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この作家は、話の構成がうまいと思います。登場人物はどちらかといえば、弱い人々。日々の社会の中で、生命の大切さを中絶問題を絡め、心霊なのか、精神疾患かはあるが、赤ん坊を守り、出産にいたるのは、母性への作者の重いでしょうか。ハッピーエンドです。過去の作品「幽霊人命救助隊」を読み返すかな
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高野和明さんの本、2冊目。
さくさく読める。
オカルト好きの私としては、精神病じゃなくて、憑依だ!!
精神科医はオカルトをこう読み解くのか・・・
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普通のありがちなタイトルで躊躇したが、高野さんの作品ということで購入した。さすが、期待を裏切らないサスペンス、ホラー、医療…作品だった。
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結構怖かった。
個人的に今まで読んだホラー小説の中では断トツに怖い。
解説でも触れているように、「憑依現象は超常現象なのかそれとも精神疾患なのか?」という精神科医と夫との討議は本書のハイライトの一つ。
読者もそのどちらかなのか判断がつかず翻弄されながらストーリーを読み進めていくことになる。
その迷いが恐怖を一層強めてる。
超常現象と割り切って読めるならいいんだけど、心霊現象に対してちょいちょい精神医学的な説明がなされると読者は安心させられるけどその一方で話にリアリティが出てくるから恐怖が増すんだよな。
しかも安心させられたかと思いきやそれを更に覆す心霊現象が待ち受けていたり。
まぁ単にホラー小説ということではなくて、精神医学的な話とかも興味深かったし、生命の誕生の神秘というものも感じさせられたし、メッセージ性の強い作品だと思った。
なかなか読みごたえはありました。
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面白かった!
妊娠・中絶を題材にしていて、女性としては興味深い内容だったのもあって、ぐいぐい引き込まれた。これは世の男性にも読んでほしいかな。
憑依・超常現象などホラー要素も含まれるけど、そこまで怖くはなかった。
途中、果波を捨ててしまうんではないかとも思ったが、ハッピーエンドで良かった。嬉しいエンディングだったので読後感は良。
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ジェノサイド、13階段に続いて、K・Nの悲劇を読みました。医療ミステリー&ちょこっとホラー な感じでした。夜一人で読んでいたら、物音にびくっとしました(笑)でもこれまた、人の誕生/中絶といった考えさせられるテーマに踏み込んでます。
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3冊目の高野さん。読みやすさ、ぐいぐい引き込む力は相変わらず。妊娠、中絶、母性、などなど、テーマも深かった。「ジェノサイド」「13階段」に続いて読んだ3冊目にして初めて、ラストが読めちゃった感があったことがちょっとだけ残念。
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ホラー的な医学ミステリー。
修平と果波の夫婦に子供が出来るが、経済的な理由から夫の修平は
中絶の結論を出す。
その時から妻の果波に別人がとり付いた様な現象が現れだす。
医師の磯貝の協力の下、果波を正常に戻す為の戦いが始まる。
夫は霊の憑依現象ととらえ、医師の磯貝は精神病ととらえる。
霊であれ、二重人格であれ、果波の精神を乗っ取っている人物の
正体を暴きだしクライマックスへと進んで行く。
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若い夫婦の中絶への葛藤から始まる解離性障害、憑依とそれの治療、出産に至る過程を描いた医療ミステリ。
医学と宗教、愛と憎悪、現実と理想。
全ての事象が一面からだけでは理解し得ないことを改めて学びました。
無駄の無い心情描写、最後まで一気に読めます。
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内容も確認せず読み始めて。。
4ヶ月前に流産したばかりの私にとってはヘビーな内容でした。
でも最後まで読めました。
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ホラー小説は好きではない。なぜなら読んで怖いと思うものが余りなく、つまらないと思うことが多いからだ。
しかし、本書を読んで非常に怖いと感じた。いわゆるホラーもののように得体のしれないものが出てくるわけではなく、人間の精神の話だが、それだけにすごくリアリティがあった。やはり世の中で恐ろしいのは人間なのだ。
面白さという意味ではジェノサイドより面白かったと思う。
ただ、この人やはり題名の付け方がとても下手。本書も余り読む気にならない題名だと思うのだが。
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妊娠から出産という誰もが直面する可能性がある問題に対し、人としてどのような心構えが必要か?人によっては、過去を悔いるような問いを突きつけられることになるだろう。顔をそむけずに、目を見開いて見て欲しい。
夏樹夫妻に、膨大な印税をもたらしてくれたベストセラー本の背表紙には、『快適暮らし学』と印刷されていた。夫妻が、新しいマンションに引っ越してから、一ヵ月が過ぎた頃『快適暮らし学』の販売部数は、目に見えて落ちていた。一方、妻、果波のお腹の中には、小さな命が芽生えていた。夫、修平は、とても子供を持つ余裕などないと考え、妻に「残念だけど、今回は見送ろうか」と話す。
中絶手術の前日、果波が処置のために入った分娩室から、果波がの絶叫が聞こえてきた。果波は全身に痙攣を起こし気を失ってしまう。
いやあ、高野和明さん凄いです。『ジェノサイド』のような壮大なスケール感はないが、妊娠から出産という誰もが直面する可能性があるテーマに対して、人として避けては通れない問いを投げかけてくる。この本は、高校生以上のすべての男性に読んで欲しい。オスとして生きる前に、人の男として生きるための誠意を身につけておく必要があるからだ。
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ん〜、仕事で成功し、調子に乗って嫁の気持ちを全く汲むことができなかった主人公に全く共感できなかったためか、他の高野作品ほどのめり込めず…
それでも文章自体は「読ませる」ものがあり、「この先どうなる?」や精神的な病なのか、本当に憑依なのかが気になって、普通に「面白い」と思いながら読むことはできました。
真相としては現実的ともオカルトともとれる内容ではありましたが、個人的にはちょうど良い落としどころだったように思います。中途半端かもしれませんが、心霊現象ぽさを出しすぎていたら、多分い非常にガッカリしていたかな、と。
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初めて読んだ高野さんの本。ジェノサイドや13階段しか知らなくなんとなく読んだらすごく読みやすくさくさく読めた。
あらすじにサイコホラーと書いてあったのでわくわくしていたら、憑依とか幽霊とかそっち系の話でちょっと期待外れだだったかな。
母親になろうとする女性の強い気持ちが描かれていて、もし自分が同じ状況の時に読めばもっと共感できることが多いんだろうけど、ちょっとまだイメージできなかった。
妊娠しといて、自分たちの都合で子供をおろすことは自分勝手だし、それは子供を殺すことだ、という強いメッセージを感じるが、それもまたまだ私にはファンタジーかなぁ。。。
それにしても久美ちゃんはすごくいい女性だったんだろうなぁ。
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ホラーだったんだ・・・?
知らないで購入してしまった・・・。
怖いし、あんまり好きな話じゃなかったな・・・(涙)
これといった感慨もなく・・・
あんまりパッとしなかったかな・・・
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