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誰かがきょうもあなたを見ている、かもしれない。
住宅調査員という仕事がおもしろかった。たしかにそれは端からみたら不審者だよなあ…。
なんということはない「おばさんたちのうわさ話」がこんな結果に…!
怖い。
純弥がどう絡んでくるのか分からなかったけど、なかなか良かった。
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劇団員であり、住宅地図の調査員のアルバイトをしている夏帆が、通り魔事件に巻き込まれていく。
重いなあ。
事件そのものより、夏帆の家族や親戚の介護、30歳過ぎて東京で不安定な生活をしている夏帆への風当たりの強さ等々の印象が強くて、事件が霞んでしまった。
(図書館)
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タイトルどおり世間の人々の視線をさまざまな角度から捉えたミステリー。語り手は独身の劇団員、夏帆。地図づくりのために表札の調査をアルバイトとしている。担当している区画で殺人事件が起こり、巻き込まれてしまう。犯人は意外な人物。苦い味がする作品。
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一癖ありそうな主人公の女性が、殺人事件に巻き込まれていく。みたいな内容。変に理屈っぽくて、登場人物はごちゃごちゃしていて、その割にあっさりした結末。 なんか消化不良というか、疑問点がいくつか残ってしまうような作品。
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僕が育った町はドが付くような田舎だった。JRは電車じゃなくディーゼル車で、時刻表は1時間に1本あるかどうか。だから都会への憧れは少なからずあったように思う。
そのJRで1時間かけて通う高校に進学した時はすごく都会(町じゃなくて街)に出たような気がしたし、同級生の家が新興住宅地のニュータウンだと知ればそれだけで不思議な憧れを感じたものだ。
ニュータウンのイメージは、洋風で立派な二階建て、車は軽トラじゃなくファミリー向けセダン、自転車置き場にも綺麗な屋根が付いていて飼い犬のご飯は柔らかいペディグリーチャム。なんて結構な思い込みで憧れを膨らませてたものだ。
高校3年になった頃、家庭の事情で親類に迷惑をかけ、でもそれが悔しくて素直に付き合えず逆に反抗していた事ががあったけど、その家族が住んでいたのも都市部のニュータウンだった。勝手だけど憧れは嫌いに変わった。
今思えばそんな感情は知らないうちに薄れ、皆が憧れたニュータウンも高齢化や空き巣に狙われやすいセキュリティ問題など当時のイメージを残さない。
人の気持ちも物事の価値観も知らないうちに想像もしなかったように変わってしまうものだと、改めて思う。
この小説の舞台となる埼玉県のとあるニュータウンも例に漏れず。良く言えば平和な街、内実は「隣は何をする人ぞ」だ。
何をする人か、、知らない方が良い事もあると言うのが現代の事情かもしれない。
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地図の調査員のアルバイトをしている劇団員が事件に巻き込まれていく…。ご近所の主婦の噂話が事件の鍵に。設定は面白いけど、テンポが悪いし登場人物がそう多くない割りに分かりにくい。
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この方の本初めて読みました。面白いです。
ストーリーの面白さ、というよりも主人公の造詣の面白さといいますか。
まぁ確かに、こういう立場でずっと生きてきて、このくらいの年の人ならそんなナナメな物の見方や冷ややかな感情になってしまうだろうなと、思わせられるといいますか。
そういう意味で主人公、およびママ友の年齢設定が絶妙ですね。
この主人公、学校時代もあんまり仲良しとかいなくて、女の子同士で
つるんで歩いたりするのが嫌いなタイプだったんだろうな~とか
いろいろ考えました。友達や知人では嫌ですけど、見てる分には
こういう人嫌いではありません。
ただ途中から展開が見えてしまいますね。ちょっと残念。
結構構成を練ったのだろうなというのは感じるのですが。
同僚の青年は主人公のことちょっと好きだったんじゃないかなと
思いました。
でもやっぱりそこもこの主人公ならではの思った通りの展開。
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主人公の夏帆が人間の嫌な部分全開で読むうちにネガティブな気分になってしまった。
仕事が生きがいというわけでもないのに結婚もしていない30代。
同年代の充実している女性に対しては妬みに近い感情を持つ。
