあえず小路さんなので、買った1冊
読み始めたら思った以上に面白かったです
大金、ゲーム制作、ハッカー、特殊体質とちょっと中2心をくすぐられるキーワードがゴロゴロしていて、結構悲惨なエピソードも混ざっているはずなのに、暗くならないあたりが小路さんらしいなぁと。
時間と対立勢力との戦いってあたりは、バンドワゴンシリーズのサチの嫁入り過去編の雰囲気に近かったかも。とにかくテンポがよかった
一言いうならば、リローはすごくて、しかもすごくいいやつだった
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とてもおもしろかったです!
分厚いので時間かかるかと思いきや、さくさく読めました。
家族を大事にするところや、周りの人との人間関係とかに心が暖かくなりました。メイジくんの人柄の良さもよかった。
なによりナタネさん格好よすぎる。
あとドーナツが食べたいです。とても甘いやつを。
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綺麗にまとまってさっくり読めて、ちょっとじんわりする素敵な話。
新聞の書評に出ていて何気なく購入したのですが、有名な作家さんなのですね。他の作品も読みたくなりました。
主人公の人柄がそのまま作品のカラーになっている物語。ちょっと不思議で、普通じゃなくて、でも本人が気負ってないから、気負わず読める。そんな本でした。突っ込むところがたくさんあったけど、主人公と同じように、まぁそれは置いといて、って読んでも楽しめました。事件の確信的な所も結局明言されないままなので、それもいいかなーと。気持ちよくそう思えるいい作品でした。
蛇足で言えば、あんまり描写は無かったのだけれど、お兄ちゃんの奥様に個人的に憧れました。腹を括っているからいつも明るくいられる的な表現があって。ああこれはいいなぁと、心掛けたいなぁと思いました。
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50時間の昼と20時間の夜を繰り返す睡眠障害のメイジが、突然2億円を手にする。裏金を育てる種苗屋のナタネさんと、金の使い道と奪還屋から逃げる策を練る。
ナタネさん何でこんなに良い人なんだろうって思ってたら、まんまと引っ掛かった。ミステリーかと思いきや、ミステリアスなホームドラマ。
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設定に惹かれたのだけど、むしろ、寝てる間のことが解説形式で進むのでテンポが良くなることに効果が発揮されてた?
文量ある割にサクサク読めて良かった。
登場人物たちが色々抱えてる割にあっけらかんとしてるからなのもあるかな。
人によっては違和感かも知れないけど、語り手のパーソナリティの反映かもしれないし、本文にもあったような”人間的に成熟してる”ひとたちなのかもしれない。
主人公含め、みんな他人に気持ちが向いてて温かい。
サクサク進んできた分、最終章に持ってかれたなぁ
大団円のなかにほんの少しのもやもやを残すのは作者の特徴なのか。
小路幸也初めて読んだけど、好きになってしまったよ。
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毎度の事ながら表紙買い。
小路幸也作品初だったんですが、表情に読みやすかったです。
特異体質(睡眠障害?)の裏や家族・友人そして協力者がみんなちゃんとキャラが立っていてよかったです。ただ対立する奪還屋の方は逆にインパクトがなく・・・。
ストーリーはサクサク進んでいくのでストレスなく読むことができました。みんなの主人公に協力する理由などは感動しました。
主人公の仕事柄のプランニング能力や協力者ナタネさんの仕事能力は「凄すぎる」の一言。
ナタネさんとりあえず、格好よすぎる
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07/19/2012 読了。
平沢下戸さんのイラストにひかれて購入。
前半はゆっくり読んでいましたが、後半からラストに向けては、
一気読みでした。
メイジ君がこてっと寝てしまうので、その間のことはさらっと
書かれていますが、物語上困ることはありませんでした。
優しい人達の物語だと思います。
ナタネさんが好きだなぁ・・・。
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ごめんなさい。
この小説が好きな方には申し訳ないけれど、私はあんまり好きになれなかった…。
上手いネット小説を読んでいた気分。
全て予定調和。騙された爽快感というよりも、あーやっぱり…というある種の落胆を感じた。
主人公の特性が面白いのに、活かされているようには思えず。
期待外れで、ざんねん。
とある人物について、ここ(ブクログ)の感想に「質の良いストーカー」とあり、まさにその通りだと感じた。
キャラクターとしてはかっこいいはずなのだが…ちょっと気持ち悪く思えてしまった。
ただ、解説で少し救われた。
そういう見方もあるなぁ。