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経営イノベーション50研究会というところが書いた本ですが、実態は日経BPさんが書かれた本です。競争に勝つ条件はICTであるというかなり挑戦的な本だと思います。ICT業界に身を置くものとしては、書かれてあるICTの具体的な技術や内容はわりと陳腐なものではありますが、かなり読み応えのある本だと思いました。
以下に気になることを列挙しますと。。。
(1)製造業における業務革新を巻き起こしたICTはあまり存在しない。ただ、その中でも、各製造業が如何に努力しているか。我々もICT業界ではあるが一つの製造業だと考えた場合、我々の商品を製造する際にどれだけ競争に勝つための努力(考える努力)をしているだろうか?ICT業界における原則のひとつ『50年間にわたって課題でありつづけるのは、ソフトウェアの生産性である』。ここにブレークスルーの種があるのでは。
(2)グローバル技術動向を把握する。
「これは」と思うICTを見つけた場合、従来の販売代理店としての仕事だけではなく、海外のICT企業の技術パートナーになる意気込みで取り組む必要がある、自前主義をやめ、相手の技術の機能強化に一端を担う、世界最先端の事例に適用し、そこで得た知見を海外のICT企業にフィードバックする。(引用)
こういう活動をすることも一つあるのだろう
(3)真に新しいモノをデザインするために
新しい何かを考える時、コンシューマICTに詳しい若手をチームの一員として入れること、。新規事業を作る場合、事業企画のスタッフとICT担当の若手が対話することで「実践を通じて必要な人を育ててしまう」効果がある。
(これも引用)
(4)最後に一番気になった言葉、早稲田の根来教授の記事
①ICT込みの商品。ICTを前提にして利用するような商品・サービス。商品がICTでラッピングされる
②将来、ビッグデータの個人所有への移行が起こる。
これは、考えさせられる種だと思います。ビックデータがそのサービスの提供側ではなく、個人の所有となる。その場合どういうプラットフォームをだれが持つべきか・・・・
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ICTが如何にこの50年のビジネスに貢献しているかを説く。
「コンピューティングパワー」「インターフェイス」「サービス」という3つの階層にわけて、各年代の出来事、企業が行っているビジネスを解説。
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☆2800円
●ITCの50年史とこれからの動向、経営の本質、分かりやすく体系的にまとめられている。もう一度読みたい。
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ちょっと読むのが遅かったかと思ったけれど、自社の経営についての提言と、お客様へのIT提案と、両方に対して充分役に立ちそうだ。
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競争に勝つ条件とは?
→1.経営者自身が経営判断をする
2.ムダな投資はしない
3.目の前の壁を一つ一つ乗り越えていく粘り強さがある
4.他社ができない独自性を出すための努力を怠らない
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編著の研究会のメンバー(ライフネット岩瀬副社長、コマツ坂根会長、ローソン新浪社長ほか)に惹かれて買ってみたのだが、正直がっかり。競争に勝つ条件を、ICTを軸に語ってしまっている。このメンバーでICTはないだろう。このタイトルだと、もう少し幅広な問題設定を想定してしまう。メンバーがメンバーだけに、非常に残念。
ただ、ライフネット岩瀬副社長の5つのキーワードは参考になった。歳ほとんどかわらないのに…。
シンプリシティー(容易さ)、トランスペアレンシ―(透明性)、インテグリティー(誠実さ)、エンパワーメント(力を与えること)、エンゲージメント(約束)