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ゆめので暮らす5人の群像劇。それぞれの描写が上手い。
はじめはバラバラだった5人が少しずつつながっていく。
下巻に続く!
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見事に救いの無い登場人物たちの群像ドラマ。上巻はそれぞれの状況説明から始まり、その人勢が崩れだしながら、ミアミスを重ねつつ、クロスオーバーしていくであろう序曲として話が終わる。
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東北のとある地方都市の、性別年齢職業バラバラの5人が・・・・・。
これからどんな展開となるのか。
下巻へ続く!
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現代社会風刺を交えた小説。
メインは生活保護の不正受給、地方経済の衰退、それに伴う治安の悪化
公務員の怠慢など、現代社会のアンチテーゼと言える作品。
その裏にはそれぞれの思惑、生活があって人は皆勝手な生き物だという
人間自体の性悪を風刺してるような作品。
面白いがリアルすぎて胸が苦しくなる
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構成的には同著者の「最悪」と同じで、章ごとに複数人の登場人物の視点で物語が進んでいく。
複数人の登場人物がいるが読みやすい。
後半、タイトルにあるように何がどう「無理」になっていくか楽しみ。
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某県ゆめの市。典型的な冴えない地方都市に暮らす、暴走族上がりの詐欺セールスマン、新興宗教にはまる中年保安員、東京での大学生活を夢見る女子高生、選挙を控え落ち着かない市議会議員、生活保護を担当するバツイチ公務員。
閉塞感のかたまりのような彼らの日常にやがて事件が起きて…。
うまくいかない人生はいったい誰のせいなのか。自分か、国か、自治体か、家族か…。同情する余地のない弱い彼らだが、そういって突き放しきれないもやもやとした気持ちが残る。
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登場人物多くて付いていけるかなーと思ったら、
読みやすくてすんなり。
テンポも良くて読みやすいんだけど、
話が暗め。。。
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2012/06/30読了。東北(多分福島)の地方都市が舞台の群像劇。タイトルからしても、この作者の『最悪』や『邪魔』と同じジャンルですね。危ういながらも何とか毎日を送っていたひとたちが、ちょっと踏み外したらガラガラと、あっという間に平穏が崩れていくという流れは共通してます。
救いも感動もないけど、登場人物たちの状況がほんとに”無理!”ってとこまで行っちゃってるので、自分が抱えてる悩みなんてこれに比べたら全然たいしたことないや頑張ろ!って、なんかスッキリして勇気でる所がこの小説の良いところ(笑)
いま旬な話題の生活保護不正受給とか、新興宗教とか、地方都市のかかえる問題とかが背景に織り込まれててすごくリアリティがあり面白いです。
主要な登場人物5人は、少し弱さとか狡さとかお人好しなところがあるけど、人間ってそんなもんだよねって思えるレベル。でもまわりに異常な人や困ったさんがいると、隙をついて無理難題が降ってきちゃうんだよね。現実世界にもありそうです。
『ララピポ』みたいに5人の人生が交錯してくのかなと期待してたんだけど、ほとんど交わらなかったのは残念でした。もうちょっと膨らませて欲しかったな~!
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上下巻を1日で読了。
まず、感想。そんなにおもしろいかな、これ。奥田英朗は好きな作家だけど、好きな作家だからこそ辛口でレビューしたい。
上巻で散々いや~な性格のキャラの紹介をイヤイヤ読み進み、下巻の収束に期待したら、なんかバカなキャラが強引に結末に引きずり込まれて、これ作者はプロット練って書いたのかな?と疑ってしまう展開。
帯にあった『一気読み必至』って、そりゃ、こんな薄っぺらい内容なら1日で読めるさ。
折角、イヤな思いして上巻読んだのにそのキャラを生かしきれてない下巻にがっかり。
この本を傑作と呼ぶことが『無理』な感想でした。
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地方都市ゆめので暮らす、五人の登場人物。今の時点では登場人物同士のからみはまだ出てこないが、後編も楽しみだ。
個人的には宗教にはまってるオバサンの展開がおもしろそう。
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相変わらず悲しくさせられます。
下巻もあるのですが、気分がダウンしてしまいそうなので読むのは辞めておきます。
こういう取捨選択ができるようになってきたのは、自分自身一つ成長かなと思う。
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奥田英朗の小説は、毎回読んでいて思うんだけどどうでもいいような描写が多い。
でも、それが却って読みやすさにつながってる。
「無理」も勿論そう。
だから、小説の世界ではなくリアルな世界の出来事かのように読み進めることが出来る。
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地方都市の普通の人たちを描いた話だけど、日本が抱える社会問題を濃縮した感じ。5人がばらばらで主人公として登場するけれど、どれも心理描写が上手くて、自分もそれぞれの登場人物になったみたいに、感情移入してしまう。ちょっとずつ歯車が狂い始めた登場人物たちに、救いの手があるのか、後半にも期待。
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「最悪」「邪魔」に連なる二字熟語群像劇。待ってましたとしか言いようが無い。面白い。下巻に入ると雪だるま式に絡み合いながら怒濤の展開が待ってるんだろうなぁ。
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負のスパイラルに落ちていく5人それぞれの話。
最後に一つに″集まる″が、それはそれで偶然。話の展開にはテンポがあり一気に読めたが、残ったものはないもない。ただ傍観者として「そっかぁ」と、読了。(下巻まとめての感想)