どうにも共感できない性格の持ち主でモヤモヤ感が残る。
ストーリーも決して面白いとは言いがたく残念である。
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う〜ん…ダヴィンチで見て期待し過ぎたせいか、消化不良…。想像通りなのか、意外だったのか、どこが山場かも分からなかった。なにしろ他者に対する主人公の不満が多すぎて、共感より引いてしまった。
著者が強調していた30代独身vs既婚同級生のせんでいくのかなぁと思ったがそれも半端で、読んでいて大事なところを読みのがしてしまった、そんな気分。
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図書館にて借りました。
レビューはブログにて。
http://ameblo.jp/minori-0325/entry-11414981767.html
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ちょっとまどろっこしい部分もあったけだ、途中でやめるよりかは続きが気になるなあって感じだった。オチが怖いし、叙述ミステリだったんだなと分かるとまどろっこしいのもある種納得。
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+++
劇団員の夏帆は、アルバイトをしながら日々の生計を立てている。一人暮らしの32歳。20代のころのように素直に夢を追うこともできず、かといって郷里には戻りたくない。アルバイトの住宅地図の調査に訪れた埼玉県のベッドタウンは、小学校の頃に一時期住んでいた街だった。夏帆は小学校の同級生と再会し、その夜、彼女の家に向かう途中で運悪く通り魔に遭遇してしまう…。「日常の些細な悪意」の連鎖が引き起こす長編サスペンス。
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劇団員としても目が出ず、住宅地図調査員のアルバイトも充実しているとはいいがたい。32歳独身の夏帆がある日調査で訪れた、小学生のわずかな期間を過ごした街で、通り魔に遭う。そこから物語は展開し始めるのである。かつての級友たちは身勝手なおばさんになり、自分とは全く別の世界に生きている。彼女らの身近で起きた殺人を含む連続通り魔事件に否応なく巻き込まれることで、夏帆自身もいままで目を逸らしていた自分自身と対峙することになる。そして通り魔事件にどんどん深入りしていくのだった。住宅地図調査員として受ける視線、近隣の人間関係における視線、外部からのその地域への視線、世間全般からの視線。さまざまな視線が動機にもなり目くらましにもなっていて、恐ろしさがじわじわと足元から這い上がってくる心地がする。先が気になって手が止まらない一冊だった。
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2017.5.13 読了
なかなか 読後感のスッキリしない話だった。。。
けど、まあまあ 面白かったかな。
ご近所さんは 秘密がいっぱい??
ちゃんと連続殺人あり、
失踪あり、
次に狙われるのは 夏帆(主役)?
とかの推理もありで
なかなか!
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劇団員の芹沢夏帆は住宅地図調査のアルバイトを
先輩から引き継ぎ、キャリアも3年になろうとしていた
小学生の頃、三年間だけ住んでいた埼玉県の四ツ坂町に
調査員となって二十数年ぶりに訪れた時、同級生と再会します
その夜、夏帆は同級生の家の近くで不審者に襲われ
その近くで「ヒラスマサコ」という女性が殺害される事件が起こり
ヒラスマサコと夏帆のつながりから警察は夏帆をシロともクロとも
いえない扱いをします。夏帆の同級生の主婦仲間の連絡網が
事件の重要人物達を登場させ夏帆をいやおうなしに事件に
巻き込んでいき、狙われる夏帆
夏帆が握った決定的な証拠は・・・。
同じ年でも家庭を持っている人と独り者では
世界がかなり違ってくる
この年になってくると彼女たちの姿は未来の自分ではなく
自分には決してなれない他人だと気付いた時
夏帆は彼女達にいいようのない憎悪を抱きます。
お芝居や恋愛を諦めて田舎に帰っていった先輩のように
なりたくないと思っていたのに早く諦めろとまわりからの
無言の圧力がかかる。わずらわしい田舎での生活
同級生もほとんど結婚して子供がいる
生活への不満、将来の不安に自分だけなんで
こうなっちゃったんだろうと思わずにはいられなくなる
自分ではどうしようもない事がいくつも重なった時
弱音を吐きたくなることもありますね
夏帆の気持ちも分からなくはないです
しかし、この嫉妬や不満、夏帆が嫌っている
親戚の伯母にとても似ている
夏帆は何か変わったのだろうか
気持ちが落ちていく内容だっただけに
最後ぐらいすっきりとさせて欲しかった。