英雄の書 上 みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、文庫版では上下二巻に分かれています。優秀で真面目な中学2年生のユウキがクラスメイトをナイフでけがをさせるという事件が起こりました。小学校5年生の妹ユリコは、ある時、その原因が兄が「英雄の書」を読み、「英雄」取りつかれたことにあることを知ります。ユリコは「英雄」のいる「無名の地」を訪れ、そこで、「英雄」から兄を取り返すことを試みます。さて、ユリコは「無名の地」にたどり着けるのでしょうか。そして、兄を助け出せるのでしょうか。ぜひ、本書をお読みください。

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投稿者：タオミチル　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

物語は、優等生で人気者の兄・中学生が、ある日同級生をナイフで切りつけ、行方不明になった...という、いまどきありがちなエピソードから始まるものの、その先の展開は、予想外というか想定外というか。主人公・友理子は、印を戴く者（オルキャスト）・ユーリと名を変え、従者を従え、兄を救うために、現世＝リアルワールドを超えた旅に出る。...ってこれファンタジーだったの？と途中で気が付く。
そして、その旅で出会うあれこれのいちいちのスケールの大きさとか、ディテールの細かさ、伏線の周到さに感心しきり。ここで比べるのもどうかと思いつつ比べると、ある意味、ハリーポッターなんかよりすごい話かもしれないとか思う。
作家・宮部みゆきさんの想像力＆創造力っていったいどんな風になってるんだろう？

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投稿者：まなしお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

宮部みゆきのファンタジー小説だ。英雄や従者、空間移動などまるで、ファンタジー・ロールプレイングゲームのようだ。最初は、安易な設定だと思い戸惑ったが、だんだん引き込まれていった。さすが宮部みゆきだ。

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投稿者：HIRO　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ドキドキが止まらない。

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投稿者：あっちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

いいです!!
バラで買うと続きが気になってしまいます。「上」はファンタジー性が強いのですが、何か隠れているような気がして仕方ない、といったところ。

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投稿者：るう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

何を書きたいか、表現したいかはわかる。
だけど何もこうもったいをつける構成にしなくてもいいのでは？
余計なまわり道がなければ半分のページで終わる話。
水増ししたものを読まされた感じがする。

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投稿者：nap　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

まだ上巻なので、今後どんなふうに展開していくか。
ただ、物語の中とはいえ、中学生が同級生をカッターで殺すっていうのはどうだろうか。
しかも、今の所、悪いモノに取り憑かれたせいで、とか安直な設定だし。

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投稿者：やさし　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

英雄とは、この世界とは、物語とは。世界観がしっかりつくられているなと思いますが、かっこいい兄がある日中学の同級生殺傷事件を起こし行方不明になるその日の家族の描写がリアルで、もしと想像するだにおそろしい状況です。ファンタジー世界に行く前にこんな怖いリアルになるってことがまずさすがだなと思いました。

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投稿者：ぽんすけ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私にも主人公と同じ小学5年生の娘がいるが
私の娘が幼すぎるのか、こちらの主人公はとても小学5年生には思えない考え方や言葉遣い・・・どうも無理があるようでしんどかったです。
話の設定は面白かったけど、全てにおいて著者の都合の良いことばかり
無理に進めている感じを受けました。
とても楽しみにしていたのに残念。