紙の本
エビデンスに基づいた5分程度でできる感情コントロール法の考察
2018/05/16 10:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の成立経緯は、著者が友人に「簡単で短時間でできるストレス解消法はないか」というようなごく日常的な会話から始まった。心理学者である著者は、自身の得意分野の論文を網羅して、感情のコントロール法について科学的根拠に基づいて考察を行っている。最後に出した答えは、確かに「5分程度でできる簡単な」感情コントロール法である。参考文献を示しており、より詳しく知りたい方のためにも役立つ一石二鳥の書籍。
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Honzの成毛さん一押しとあったら買わずにいられません。
成功する自分をイメージすることが成功の法則とか子供はほめて教育するといった、当然として知られている定説を、科学的な裏づけがあるか検証して見せたのが本書である。
自己啓発の真偽を科学的に検証し、本当に役立つ方法を教えてくれます。
参考になるものがたくさんあるので、ひとつずつ実践していこうと思います。
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成功するための方法は自己啓発本に散々紹介されているがそれは科学的に根拠のあるものなのか。
著者はこの疑問を解決するために科学論文を調査し、科学的に成功するための方法を著作で示した。
私にとっては特に「自己啓発はあなたを不幸にする!」と「イメージトレーニングは逆効果」、「決断力の罠」の章は非常に有益であった。
失敗を恐れ、行動することを恐れてしまうことはそれだけで自身を成功から遠ざけてしまうことになるのだと分かった。
著作の中で行われている検証を新しい情報に触れる時には自身で行うことも必要になってくるのではないかと感じた。
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自己啓発でよく聞く話が実は違うんだよということを、いろいろな実験の結果を示して説明してくれる。これが軽妙な語りで楽しく読めた。
さらに簡単に実践できる効果的な方法を実験の内容とともに示してくれる。これは役に立ちそうだ。
1つ疑問なのは実験の被験者は実験のことを知らないけど、我々は結果を知った上でそれを実践する。このときも実験の効果は有効なんだろうか?
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世の中にあふれる自己啓発本の内容は本当に正しいのか?モーツァルトの曲を子どもに聞かせても効果なしとか褒めるなら結果よりも努力を褒めたほうがいいらしい。
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≪目次≫
はじめに
第1章 「自己啓発」はあなたを不幸にする!
第2章 「面接マニュアル」は役立たずだった!
第3章 イメージトレーニングは逆効果
第4章 まちがいだらけの創造力向上トレーニング
第5章 婚活サイトに騙されるな
第6章 ストレス解消法のウソ
第7章 離婚の危機に瀕しているあなたに
第8章 決断力の罠
第9章 「ほめる教育」の落とし穴
第10章 心理テストの虚と実
≪内容≫
巷で広まっているさまざまな心理系の説(時にうわさ)を、丁寧な調査と分析、時にユーモアを交えた文章でめった切りにした本。著者は、心理学者で手品師をという経歴の持ち主。
この本の素晴らしさは、”その説は間違ってます”で終わりにせず、こういうときにはこのやり方が一番解決に近付きます、とちゃんとアドバイスをくれること。時にはこういうやり方が解決の糸口です、とトレーニング法も明示していること。
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日常で信じられている噂的なことが本当かどうか研究している人がたくさんいることにまず驚く。まさに「ほんまでっかTV」のネタ本。感謝の心を忘れずに生きてゆくことが幸せになる方法というのはすぐに実行できます。皆にお勧めですね。
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悩みは相談するより、打ち明け日記。
お金をかけるなら品物より体験を。物質主義→自尊心低下。
先延ばし→ほんの数分、取りかかる。→脳が不安刺激。→やり遂げる。
遊ぶことで脳を活性化。会議と会議の間に「チーズ」と意味のない言葉を言ってみる。同僚の写真をフクロウのようにしてしまう。思い出の品をそばにおいておくといつまでの仲のいい関係でいられる。
子供を褒めるなら、努力、湫注力、時間の使い方。「今日の試合でどこが一番楽しかった?」プロセスを思い出させる質問を。
快楽の習慣化・・・快楽を感じなくなること。物質よりも意図的行動の方が快楽の習慣化を招きにくい。どんどん新しい趣味、大きな目標、スポーツに挑戦してみよう。
