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むむむと唸らせられた。何度も出てきた【ニーズを満たすのと欲求を満たすのは違う】。なるほど、そうか。イエスの言葉と照らし合わせる所は普段馴染みがないためか、モヤモヤが残ったが何度でも読み直したい本。
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物語調なので読みやすいが、非常に学ぶべきことが多い本だと思う。
1回読んだだけで終わりではもったいなく、ある期間の後にふりかえりながら読んでみると良いと思った
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・ニーズを見極め、満たすこと。
・リーダーシップとは、共通の利益になると見なされた目標に向かって熱心に働くよう、人々に影響を与える技能。
・忍耐、優しさ、謙遜、無私、敬意、許し、正直、献身。卓越したリーダーになりたければ、こうした人格の基礎を習慣として身につけ、成熟させなければならない。
・考えは行動になり、行動は習慣になり、習慣は人格になり、人格は運命になる。
・行動のない意図は無に等しい。
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指導して人を引っ張る手法じゃなく、人がついて行きたくなるようなリーダーのあり方が書かれていて興味深く読めた。
方法論とか技術でなく、心の持ちようなどが主になるのでなかなか難しいけど、実践できたら仕事以外の日常生活も変わりそう。
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物語調じゃなければ200pも使わず「サーバント・リーダーシップ」について書けるだろ?とか思いながら読んだけれども、登場人物の発言が上手くサーバント・リーダーシップとは何かっていうのをはっきりさせてくれたので、読み終わった時には物語調でよかったな、となった。
「リーダーシップは個性や持ち物、カリスマ性とは関係ない。問題は、あなたがどういう人間であるかなのです。(p185)」とあるように、人それぞれのリーダーシップの型があるのだなと思った。というわけで、サーバント・リーダーシップという型に興味のある方はオススメ。
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サーバントは直訳すると、”奉仕者”である。奉仕と聞くと、地域を代表して外掃除しているような人をどうしても思い浮かべてしまう。小学校の頃に、奉仕作業といった行事があって、いつも通っている通学路を定期的に掃除する機会があった名残だろう。
そんな話はさておき、昨今の新しいリーダー像として、サーバント・リーダーという形が、今、非常にもてはやされている。本著は、仕事にトラブルを抱え、修道院に癒しと新しいビジネス像を求めてセミナーを受けに来た、一人の男の学びを通して、この新しいリーダー像を紐解いていく。一緒に擬似セミナーを受けるような形で進んでいき、こちらも話を読みながらもいろいろと考えさせられてしまうのだ。
それでは本著の中にも出てくる、サーバント(奉仕:Servant)という考えがどこからくるのか。ここにある会社組織があるとする。旧来の社長やCEOなど、トップから現場サイドに働く一般社員まで、裾が広いような組織体系だとしよう。最終的に顧客に接しているのは、現場の一人一人の社員。彼らの上にマネジメントクラスがどんと居座り、売上が上がらないから、経費をカットしたいから、現場サイドを無視して、権力を振りかざしたとしよう。それは社員の向こう側にいて、本当は大切なはずのお客様まで悪影響を与えてしまう。そんなことは一目瞭然だ。お客様から感謝され、多くの商品やサービスを買ってもらうには、お客様に接するはずの現場社員が活き活きとしていないといけない。そうなら、自然と会社組織はお客様、現場社員の順に優先度が高くになるはずなのだ。これが新しいServant型の組織体系なのだ。
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たまには自分もふりかえろうと選んだ。
リーダーシップやコーチングを考えるとき、湧きあがる感情をどうしたものか戸惑っていたが(私は導火線が短かいほうなので)、感情ではなく大切なのは選択と行為であると説かれて納得した。
感情と行為との自己制御に集中すること、その努力によって目的と意味を獲得するというのは、チクセント・ミハイの『フロー体験 喜びの現象学』とも通じて、この発見が嬉しい。
また、ある方面で有名な「鶏と豚」の例えが出てきたことも驚いた。
たしかに、身の回りは権力の主張に溢れていて、ピラミッド型の戦略思考だらけだ。
そんな中で、いままでよりずっと愛(感情ではなく行為としての)を持ってチームと接していこうと気持ちを新たにした。
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リーダーには奉仕することが必要という本。
過去に受けたリーダーシップ研修で聞いた内容と大きく変わりはないけど、自分の環境や立場の変化もあって、その時よりも自然と真剣に考えた。
仕事の事を考えながら読んで、リアルタイムに実践しようと思ったけど、うまく出来たり出来なかったりという感じかな。
途中で愛の話のくだりでは、キリスト教に偏りすぎかなと感じてしまって、ちょっとうまく頭に入ってこなかったけど、でも全体的には、別にキリスト教だけを賞賛するような内容にはなっていない。
アメリカみたいな個人主義の強い国では、数倍効果がありそうな内容かも、なんて思ってしまった。
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2013年92冊目。
ストーリー調でサーバント・リーダーシップについて書かれた本。
これまで自分が学んできたことが腑に落ちる言葉で現れるシーンが多く、原点に戻れた気がした。
一つひとつの言葉に対する定義や思想が随所に現れていて、自分好み。
「物語」として読むにはやや単調かもしれないが、その分物語性に逃げずサーバント・リーダーシップのエッセンスがよく盛り込まれている。
読みやすいので、ぜひ多くの人に一読して欲しい。
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なかなか『途中まで』おもしろかった。
