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この5年間世界経済の原則は止まらない、20~30代にとって最も有効な投資とは何か。人気エコノミストの最新経済予測。
前作が参考になったので前々作も読み、今回3冊目。
感想はうーん。。という感じです。前作から言ってる事が同じ。経済予測として得られる情報は変わりません。まあ、それだけ変わっていない(というか悪い方向により進んでいる)という事でしょうが。。。
本作では前半の章で経済の話はしてはいますが、後半は「お金にふりまわされずに生きるには」と、ほとんど自己啓発本になってます。
言ってる事は正しいと思いますがごく一般的な事なので新しい示唆はなかったかな。。。
20、30代にとって最も有効な投資は自己投資、安易な投資はやめましょう~という論調でした。
前作で、フランスの大統領選はこれからの肝でサルコジが落ちるような事があれば大変、って確か書いてたけど負けちゃったよねえ、サルコジさん。そこにほとんど触れてないのも残念だなあ。
でもオランドはユーロ債に賛成なんだって。どうなるんだろうなあ、欧州。。。
ちょうど同じ時期に読んだタムコーが欧州大丈夫っ、ってちょー楽天的だったのに比べ、中原さんはちょー悲観的です。
まあ、中原さんのほうが正しい気がするけれど、それにしてもこの人そういう見方の傾向の人なんだろうなーという気がします。
こっちのほうが堅実ですが、ワクワクは少なそうです(笑)
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経済予測の精度が高いエコノミストが、今後の世界経済とそこから導き出される今後の我々の生き方にまで言及した作品。
先進国の金融緩和による金融資産の増加に加え、新興国の成長鈍化による金利引き下げからのマネー流出により、ばぶるは再び繰り返されると予測しているが、かなりの確率でこれは起こるのだと思う。
「その日」に備えてできる準備に尽力したい。
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昨年の震災以降、世の中が劇的に変わった。今までの価値観や経済の常識を見つめ直す必要があり、世界の経済状況と今後の行く末を知るにはこの本はシンプルにまとまっていていいと思う。自分と価値観が近いのでとても共感。若手のビジネスパーソンは読むべき。
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序盤は米国経済や欧州経済の流れをわかりやすく解説していて、最近の経済情勢と今後予想される動きが良くわかった。
ただ、後半は失速。前半とのつながりも特段なく、ただ仕事を頑張って自己投資しなさいとのこと。。
著者の本は好きな部類だけに、物足りなさが残りました。
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うーん。タイトル通り今後どうなるので今後どうしよう、という内容かもしれないが、こんな本を読む人に対して、経済の現状説明と今後よくならないからもっと若い人は自己投資して真面目に仕事をしなさい、と説くのは、正直期待外れ。書いてあることも前作とほとんど同じ。応援したいトヨタも同じ。1.5★
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経済本というか自己啓発書というか・・・
これからの経済動向が悪すぎて書くことがないということなのでしょう。
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アメリカとヨーロッパの今後の景気動向がよくわかった。量的緩和のリスクも。麻薬のようになってしまっているのか。。
明るい見通しが少ないだけに、このような将来予測をしっかり持った上で、これからの自分の価値、やりたいことを常に意識して、これからの人生を主体的に選択していくことが重要と感じさせられた。
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金融のコンサルタントの著者が、現在の世界経済問題を平易な言葉で解説してくれている。マネーが過剰となり、実体経済ではなく、金融経済が幅をきかせていることや、経済学や資本主義の限界があることなど。そして、まともな経済感覚を身につけることを勧めている。仕事に専念し、自己投資を怠らず、求められる人間たれ、という主張は常識的な内容だと思う。
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今後こうなる、という筆者の切り口を期待していたが、現状紹介だった。
うーん、、それはどこでも言われているしなぁ、と言った感じ。
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『これから世界で起こること』中原 圭介 さらっとした印象。各論に関して動向というよりも、全体的に世界はこんな感じです、というようになんとか新書よりも軽い感じで書かれている。だからといって、全く経済動向を知らない人向けに書かれている、というほど親切(例えを用いたりなど)でもなく、誰向けに書いているのか、それともあまり意識していないのか、目的がよくわからない。