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薬指の方が長い人は、男性的特徴をよりおおくもっており、人差し指の方が長い人は女性的な面が強いということになる。
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原題(意訳だが)は、「1分かからない。大きな変化を生み出す、ちょっとした知識たち」というもの。邦題と表紙は硬派な感じだが、内容はけっこうお気軽ですぐに読める。仕事や恋愛、教育などの中で使える心理学的成果(実験において検証されたとされるもの)を紹介し、実践的なアクションを教えてくれる。念ずれば叶うのような自己啓発本よりも効果的だと思われる。中には、その実験自体どうなんだ?というものもあるが、本書では詳細を端折っているだけなのだろうと前向きにとらえる。
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科学というよりは統計的に検証されたハウツーの寄せ集め。
この手の本をはじめて読む場合には、とっつきやすいかもしれないが、大抵がどこかの有名な本で書いていることなので、目新しくないし、1つ1つのネタを短くまとめるために浅く、しかも誇張気味になっている。
読み方を誤ると、似非科学の信奉者になるおそれがある。ちゃんと引用元を当たって、本当の意味を確認する方が良いと思う。
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小さな目標を立てる
目標について人に話す。
目標を達成したときのプラス面を考える。
自分に褒美を出す。
大声を出したりサンドバッグをたたいてもストレスは増すだけ。
自分は健康だと思い込むと本当に健康状態は改善される。
無意識の力にゆだねる。
したことへの後悔よりもしなかった後悔の方が大きい。
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[ 内容 ]
成功する自分をイメージする方法はむしろ逆効果!?
子供の知能や才能をほめて育てると、とんでもない結果を招く!?
集団での意思決定はリスクの高い決断になる!?
巷に溢れる自己啓発法を科学的調査から徹底検証。
その真偽を明らかにした上で、すぐに実践できて効果のある自己啓発法を紹介する。
これまでの常識を覆す衝撃の一冊。
[ 目次 ]
実験1 「自己啓発」はあなたを不幸にする!―「自己啓発」を実践している人は、何もしない人より幸福度が低いという衝撃のデータ
実験2 「面接マニュアル」は役立たずだった!―「ヘマをしたほうが好感度がアップする」という米デューク大学の大規模調査
実験3 イメージトレーニングは逆効果―ペンシルヴェニア大学研究室発「プラス思考が人生を暗くする!」
実験4 まちがいだらけの創造力向上ノウハウ―オランダでの研究成果「暗示をかけるだけで人は創造的になれる」
実験5 婚活サイトに騙されるな―ノースウエスタン大学発「大勢にモテようとする女は敬遠される」
実験6 ストレス解消法のウソ―アイオワ州立大の研究では「カラオケは逆効果」
実験7 離婚の危機に瀕しているあなたに―「夫婦間の話し合いは効果なし」ワシントン大学調査が下した冷徹な事実
実験8 決断力の罠―「集団で行う意思決定はリスクが高い」というMITの実験結果
実験9 「ほめる教育」の落とし穴―コロンビア大学発「ほめられて育った子どもは失敗を極度に恐れるようになる」
実験10 心理テストの虚と実―アテにならないこれだけの科学的根拠
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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面白かった。こういう行動心理学に関する話は大好き。興味深い心理実験が盛り沢山でこのジャンルが好きならおすすめの本です。ある実験研究の言葉で非常に感銘を受けたの言葉が「人間は『したこと』より『しなかった』ことを後悔する」。非常に納得です。
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「いつか読むリスト」にあって、今年読んでみた一冊。ここ最近で読んだ本の中では一番ですね。人のしぐさやコミュニケーションについて、しっかり統計をとって科学的に明らかな違いのあるデータを論拠とした上でこういう事実がある、ということが散りばめられている。とってもおもしろいし興味深い内容で、例えば財布に赤ちゃんの写真を入れておくと返ってくる確率が高いとか、おまけの飴を会計の際につけると印象はどう変わるかとか、なるほどなぁと思う一工夫の効果が数値化されて示されているのでモノサシができていく感じです。こういう「数値化する」スキルもひとつ、習得しておくべきだろなと思いました。