リーダーシップに関する7日間の講義を通じて主人公が何を学ぶか、という「もしドラ」的な内容。
宗教が入ってくると僕は(日本人は、かもしれない)途端に胡散臭いもの、主観的なものにみえてしまうのです。
とはいえ、途中までは非常に得るものが多かったのも事実。
リーダーシップ:共通の利益になるとみなされた目標に向かって熱心に働くよう、人々に影響を与える技術。
『影響を与える』ってのと『技術』というのがミソ。じゃあ、どうやって影響を与えるかというと『権威』によって影響を与える。Not権力。そして権威とは努力や気持ち次第で身に付けることができる技術、ということです。
健全で活発なビジネスをするためには、組織の中で"C・E・O・S"と健全な関係を気づかなければなりません。
C:Customer、E:Employee、O:Owner、S:Supplierこれらとの距離感を適切にしないといけない。偏りすぎると破綻する。
"現実のものとするために、ふりをしろ"と。感情から行動に起こすより、行動から感情を発しやすい。
→むーん、そうだ。そのとおりだ。そしてそれは結婚生活の修復にも応用できるぞ。
イエス・キリストが最も優れたリーダーだ、という回答に「えっ?」と思ったけど、上記のリーダーシップの定義に当てはめると今でも世界中の人達がキリスト教とともに生きていることと熱心に普及しようとしていることからも、そうなんだなぁ、と納得した。あくまでリーダーシップの定義が↑であれば、の話ですが。と若干のすり替えがあるのかもしれないなとも思った。
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マネジメント=管理 という概念に昔から違和感を感じていたんだ。
なぜかって、自分は誰からも管理なんかされたくないからさ。
自分が嫌なことは他人にとっても嫌なことなんじゃないかなあ。。。
だから自分はマネージャーにはなりたくない。なんて思って今日まで過ごしてきた。
そんな自分にとってこの本は本当に素晴らしい気づきを沢山与えてくれた。
特にこの一節が自分がモヤモヤしていたことがクリアになってスッと軽くしてくれたんだ。
『マネジメントは、人間にたいしてすることじゃない。目録や小切手帳や資産を管理したり、自分自身を管理することはある。でも人は管理しない。人のことは先導(リード)するんです。』
これを読んでこう思ったんだ。
「ああ、これだ、自分はリーダーになろう。」
リーダーを目指すすべての人に読んで欲しい一冊です。
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●リーダーシップ:共通の利益になると見なされた目標に向かって熱心に働くよう、人々に影響を与える技能。
●権威と権力はどうちがうか?
権力・・・たとえ相手がそうしたがらなくても、地位や力によって、自分の意思どおりのことを強制的にやらせる能力。
権威・・・個人の影響力によって、自分の意思どおりのことを誰かに進んでやらせる技能。
●権威のあるリーダーとはどういう人か
・正直で信頼できる
・いいお手本
・愛情深い
・献身的
・話をよく聞く
・人に責任を持たせる
・敬意をもって人に接する
・人を励ます
・肯定的で熱心な態度
・人の価値を認める
●愛とリーダーシップ
・忍耐とは、自制すること
・優しさとは、注意を払い、評価し、励ますこと
・謙虚とは、信頼でき、虚偽や高慢さがないこと
・敬意とは、他者を重要な人物として扱うこと
・無私とは、他者の必要に応えること
・許しとは、悪いことをされたときに怒りを捨てること
・正直とは、欺かないこと
・献身とは、選択を貫くこと
・結果(奉仕と犠牲) 自分の欲求や必要を脇にやり、他者のために最高の利益を求めること
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教会の研修に参加した主人公が、リーダーシップについて新しい知識を得て、変わっていく姿を描いたノウハウ本。
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リーダーシップに関する本は、今年だけでも数冊読んだがこれはかなり読みやすく、理解しやすかった。変化の激しい時代になると強力なリーダーを求めがちだが、やはりそれでは根本的な解決にならない。「人の話を聞くこと」「管理や管理職ではなく、先導者」「権力ではなく権威で語る」「なぜ権力を振るわなければならなかったか考える」「ルールに従うという従順さを身につける」「愛とは、愛がすること」「他人に対して苛立つのは、自分自身の嫌なところがその人に垣間見えた時」
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リーダーシップとは、「共通の利益になるとみなされた目標に向かって熱心に働くよう人々に”影響を与える”技能」である。影響を与えるには(権力ではなく)権威が必要であり、関係を築きながら任務を遂行していかなければならない。関係を築くには信頼が必要になることに加え、サーバント(奉仕者)になる、すなわち欲求ではなくニーズに応えることが重要である。
リーダーシップのモデルは、「意志(意図+行動、≒選択)」→「愛(正当なニーズを見極めてそれに応える、≒人のために努力する)」→「奉仕と犠牲」→「権威(≒影響力)」→「リーダーシップ」となっており、リーダーシップ実現のためには「意志」から始まる基盤が備わっている必要がある。この基盤を備えるには、人格の基礎となる以下の能力を成熟させる必要がある。
「忍耐」:自制すること
「優しさ」:注意を払い、評価し、励ますこと
「謙虚」:信頼でき、虚偽や高慢さがないこと
「敬意」:他者を重要な人物として扱うこと
「無私」:他者の必要に応えること
「許し」:悪いことをされたときに怒りを捨てること
「正直」:欺かないこと
「献身」:選択を貫くこと
本書籍では愛は名詞でなく、応えるといった動詞として扱うべきということが主張されており、また権力による統率ではなく、犠牲(奉仕)による統率を、イエス・キリストの例やガンジーの例で説明している。本書籍最後のほうにある、「自己中心的に生きるのではなく、後世に何を残すか」、「あなたは死ぬときに、世界は泣き、あなたは喜ぶような生き方」というのはまさしくサーバント・リーダーとして目指すべき到達点ではないだろうか。
全体として2章ぐらいまでで全容が掴めるため、残りの章は冗長感が否めなかったため、やや普通の評価としたが、得られる示唆は多かった。