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ミドルレンジだったかなぁ。と、少し帯に文句つけてみたり。少し中途半端な気もするけど…総じて恋愛小説ちっくに楽しみました。
甘やかな時間もいつか終わるけど、いまは、このままで。そんな感じなのかな。
小6の春休み思い出したな。
誰かが誰かを想って絡んだままのあの感じ。なつかし。
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大人な関係!?
ぶつかっても修復できる関係は素敵。いろいろと悩みがあっても、生活していく。
人と嫌なことがあっても人は人と暮らしていく。
人と一緒に過ごしていく。
それが人として当たり前のこと。
お互いに癒せる存在になりたいものですねー。
悩みが悩みを呼び、その関係の中でお互いに癒される体験をいかにできるかが大切であると思いました。
微妙な距離に乾杯!
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なかなか良かった。こんな風な同居人いたら嬉しいだろうな。ただ、りりかと桜庭の、会話がどっちが話してるのかわかりにいくい
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家と仕事が決まれば離婚しようと決意した35歳主婦。
同窓会で再会した同級生が、一緒に住もうと誘ってくれた。
仕事も紹介してくれ、戸惑いながらも彼の申し出を受け入れる。
彼の家には彼の先輩も住んでおり、3人の同居生活が始まる。
夫の浮気で離婚することになる彼女を救った彼も、実は不倫の恋をしていて。
冷静で穏やかに見える先輩にも、挫折を味わった過去があって。
大人だから顔には出さないけど、大人だからわかってしまう痛み。
ちょっともどかしく感じつつも、惹きこまれるストーリーでした。
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おすすめ文庫王国で、なんだか二度も書名が出てきて、そんなにいいのかと思って読んでみた。もちろん悪くなかったし、すらすらとおもしろく読めたのだけど、ベストとかに入るほどいいかなあ?という感じ。
登場人物たちの細かい、ときにクドイほどの心の動きが描かれているところは好き。ああ、人って、いちいちいちいち心のなかでこうかなああかなとたえず考えてるところあるよなあ、と。
ただ、桜庭とりりかが同じベッドで寝るとか、なんかそういうのってどうなんだろうと思ったり。リアルなのかどうかよくわからないという感じ。
全体的に少女マンガっぽい感じがするような。
あと、どうでもいいけど、表紙がマンガっぽいのがどうも苦手。りりかって名前もどうなんだろう……。あと、タイトルが何度見ても覚えられない……。
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楡井さんの作品、久しぶりに読んだ。
相変わらず傷を負った男がうまく読者をくすぐるなぁ(笑)
桜庭さんの寄り添い方がずるいし、格好良い。
でも、りりかが悩むのが何度も堂々巡りで、また? 感が滲んだ。共感できないし、途中でぺらぺらに感じた。
ただ、ご飯とお酒のシーンは時間がゆったりでなんとなく良かった。
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「本の雑誌/おすすめ文庫天国2013」おすすめ恋愛小説ということで、初めて知った楡井 亜木子 さん。
りりか、武藤、桜庭、それぞれに切実な悲哀を抱えているのだけれど、書き方によるものだろう、きわめてライト。
“痛みをもった人は、痛みをもった人に寄り添える”ということなのかな?皆お互いを思いやっているさりげない優しさがとてもあたたかい。
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家と仕事が決まったら夫と別れて故郷に帰ろう、と35歳の小野りりかは決意していた。そんな彼女を、高校の同級生で地元の銀行に勤める男、武藤が「おれたちと住もう」と誘う。彼は塾の講師をしている高校の先輩、桜庭と同居しているのだという。無愛想な桜庭に途惑いつつも、徐々に三人での暮らしに慣れていくりりか。しかし次第に、武藤と桜庭もそれぞれままならない事情を抱えていることを知る。
結婚を機にOLから専業主婦となるが、夫の不倫相手が妊娠し離婚に追いやられたりりか。地方銀行の最年少副支店長に抜擢されて仕事では期待されているが、私生活では人妻との恋に身を焦がしている武藤。高校教師をしていたときに、自分の父親が生徒を交通事故で死なせていまい、心を閉ざし引きこもっていた桜庭。30代後半というと、社会に出てそれなりに人生の機微も経験している年代であろう。相手の事情をそれとなく察し、離れすぎず踏み込み過ぎない3人の大人な距離感が心地よかった。
