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●内容
・経済ジャーナリストによるバフェット名言集
・バフェットのさまざまな発言から、その金銭哲学に迫る。
●コメント
○選択と集中の視点。ムダなこと、苦手なことには手を出さず、「強み」で勝負する。
(引用)
・成功は、飛び越えられるであろう30センチのハードルを探すことに精を傾けたからであり、2メートルのハードルをクリアできる能力があったということではないのです。
・自分は一生に20回しかパンチを入れてもらえないカードだと考える。財務的な決定一回につき一度のパンチだ。小さなものにちょこちょこ手を出すのは控えるようになる。決定の質が上がり、大きな決定をするようになる」
・バフェットは庭の手入れなどしなかった。広い庭を持つアメリカの地方都市の家では珍しいことだ。しかし、バフェットにとっては、芝刈り機を押すのと、読書にふけることのどちらが大切かなのかは明らかだった。
・判断のしようのない事柄について、あれこれと考えて時間をムダにすることは避けるようにしています。判断というのは、5分でたやすくできるものです。そんなに複雑なものではありません。
○倹約。すべては投資の原資であり、目の前の小銭も将来の10万ドルになりうるものと考える。
(引用)
・バフェットは自分自身の散髪にもこう自問した。「ほんとうに私はこの散髪に30万ドルを費やしたいだろうか」
散髪代も長期運用すれば30万ドルになる。それがバフェットのマネー感覚だった。
家もそうだ。…以来、半世紀以上も住み続けている。バフェットは家を買うお金も惜しみ、家に「バフェットの愚行」という名前をつけている…
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桑原晃弥/著
成功と尊敬を同時に手にする大富豪であり、投資家、経営者として名を馳せるウォーレン・バフェットの名言を収集。マネー感覚から成功のコツ、震災後の日本へのメッセージまで、幅広いテーマの言葉を整理。
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投資で成功したバフェットの教訓機知に富む。
バフェットは投資だけでなく、人としての生き方を教えてくれる。
①自分が一番になれる分野で勝負すること。
②自分の知識の枠組みを超えないこと。
③前例ではなく道理を重視
などとても参考になった。
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自己啓発本?ビジネス本?
ほとんど読まない系統の本なのでジャンルがわからないのですが、
富裕層の代表みたいな著者が『富裕層の税率を上げるべきだ』と言えるのはかなり立派だと思いました。
人として・投資家としてのバフェット氏のポリシー等が教えてもらえます。
前半部分は自分の職業でも大切なことなので、実行できるよう頑張ります。
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■ファイナンシャル・マインド
1.来週抽選が行われる宝くじと、少しずつ金持ちになるチャンス。
人はたぶん、前者のほうに可能性を感じてしまうのでしょう。
2.成功は、飛び越えられるであろう30cmのハードルを探すことに精を傾けたからであり、2mのハードルをクリアできる能力があったということではない。
3.有能な騎手も、名馬に乗れば勝てるが、骨折した駄馬に乗っては勝てない。
4.まず自分自身が顧客になり、次に他人のために働くべきだ。
1日1時間を自分に充てるべきだ。
5.ビジネスの世界で最も危険な言葉は、5つの単語で表現できます。Everybody else is doing itです。
6.小さなことで規律を破ると、大きなことでも破るようになる。
7.人は習慣で行動するので、正しい思考とふるまいを早いうちに習慣化させるべきだ。
8.独力で考えなかったら、投資では成功しない。
9.他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に。
10.最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。
11.本当に重要なことだけを選んで、それ以外は「ノー」と断ることも大切だよ。
12.知性、エネルギー、そして誠実さ。最後が欠けていると、前の2つはまったく意味のないものになる。
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彼を強欲な金持ちだと思っている方も多いかもしれませんが、本書を読めば、堅実で、誠実な人物像しか浮かび上がっていません。
手軽な新書なので、良く読み返しています。これで900円はCP良すぎです。
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資産家であるバフェットが話した103の名語とそのエピソード。
資産家になるために、とお金の話ももちろん出てきたがそれだけでなく人生を成功するために必要な言葉もいっぱいあった。
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1ページ毎にまとまっているので読みやすかった。ところどころケチ過ぎないかという箇所はあったが共感出来る部分も多く合った。