とはいえ、基本的な金融市場、実体経済の動きをざっと整理することはできた。 米国の金融緩和→米国民が持つ株の資産価値上昇→お金持ちになって消費拡大 ただし、その反面、商品市場にもマネーが流れ込み、原油等の価格高騰→一部の(株などを持たない)米国民の消費減退になるリスクもある、とのこと。 また、世界的には、同じく商品価格が上昇することで、新興国でのインフレ圧力が高まり、経済情勢が悪くなる、とのこと。 初めて聞いた言葉としては、シェールガス革命の恩恵を受けるアメリカがガス社会を作り出し、ガス自動車を開発するのではないか、という話。 とにもかくにも、すべて論理だけはあっても、データ等による裏付けは非常に少なく、残念な印象を受ける。
少ない中でもメモしたいと思った数字達
「中国の消費者物価指数は、米国がQE2を実施する前月の10年10月には前年同月比でプラス4.4%だったのに対し、QE2が終了した11年6月には6.4%まで上昇していた」 (引用)
「中国では雇用のおよそ8割を担う中小企業と、中略、GDPの6割を占める中小企業、、、」
「政府規制の及ばない非合法な高利貸しが増加計画にあります。(中略)国有企業の余剰資金や役人の賄賂を溜め込んだお金までもが、その運用先として非合法な高利貸しに投じられている」
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参考になる見識というか至極真っ当な見解とも受け取れる.若いうちは,貯蓄ではなくお金を使って失敗する必要もあると.
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不況が長引くという予測、その根拠はとても説得力があった。足ることを知り、同時に自分を高めることの重要性を再認識。ただ、ネットを情報源とすることを批判し、新聞の薦め、アナログ人間が強いと論じる部分は認識が数年遅れていると自分には思えた。
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・バタフライ効果
どこかで蝶がはばたくと、どこかの国のぞうが倒れる。みたいな話。
ウオールストリート経済とメインストリート経済。経済の中核を担っているのは、中小企業。なぜなら、中小企業が雇用の大半を担っているから。経済の実情をみるには、中小企業を見なければならない。
シェールガス。今後のアメリカは石油社会からガス社会へシフトする?
EU本来の目的はWW2以降の平和維持。欧州の歴史は争いの歴史。その長く深い歴史は、EUを継続に導く?ドイツが牽引しているが、そのドイツがWW2の敗戦国でありところに、歴史の奥深さと、単純に面白さを感じた。
資本主義の本質。
日本人の「足るを知る」という美徳は欧米にはない。金融資本主義はまさにその対局にある。江戸時代の「宵越しの銭は持たねえ」という考え方。
なぜ、経済成長が必要なの?
「国や企業が銀行から借り入れた借金の利子を返済しなければならないから。」
成長をしない限りは、原資を取り崩して利払いに充てなくてはならなくなるため、絶えず成長が求められてしまう。
アメリカが実態経済から1995年ごろに金融経済にシフトしたその理由。それは、メードインUSAの国際競争力が、低下したため、労働の耐火として報酬を得る、実態経済だけでは国が豊かになれない現実があったから。実体経済により個人資産を積み上げた日本は、リーマンショック後も個人資産があまりへらなかったのはそのため。
資本主義の限界。
新興国の賃金上昇→より低賃金の国へ→もう多くない進出先。
日本企業も、韓国→中国→東南アジアと、シフトする。これは、古代ローマの奴隷制度の限界と似ている。
資本主義の限界があるところには、デフレあり。低賃金による生産が難しくなれば、薄利多売になることが自然の流れ。
正しく時代を読むためのヒント、という副題は正解。
資本主義社会とはなんぞや、を読むための良本。
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子供の頃夢に見ていたような明るい未来は来ない。少子高齢化が進み、企業はますますリストラを加速させ、景気はどんどん悪くなる。悪化を辿る一方の世界で、これからの20ー30台はどう生きて行けばいいのか。
民主党から自民党へ政権交代し、アメリカではオバマが再選されるなど、予想は必ずしも当たっていないが、これからの生き方の参考にはなるかも。
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少し古い本なのでこれから世界で起こることはすでに起こっているが、、QE3はすで米国はおこなっている、新興国の経済が傾き始めている。さてこれからどうなるという思いで読んだが、目新しさなし。経済学の限界を述べて経済予想ははずれると言う。ならばポートフォリオと思うのだが、一体化した経済で分散投資は意味がないとくる。最後は自分に投資しろ特に若い人はとくる。当たり前すぎて、、、