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ページを読む手がとまらない。ジェットコースターに乗ったら、途中で降りれないように、この本読み出したら、とまりません。福岡に帰省予定があったので、一気に読み上げました。デビューでこのレベルなら、次回作期待します。
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ドラマ「相棒」などの脚本家で御馴染みの太田愛さんの作家デビュー作。元来「相棒」は大好きなドラマであり、特に著者の書かれた脚本回はお気に入りのものが多かったので、読む前から楽しみに。
期待に違わず、いや期待以上に面白かった。まさにノンストップ作品。プロの殺し屋から逃走し、事件の背後にある謎を解き、更にはその黒幕たちを決死の覚悟で罠にかけるという怒涛の展開。それでいてきちんと構成立てられていて、予想外の展開もあり、散りばめられた伏線もしっかり回収。デビュー作からして見事な完成度だと驚嘆させられた。
脚本家出身の方だからか、会話のテンポもいい。土方の少年、刑事、元テレビ記者の三人の会話のやり取りが面白かった。三人の中で、捜査のプロのはずの刑事の人間が一番頭の回転が悪そうに思えるのは多少気になるが、、、まぁ、相棒で言うと亀山くんみたいな、頭で考えるより体力が勝負の警察官、というキャラにしたかったのだと思っておく。
黒幕を一か八かのやり方で罠にかけるという後半のスリリングな展開が終結し、その後一転、エピローグへと静かに下っていくところも秀逸。決して万事が上手くいったというわけではないけれど、この終わり方、嫌いではない。被害者家族のその後の姿が淡々と描かれているところは最も心に沁み入る場面だったかもしれない。最初の1ページから最後の1ページまで、いろいろな面白さを覚える一冊だったと思う。
これからも著者には良質なドラマを脚本家として作って欲しいと願うと同時に、作家としても次作に大いに期待したい。
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企業と政治家の結びつき。
緻密な犯罪計画と周到な行動での事件解明。
今、隣で起こっているような事件の連続。
終始ハラハラドキドキで一気に読み上げた。
ここまで描ける日本人作家はなかなかいないと思う。
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今のところ今年読んだ中でNo.1作品です。中だるみもなく最後まで一気に読ませます。5億円の結末に驚かされたり、正義と真実と現実とのギャップを思い知らされたりと必ずしも爽快な内容ばかりではないですが、読後感はとてもいいです。Twitterでフォローされた人が薦めていて巡り合った作品なので、その方に大感謝です。紹介してくれてありがとう。
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面白かった。無差別殺人の背景にあった子どもを襲う恐ろしい病気、企業の隠蔽、不法投棄…。騙し騙される展開にハラハラドキドキ。映像でも観てみたいな。
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幾つもの社会問題が、物語に書かれていて、すごく博識な作家さんだなあと感心しながら読んだ。それでいて、一人一人の人間がきちんと書き込まれていて、ちゃんと、エンターテイメントとして楽しめる。
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上巻から一気読みでした。
「計画」の展開が気になって止まらない。
果してどこがハプニングで、どこまでが計画なのか。
ハラハラしながらも裏を読みつつ、読み返しつつ、、、
結構場面が変わりながら進むので、中々読み進められなかった。
ラストがちょっとだらだらしたのが残念でしたが、
ストーリー自体は好きです。
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緊張感で張りつめた展開。失われた生命、脅かされている生命、それぞれの人生は示されるのに、それを蹂躙する者たちからは生活が見えず、不気味な思考しか窺うことができないので、彼らはひとかたまりの怪物のようだ。どこかで知っているようなニュースが繋がりあい、こんなことがどこかで起こっているのかも、こんな人が本当にいるのかも、と虚実の境目をうろうろしてしまい、いつも通りにニュースを見ることができなかった。
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図書館で借りた本。
上巻から引き続き、夢中になって読了。
とにかく、話が面白くて引き込まれた。
上巻に比べて、裏事情の説明部分がじれったい感じもありますが、とにかく夢中に読み終えました。
あいつが余計なことをしなければ、自分や愛する人、生まれてくるはずだった命まで殺されてしまうこともなかったし、もっと違ったエンディングになっていたかと思うと・・・悔しいです。
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面白い!
上巻に引き続き、下巻も途中でやめられない感じでした。
仕掛けたことの結果がわかる最後のほうは泣けました。
「そういうことだったのか!」
と。
またこの作家さんの本が読んでみたい。
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上巻に続き下巻もおもしろかった。
思わぬアクシデントがあり、全てが上手く収まるワケではないけれど
むしろ、そういう結末のほうがリアルで納得がいくような。
鑓水,修司,相馬のキャラが気に入ったので
また彼らの活躍する話を読んでみたい。
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通り魔事件で助かったはずの修司は、謎の組織に狙われ、相馬、鑓水と共に起死回生の策を練る。
ハラハラ、ジェットコースターな展開。
修司も相馬も鑓水もそれぞれの信念で行動する。
全く異なる性格の持ち主の三人。
そのハーモニーも絶妙でした。
それぞれの思惑と正義が最後に行き着いた先は!?
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計画通りにはなかなか上手くいかず、ハラハラドキドキの連続だった。
全部が全部スカッとする結末を迎えるわけではないけど、すがすがしい終わり方だったと思う。
修司を始め、相馬、鑓水、中迫、真崎、山科さん、みんなステキだった。
他の作品も読んでみたい。
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ストーリーでぐいぐい読ませる。
すべてをひっくり返すことは確かにできなかったけど、各人が自分の信念に従ってそれを傷だらけになりながらも守り戦いぬいた正義の物語。
ただ、視点がころころ変わるのでわけわからなくなった。三人称なんだけど三行後には視点が別の人物に移ってたり。狙った書き方なのかもしれないけど途中途中で違和感覚えて読み返すので、勢いが殺がれてもったいなかった。
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最後が綺麗に纏まりすぎないところが残念なような、
リアリティがあるような、そんな気分。
スピード感あるストーリーでどんどん読まされた。
ドラマや映画で観てみたい。