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ドリームトーナメント編全体についてのレビューです。
某所に書いたものを転載。
ドカベンは,水島新司先生がライフワークとしている国民的野球漫画です。
現在連載中の最新シリーズは,「ドリームトーナメント」編。
プロ野球全球団でドリームなトーナメントをして日本一の球団を決めようというお話です。
参加チームは,
実在のプロ野球球団の他に,
東京スーパースターズ,
四国アイアンドッグス,
新潟ドルフィンズ,
京都ウォーリアーズの四チーム。
この四チームは,様々な水島新司漫画のキャラで構成されてて,主要キャラの内訳はこんな感じ(なおカッコ内は登場作品名)。
東京スーパースターズ:
山田太郎(ドカベン・主人公)
里中智(ドカベン)
殿馬一人(ドカベン)
岩鬼正美(ドカベン)
四国アイアンドッグス:
不知火守(ドカベン)
土門剛介(ドカベン)
犬飼三兄弟(ドカベン)
マドンナ(ドカベン)
新潟ドルフィンズ:
岩手鉄五郎(野球狂の詩)
七夕竹之丞(虹を呼ぶ男・主人公)
新田小次郎(光の小次郎・主人公)
ジャンボ(へい!ジャンボ・主人公)
岡本慶司郎(おはようKジロー・主人公)
京都ウォーリアーズ:
微笑三太郎(ドカベン)
真田一球(一休さん・主人公)
中西球道(球道くん・主人公)
ちなみに三郎丸三郎(ダントツ・主人公)は解説者でした。
これはもう,事実上,この四チームでのトーナメントです。
しかも一回戦第一試合の組み合わせは,
スーパースターズ VS 新潟ドルフィンズ。
近年のドカベンでは稀に見る名勝負が繰り広げられ,
ほとんど事実上の決勝戦でした。
最終的にはスーパースターズが勝利。
あとはまぁ,おそらく決勝で京都を倒して終わりだろう(アイアンドッグスはどこかで負けるだろう),という雰囲気でした。
そして始まった一回戦第二試合。
阪神 VS アイアンドッグス。
誰がどう考えてもアイアンドッグスの勝ち上がりです。
ダイジェストで終わってもおかしくない試合です。
ところが,阪神はとんでもないオーダーを組みました。
藤村甲子園(男どアホウ甲子園・主人公)
岩風五郎(男どアホウ甲子園)
三原心平(ストッパー・主人公)
針忠助(新・野球狂の詩)
東海の竜(男どアホウ甲子園)
力道玄馬(野球狂の詩)
小野田信長(男どアホウ甲子園)
雪村花虎(ドカベン)
南海権左(ドカベン)
なんと全キャラが水島新司キャラ!
実在の阪神選手は一人もなし!
おまけに藤村甲子園は,「大甲子園」時代には
既に肩を壊してプロを引退していたはずなのに,
故障から復帰した挙句なぜか若返っての登場でした。
凄いです。平然と時空を超えています。
阪神は藤村甲子園がピッチャー。
アイアンドッグスは不知火がピッチャー。
白熱の投手戦の結果���して,何と阪神が勝利を収めました。
現在連載中の最新話では,
一回戦第三試合が始まっています。
これは,ロッテ VS 広島。
ロッテには,かつて山田を倒したこともある大友剣投手がいますが,
広島にはこれといった水島キャラはいません。
これはあっさりなのかな…と思って見ていたら,
広島のオーダーは,
投手:剛球仮面(男どアホウ甲子園・藤村甲子園のライバル)
捕手:武藤兵吉(野球狂の詩)
またとんでもないことになりそうです。
しかも捕手が武藤兵吉。
「野球狂の詩」主人公(後半のみ)である水原勇気のライバルです。
これはつまり,水原勇気登場の可能性もあるということです。
こうなるともう,あぶさんが出てきても不思議ではありません。
正直,水島先生の才能はもう枯れ果てたと思っていました。
何しろもう74歳です。週刊少年漫画を描いているのがおかしいくらいです。
実際,ドカベンのプロ野球編なんて読むに耐えませんでした
しかし…
私は認識を改めました。
水島先生はまだま現役でした。
今のドカベンは最高です。
熱いです。熱すぎます。みなさんぜひ読みましょう!