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太陽の黄金の林檎に比べてストーリーで魅せる。
詩情満載な表現は控えめだが、その分ストーリーがいい。
こっちの方が一般受けしそうな感じ。暖かみがあって、あと味のいい話が多い。
冒頭のUボート・ドクターでいきなりがつんとやられる。なんだこれ。
何事もなし、あるいは、何が犬を殺したか、からはSF観、科学観をうかがえる。こういうタイトルって日本語の方が語感がよさそうだな。
機械のなかの幽霊、こういうのは星新一が得意。
あとがきで各話の背景が解説される。
最後の方は熱い!あとがきなのに!
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最近のブラッドベリ追悼祭りでは「う~ん」な内容だったけど、「バッグ」と「芝生で泣いている女」と「最後の秘跡」と「忘れじのサーシャ」は、個人的にあり
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なんだかんだブラッドベリの短編集を読み続けている。
「Uボート・ドクター」ブラッドベリ先生、躁状態じゃなかろうか。無駄な比喩が多くて、良く判らなかった。
「ザハロフ/リヒタースケールV」。発想は判るけれど、納得させるのは無理。
「究極のドリアン」。SF漫画で見たような印象。これも説明不足。リアリティ無し。
でも、それ以外はやっぱりブラッドベリだなと思わせる短編。
「バック」、「レガートでもう一度」 この2編が良かった。
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「Uボート・ドクター」、「ザハロフ/リヒタースケールV」、「忘れじのサーシャ」、「またこのざまだ」、「電気椅子」、「石蹴り遊び」、「フィネガン」、「芝生で泣いている女」、「優雅な殺人者」、「瞬きよりも速く」、「究極のドリアン」、「何事もなし、あるいは、何が犬を殺したのか」、「魔女の扉」、「機械のなかの幽霊」、「九年目の終わりに」、「バッグ」、「レガートでもう一度」、「交感」、「無料の土」、「最後の秘跡」、「失われた街道」
短編であるが、さらに比較的短いものが多く集められているので、次々と読了できる。
全体として圧倒されるような凄いものはない。けれどブラッドベリの叙情的な語りぶりは健在なので、この作者の作品に触れるのが初めてという人よりも、ある程度読んで好きになった人向けか?
ワンアイディアをいかにブラッドベリという小説家が料理するのかがよくわかる。
「忘れじのサーシャ」、「電気椅子」、「九年目の終わりに」が好み。
「忘れじのサーシャ」の夫婦とサーシャの三人の奇妙でどこかあたたかな会話にほっこり。
「電気椅子」の薄暗く、少し汚れたテントのなかで電光と青い火花散るヴィジュアル。
「九年目の終わりに」は、ほんとに何も起こっていないし、何やってんだこの夫婦はとか呟きたくなるけど、素敵だな、と思ってしまった。
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短編集。ジャンルは混在していてSF、幻想ホラー、それから文学が少々。個人的にはほとんどの短編で、琴線に触れる一歩手前で終わってしまった感じがあった。翻訳に取りこぼされたニュアンスというか、こちらで読み取り損ねている行間が多々あるように思う。
収録作の中では「交歓」が印象深かった。兵士となった男が、わずかな乗り継ぎの間に故郷の図書館をおとずれる話。久しぶりに訪れた故郷、建物は変わり、人は変わり、道を歩いていてもかつての顔なじみとは誰もすれ違わない。ただ図書館だけが、昔と変わらずそこにある。
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10月は……やっぱりブラッドベリの月。
ちょっとくたびれたペーソス、うら寂しいノスタルジー。30年前には分からなかったことが、今なら少しわかる気がする。
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火星年代記→刺青の男に続いて手にした短編集だけれど、その2冊の延長上と思って読むと若干肩透かしを食う一冊。SFというよりはファンタジー要素や、オチが特に無い(余韻を楽しむ?)話が多めに含まれているからだ。
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まず装丁がかっこよく、タイトルもかっこいい。そしてあとがきまでもかっこ良かったです!個人的には「ザハロフ~」「芝生で泣いている女」「交歓」が良かったです。