紙の本
楊令伝 シリーズ
2023/08/10 09:55
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
水滸伝の時のように、楊令伝にもおまけのようにこの本が出ていた。北方氏のコメントや思いがふんだんに盛り込まれていた。ときたま、笑いも。
紙の本
復習と予習に
2020/08/14 09:30
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
楊令伝全15巻を読了後に読むことで、物語に込められた想いや様々な見方を深く知ることができるし、次の岳飛伝への期待も膨らんだ。
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2012年08月 07/65
人物図鑑や歴史年表を読み始めると、登場人物や物語の深さや関係を発見して、もう一度読みたくなります。水滸伝から読みなおすかなぁ。
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岳飛伝が終了したら人物事典と年表の部分をもっと充実させて
北方水滸事典を出してくれないもんかな(笑)。
ま、なんにせよ楊令伝を楽しんだ人は必読であります。
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(北上次郎) いいなあ、すごく。それはきれいな完結になると思う。第一部が夢の話で始まって、戦うというのは基本的に夢の話ですからね。第二部で現実の話になって、最後は人生の話になるわけですよ。すごくきれいな形で終わりますよね。(97p)
文庫版の「楊令伝」が完結して、恒例の読本が出た。今回は全体的に本格的な評伝は載っていなかった。みんな物語が完結していないという気持ちが強いからだろう。
所々に北方謙三の「ホンネ」が散りばめられている。それが、それだけが、この本の価値である。
岳飛とはライバル関係だった。この二人にいい戦をさせようと思いながら書いていたが、なぜか死なせてしまった。作者にとっては、残念な死を遂げた男である。(人物辞典 花飛麟への作者コメント185p)
李英は、本当は生き残らせようと思っていた。あの死闘の場から逃げると、載宗なんかが現れて、本寨へ連れて行かれる。すると楊令が罰を与えるのだ。その罰を何にしようか、馬糞掃除だと林冲と同じになってしまうから‥‥などと考えているうちに、死んでしまった。(187p)
「楊令伝」は1118年より始まり、1136年に閉じる。このことだけは、メモしておかなければならない。
2012年9月19日読了
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文庫版「楊令伝」完結を受けての後日「読本」。冒頭、岡崎由美さんの記事がいいなぁ。
後半の編集者山田さんからの手紙は、小説というものが如何に著者と編集者のキャッチボールから生まれてくるのかを見事に顕している。あのエピソードが編集者のアイディアだったなんてと驚く事もいく度か。
文庫版刊行時、2011年5月の著者から読者へのメールメッセージが心に残る。
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揚令伝の読本。
揚令伝で誰が死ぬとか、生きるとか、それは著書にも分からずに書くと言う。ある程度の構想はあっても、細部は小説の中の人が勝手に動くと言う。
北方さんも死なせるつもりがない人も、書いているうちに勝手に死んでしまい、あとから自分ですまない(後悔ではない)と思いながら、酒を飲む。
あと、揚令伝(と水滸伝)出てくる人物には、少なくとも北方さんが持っているものの一部分があると言う。こんな大勢の人、そしてこんな多様な魅力ある人間、強さや弱さを持つ人間、これを書ける北方さんの懐の深さ、人間の大きさがすごい。
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楊令伝を復習するようなイメージで読みました。記憶の中でごっちゃになってしまった登場人物が整理できます。
また続きが読みたくなってきます。
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著者の対談は面白かったが、驚くべきは、「編集者からの手紙」の部分。
登場人物に対して、これでもかという罵詈雑言を並べて、読んでいてはなはだ気分が悪い。
著者と編集者の内輪話の披露したつもりだろうが、悪趣味が過ぎる。
北方謙三=編著となっているが、実際は出版社で編集したものだろう。
楊令伝の読後感を貶めようとして出版したとしか思えない。
最悪。
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『楊令伝』を読み終わったので、一区切りの公式読本。
年表と人物事典が良かった。
あとは読者との質疑応答も面白かった。
書評や対談はいろんな発見があってためになる。
しかし編集者からの手紙は、いらないなあ。
もちろん著者と編集者の間に手紙のやり取りがあっていい。
でもそれを本にする必要はない、というより、はっきり言って邪魔。
1953年生まれの編集者の、軽薄ぶった文体が気持ち悪くてダメだった。
『水滸伝』では世直し(革命)が、『楊令伝』では国造りが描かれた。
『岳飛伝』は、人物を描くのだそうです。
十二巻を書き終えた段階では、李俊以外の第一世代は全員生き残ると著者は言っていたらしい。
けど、実際は…そのあとばたばたと死にましたねえ。
やっぱり梁山泊は強すぎますから、みんな生き残っていたら歴史が変わっちゃうもんねえ。
それでもまだ多くの人材が残る梁山泊は、歴史の裏に隠れてどう生き残っていくのだろう。(核になるのは誰?)
岳飛とはどうかかわっていくのだろう。
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『水滸伝』『楊令伝』を読んでから随分と間が空いたので、『岳飛伝』を読み始めるにあたって、おさらいの意味で読んでみた。
それなりに面白かった。
『岳飛伝』を読みながら、「こいつ誰だっけ?」「あいつどうなった?」みたいな時に参照していきたい。
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水滸伝と同様に、楊令伝のファンブックのような位置づけで、連載開始時や連載途中のインタビューから、登場人物の紹介や作者メモ、文庫本刊行時の作者の言葉や、おなじみの編集者の書簡集等もあり、楊令伝を読み終わった後に読むと、ビクトリーラン的に楽しめる1冊ですね。続編である岳飛伝への展望も書かれており、シリーズファンには非常に楽しめる1冊でした。
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いやもう全くもって腹立たしい
この怒りをどこにぶつければいいのか?
もう台無し感がエグい
編集者から作者への手紙がクソおもんない上にやたら長い
これほんと載せる意味あるのかな
他の対談やら、人物辞典やら、北方謙三アニキの読者へのメールやらがすんばらしかったのでなおのこと残念であります
というわけで『楊令伝』全十五巻を読み終えての副読本です
小休止です
作者が消費するエネルギーとは比べるべくもありませんが、なかなか読むのにエネルギーが必要な物語です
次の『岳飛伝』はちょっとエネルギーを溜めて5月くらいから読み始めようかな?なんて思ってますが、普通に嘘かもしれません
ところでワタクシ『水滸伝』『楊令伝』と読んで気付いたんですが、昔の中国の地名(都市名、州名)なんとなくですがけっこう頭に入ってました
どのへんにあるか(北の方とか海の近くとか)、位置関係(近い、遠い、すごく遠い程度の感じ、あとは南北とか)はどうかとか、地図を見なくてもだいたい分かって、さくさく読むことが出来たんですよね
それこれも、コウシブサワのおかげです
え?コウシブサワ知らんの?マジか…
今度一万円札になるのに