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会社のために働いて損害をだすのは理解できます。
しかし、会社の評判を少しでも損ねたら容赦しません。
幸福な1パーセントとして生まれた人間には、
残りの99パーセントの人間のことを考える義務があります。
2013.08.07
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バフェットとは美しい心の持ち主なのだと思う。自分が利益を得るというより、利益を出して欲しい企業を応援し、その結果として報酬をもらっていると思っているのだろう。お金持ちの余裕かもしれないが見習うべき言葉は多数ありました。
他人が貪欲になっている時は恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に。
会社のために働いて損害を出すのは理解できます。しかし、会社の評判を少しでも損ねたら容赦しません。
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言うまでもなくバフェットはアメリカ最大(世界ナンバーワン)の投資家であり、慈善活動家でもある。そのバフェットの言葉を集めた本。270ページの本だが、ページの片方にバフェットの言葉を大書してあり、対向ページにその解説がある。解説の中にも同じ言葉は引用されているので、この本、半分のページ数でもすんだのではないか。
バフェットの投資関係の言葉で有名なのは「ルール その1:絶対に損をしないこと。ルール その2:絶対にルール1を忘れないこと」だが、それはこの本にはない。本書の中で心に残った言葉を挙げれば、
「幸運な1パーセントとして生まれた人間には、残りの99パーセントの人間のことを考える義務があります」
たいていの「幸運な1パーセント」は99パーセントのことをほとんど考えていないだろう。数兆円の資産を築きながら、子どもには50万ドルしか残さないというのは徹底していると思う。チャールズ・エリス「敗者のゲーム」でも社会貢献の重要さに言及してあったが、すべての資産家はこうありたいところだ。
サラッと読める本なので、バフェットの人となりを手短に知るにはいいかもしれない。ただし、バフェットの言葉通りに投資を実行しても、バフェットのように資産を増やせるわけではない。バフェットは時代と運に恵まれた人、というのが通説だ。
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投資の神様といえども、凡事徹底を貫いていることが良く判る。とはいえ言うは易し。例えばビジネスの世界で最も危険な言葉は”Everybody else is doing it"とある。皆がやっていることをしない。ただ、これは単に皆の逆を行けばいいというものではないし、まして、底の浅い逆バリなども意味しない。
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人間も捨てたものじゃないのはこういう高潔が人がいるから。バフェット氏は投資の神だが、人格も神のように崇高。兆単位の資産があれば金銭感覚が麻痺しそうだが、謙虚さを失わないのは確固とした高い精神性があるから。
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いくつか印象に残った事項を挙げておく。
・まずまずの企業をすばらしい価格で買うより、すばらしい企業をまずまずの価格で買うことの方が遥かに良い
・10年経った時、どんなアプリケーションソフトメーカーよりアイスクリーム企業の方が生き残っている可能性が高い
・失敗した場合でもその経緯を説明できるようにしておく。つまり、自分が完全に理解できることしかしない
・『なぜ自分は現在の価格でこの会社を買収するのか』という題で一本の小論文を書けないようなら、100株を買うこともやめたほうがいい
・ベン・グレアムを知る人は多いのに、彼の理論を実行に移す人は少ない。どうしてでしょうね
結局、ウォーレン・バフェットの成功の要諦とは、
道を逸れずに理論や築き上げた信念に忠実であり続けること、なのかなと感じた。
本書ではしばしば対比としてウォール街が登場するが、トッププレイヤーや実践手法が時代で移ろい、情報が目まぐるしく飛び交うのではなく、オマハの環境やバフェット氏の投資理論はずっとベン・グレアムに学んだことを実践し続けている。長い投資人生の中で、最初に学んだ理論に自分なりのアレンジを加えたり、参考にできない部分は一部取捨選択することなどはあるが、原型が壊れるほどの改変はなく、核となる投資理論は不変である。
ただ、変えないだけでなく、それを実践し続けるには周囲のノイズに惑わされない強い信念が不可欠である。膨大な読書と師と仰ぐ人物と共に実際に働いた経験がそれ養成したのだろう。
確固たる理論を学ぶ、もしくは形成することと、それを実行し続ける勇気を学んだ。
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バフェットからの手紙や賢明なる投資家より読みやすい。訳文や長文ではない分、細切れに読み進められるし、エッセンスを読み取りやすかった。書かれていることは上記の2冊にあることも多いが、バフェット入門書的な位置付けに良いかと思う。