男女が一つ屋根の下で暮らすとなると、友情か恋愛かといった問題が出てきそうなものだが、3人の関係にはそのどちらも当てはまらない。かつて人生の危機に直面した時に助けてもらったことから、友情よりもさらに深い関係でつながっている「義兄弟」という言葉で、3人は自分たちの関係を表している。物語には「義兄弟だから」という言葉が頻繁に登場する。義兄弟だから、遠慮しない。義兄弟だから、裏切らない。義兄弟だから、困っていれば無条件で手を差し伸べる。3人がそれぞれままならない事情を抱えて生きていくことに変わりはない。しかしこの物語の唯一の救いは3人が出会い、義兄弟の契りを交わしたということである。たとえ将来、離れて暮らすことになっても、3人は心で寄り添いあっていく
だろう。人生はほろ苦い。しかしそれに耐えるためのささやかな温もりも、人生にはちゃんと用意されていると感じさせる物語だった。
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なんかいいな〜って思いました(ノv`*)傷つくところから始まってだんだん癒えていく感じがポッとなりました(*゚д゚*)
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2013年おすすめ文庫王国恋愛小説No.1。だけど、単純な恋愛小説じゃないです。と言うか恋愛小説ではないかも。
35歳のりりかは7年の結婚生活に終止符を打ち、故郷に帰ってきます。住む家も仕事もないところに高校の同級生武藤が、仕事と家を提供すると言い出します。その家とは武藤の家。そこには既に武藤の先輩、桜庭もいて、三人のルームシェア生活が始まります。
しかし、武藤、桜庭にもそれぞれ重いものを引きずっていました。
最初はよそよそしく始まる共同生活の中で、三人は心を通わせ、ある時は反発し、物語は展開して行きます。三人の心の軌跡の物語です。
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女1男2がひょんなことから一つ屋根の下で暮らす物語。
読みやすい文章だったが、特に何が起こるわけでもなく
最後にどんでん返しもなく、少し物足りなかった。
みんな何かしら「脛に傷」があるものの、至って普通の3人の暮らしを描いているだけだと思った。
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『猫』
ちょっと設定よりもキャラクターが若いかなと思う。
読み終わってなにも得ない、だけど失いもしない。
なんでもないが必要な時だってある。
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結構好きかも。
りりかと武藤くんと桜庭さんの奇妙な同居生活。
りりかの心はどちらに傾いていたのだろう?
どちらでもなく、1人になるのが怖いだけ?
ーーー
家と仕事が決まったら、夫と別れ故郷に帰ろうーー三十五歳の小野リリカは決意していた。そんな彼女を、高校の同級生枝地元の銀行に勤める陽気な男・武藤が、「おれたちと住もう」と誘う。高校の先輩・桜庭と同居しているのだという。無愛想な桜庭に戸惑いつつも、徐々に三人での暮らしに慣れていくりりか。しかしそのうち、他の二人もそれぞれ「脛に傷」を持っていることがわかってきて……。ほんのりビターで甘い、大人の物語。
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同年代の男女の少し変わった同居生活
今ひとつ現実味がなかったので、深く没入できなかった。
起承転結を持たない構成にしているのだが、話に流れが欲しいような、そんな感じの読了感だった。
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高校の同級生と、彼の先輩と、奇妙な同居生活でひとつ屋根に住むことになる、夫の浮気により離婚したばかりの傷心りりか。
なんとも三者三様に相当な変わり者、世間で言うところの変人の一歩手前という感じだけれど、それぞれに苦しい過去や現在の悩みを抱えて不器用に生きている、という姿が切ない。
淡々と進んでいく物語は、果たして作者がどういう結末を用意しているのだろう?とちょっと不安になるくらい微妙なバランス感覚で綴られるのだけれど、コレがある意味で魅力なのかも知れん。
ちょっと不思議な読後感でしたね。