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紙の本
好き嫌いが分かれる榎田作品かと。
2012/08/28 06:56
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スパークリング - この投稿者のレビュー一覧を見る
榎田先生の作品なので安心して読めることと、表紙がとっても気に入ったので、やや高めですが購入しました。
基本的にBL小説は電子書籍でしか購入しませんがWeeds(書き下ろし)はされていないようだったので、
(こちらの作品のBlues Rose,Sleeping Rose は電子書籍化されていますが)その点も購入に至った理由です。
はじめから終わりまでかなり暗いです。
交渉人シリーズが好きな方にはあれー?となるでしょう。
とはいえ、著者のあとがきによると、今回当初期作品をご自身が見直して「自分の書きたいものの
根本的な部分は変わっていないことがわかった」とのこと。確かにこちらの作品は暗い内容とはいえ、
どの主人公も心の深い部分にキズがある点は榎田作品に共通していますよね。
内容は「愛を買う男と、愛を売る青年。真実の愛...」(帯より抜粋)
私的にはかなりのどんでんがえしの結末でした。ハッピーエンドでしたが、なんかしっくりこなかったのも事実。
むしろ不幸な青年で終わらしても良かったのかも...。主人公「青」の仕事が男娼なので色々な方との濡れ場あり、孤独で寂しい人が沢山出てきます。
電子書籍
JUNEっぽい?
2016/06/12 00:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
榎田さんの、交渉人シリーズと、ライトノベルは、大好きなのですが、これは、私には、あまり合わなかったです、、、
でも、260ページあたりからは、一気読みでした。
その辺は、さすが榎田先生!って感じです。
翔子ちゃんや、宮乃といった女性キャラが魅力的で、彼女達のその後が、知りたいです。
紙の本
危うい感じの主人公、どんどん入れ替わるお相手
2018/07/22 18:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
2001年出版のノベルス2冊をまとめた新装版。
高級男娼として秘密めいた青年・青の物語です。
初めに出てきた客の高瀬の視点で第1章が始まったので、
てっきり高瀬が攻めかと思いましたが、違いました。
高瀬とその入院中の母親を交えたエピソードはとても良かったので残念。
そのあと、外科医でSのお客さん・三津井の視点で第2章が描かれます。
三津井もいい感じだったけど、通りすがりのお客さん…。
第3章は青の幼馴染のトオル視点で、
三人目のお客さん(トオルの通う大学の助教授)とのお話。
・・・といった具合に、章ごとに視点が変わりながら
青の現在と過去が描かれています。
青の雰囲気はスタートと終盤では大違いです。
その落差には驚かされました。
危うい感じの主人公がどうやって生きてきたのか、
これからどう生きていくのかというお話なので、
そういう受けに肩入れできる人は楽しめると思います。
逆に、視点担当の大人の男なお客さんに肩入れしちゃう人には不向きw
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