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伊藤計劃の影響で読みました。二次創作に使える!使えるぞぉぉと思ったりするが、一体何時書く気なんだろうとわれながら思う。大体そんな話書くのか。
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Navy SEAL s ・・米国特殊部隊の話し。
入隊から非人道的訓練を経て、命がけで任務を遂行する、と言うような内容。
CIAとかスパイとか、表には出てこない隠密活動って、なんだか興味深い・・
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やはり実経験者の体験談は臨場感が違う。
特にSealの基礎訓練のBUD/Sの凄まじさ、
その後もつづく絶え間ない訓練、実戦を知っていればなお本書の良さを感じられる。
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ビンラディン暗殺によって有名になったSEALはアメリカ海軍の特殊部隊SEA,AIR,LANDのいずれでも戦える様に訓練されている。トム・クランシーのジャック・ライアンシリーズで活躍するアザラシ(seal)の入れ墨のジョン・クラークがベトナム戦争時にSEALのフロッグメンだったのを思い出したが他の特殊部隊との一番の違いは水泳と潜水の能力だ。邦題にはビンラディン暗殺と出ているがこの本とはほとんど関係がない。SEALの対テロ部隊チーム6のスナイパーだった作者ワーズディンがSEALになるまでの訓練の様子が前半で映画「ブラックホーク・ダウン」の元となったソマリアのモガディシュの戦いの様子が後半。
子供のころ義父からほぼ虐待と言えるほど厳しく育てられたワーズディンは海軍の捜索救助隊に応募し、空母勤務中にSEAL隊員と知り合い入隊を目指す。そこで受けるのがBUD/Sと言う基礎水中爆破訓練だが体力、精神力をとことん追い込み志願者をふるい落とすのが目的で毎年1/3〜2/3が脱落する。この年士官は一人残らず脱落し下士官だけが残った。過酷な訓練は例えば手足を縛ったまま泳ぎ、食事のためだけに1マイルを走って往復する。また低体温症すれすれまで追い込んでから訓練をやめると言えばホットチョコレートを飲んで家に帰れるとそそのかすなどで、トライアスロン優勝のアイアンマン、大学フットボールの花形選手が次々脱落する中、子供の頃から耐えることになれていたワーズディンは生き残った。その後の空挺学校では士官候補生がBUD/Sの話を聞きワーズディンのブーツを磨いた。
SEALチーム2に配属された後いくつかの特殊任務に配属され砂漠の嵐作戦にも参加、その後新たに創設された対テロ部隊チーム6に配属希望を出し採用される。選抜訓練では近接戦闘でトップを争いレッドチームのドラフト1巡目で選ばれた。ついで通常3年以上勤務しないと受けられないスナイパー学校を希望し最も厳しい訓練の海兵隊を選んだ。ワーズディンは次々と一番厳しい訓練を受けないと入れないコースを選んでいる。
スナイパーの仕事は一つは射撃そのものだがもう一つの重要な任務が観察だ。射撃がうまいだけではスナイパーになれず、標的に忍び寄り隠れ場所をカモフラージュする、そして観察力、記憶力、作戦のブリーフィングの能力が必要とされる。説明が出来なくては観察した情報は役立たずだ。ワーズディンはチーム6の18人のスナイパーのNo.1になった。射撃コンペにSEAL代表ペアの一人として出場し途中までトップを走るも小さなミスで結果は4位。海兵隊のスナイパーチーム、デルタフォースに続きエネルギー省の原子力施設チームが3位に入っている。FBIとシークレットサービスが最下位だった。
モガディシュの戦いにSEALは4人のスナイパーを派遣した。モガデシィシュの街に潜入するCIAをバックアップしたのだが、この作戦でのワーズディンの最大の成果は直接命令に背いて隠れ家の隣家にいる地雷で足を吹き飛ばされた少年に治療を施したことだったらしい。ターゲットのアイディド捕獲作戦はうまく行かず、アイディド派は不用意なデルタの攻撃から攻撃パターンを学び対ヘリ用には使えないと考えられていたPRGを改造するなど予想以上に訓練されていた。また砲弾の供給には子供を抱いた女性の隣で砲弾を抱いた女性が運ぶなど意外な手も使ってきている。ブラックホーク・ダウン当日の戦闘では何人かの大物を捕虜にしたが待ち伏せに会い、また脱出路の指揮のまずさもありワーズディン達の部隊は落とされたヘリを救出に向かうも道を間違い何度も襲撃を受ける。ついにワーズディン自身も膝の裏の軽傷に続き右膝下、左足首に被弾し骨を砕かれ間一髪の所で救助部隊の到着を受けた。
クリントン政権はソマリア駐留部隊に歩兵戦闘車、戦車、対地攻撃機の投入を却下したが米兵18名が死亡し、84名が負傷した。パキスタン軍マレーシア軍を含めわずか180人がアイディド派と市民からなる3千人近くと戦い幹部数名を捕獲し数千人を死傷させたがアイディドにとどめを刺すことはなく捕虜にした幹部を釈放し撤退した。ワーズディンはソマリア駐留に関し関与すべきではなかったが始めた以上は最後までやるべきだったと言っている。
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ビンラディン暗殺と思って読み始めたが、ワーズディンのSEALチーム6に入るまでの生い立ちや過酷な訓練、そして『ブラックホークダウン』の別の視点からの実況中継のような戦いに、ドキドキしながら読み進めた。とにかく、知らないことに驚くとともに、とても面白かった。