紙の本
いろいろな考え方の一つです。
2018/02/25 13:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:照月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」と表紙にある。この本を読み終えた後、1人でも食べていける知識が身に付くというものではない。自分が本当に起業に向いているのか、冷静に考える機会を与えてくれる一冊である。
「そろそろ会社を辞めようかな」と思うサラリーマンは、多い筈。しかし、そのほとんどが思いとどまる。起業するのは難しいからだ。しかし、日本の中年サラリーマン、会社をやめるにしても、「そろそろ会社を辞めようかな」ではなく、「〇〇歳でやめる。そのために今~をやり、来年は~をやる」といった風に前向きに計画することが大事である。
本書に「課長島耕介」はもうローモデルにならない。大企業に入っても、課長になれるのは3%だ、とある。その代わり大企業は、課長にならなくても、そこそこに良い給料をもらっているが。今時大企業の課長狙って生きるなんて、一番つまらない人生だ。
本書は独立するまでを3つのステージに分けている。
潜伏時代(2~5年) 自分のアイディアを人に公表したり、無報酬で行ったりする期間。
独立時代(1~3年) 副業時代
起業時代 ビジネスモデルが確立
「すぐに独立して儲かるわけではない。
長い潜伏期間を経て、努力が実ることも」
いきなり退職するのはリスクが高すぎる。最初は無報酬でやり、その後副業という順でやった方がいいだろう。そうすることでリスクが低くなるだけではない。「報酬がなくてもそれをやりたいのか」という自分の原点に帰れるのである。
「個人の寛容度の低さが日本の不幸の源泉」とある。これから変わっていくと信じたいものである。
投稿元:
レビューを見る
昨年行なわれたセミナーの内容を元に、会社などの組織に依存しないライフスタイルを送るための戦略的基盤をつくる具体的な手段を説いた本。著者の山口揚平さん自身が、会社を辞めてから起業して自らのサービスを立ち上げる経験を踏まえて、「好きなことをして食べていく」ためのビジネスモデルのつくり方を述べている。
「丸ノ内の花屋はどうしてお客さんが入っていなくても潰れないのか」「トリンプが新しくつくった下着の通販がとっても売れているのはなぜか」「SAPIXは東大合格者を多数出しているのに買収され、ベネッセは好調なのはどうしてか」といった、ちょっとしたビジネスモデルの違いによって利益が生まれる構造を具体例を挙げながら解説している。(答えが気になる方は本書を読んでいただきたい)
アメリカの後を追いかけていればよかった時代は終わり、日本が課題先進国として様々なビジネスを創造していかなければならない立場となった。正解のない時代に対して、自らの足で立ちながら試行錯誤を繰り返していく、そんな仲間たちがどんどん増えていくことを期待している。
投稿元:
レビューを見る
2/1にGunosyがレコメンドしてきた記事にレビューがあり、レビューの3分の1を読んだら面白そうだったので、読み終わる前にAmazonで検索したら、在庫がない次第。すぐ読みたいので近所の本屋で在庫確保。その時に「そろそろ会社辞めよう…」ってフレーズを言いたくなかったので、ISBNで言ったらタイトル復唱され、本屋で名乗ったら「書籍名は?」と言われて、なんだかなぁ…。(平日の昼間、ひげ面パジャパみたいな格好で40歳近いおっさんニートみたいに見えた筈)
と、レビューと全く関係ないですが。。。
前半は「好き」で「食う」マインドについて。中盤はビジネスモデルの考え方について。後半は起業の心得的な感じ。中盤までは面白かったのですが、後半は参考になる部分もあったけど、特記はなし。僕は勤務+起業しているタイプなので、想定ターゲットからはずれるのでしょうね。
勤務をやめて起業を考えている人向けの本なのですが、勤務をしている人やこれから社会に出る人にもオススメ。起業しちゃってる人も、考えさせられる部分がありますので、前半だけ立ち読みなんてのもありかも。
もっとも印象に残ったのは「やりたいことが見つからなければ、やるべきこと=社会貢献をする。」の一節。詳しくは本書でw
投稿元:
レビューを見る
本文中共感できた言葉は「感謝すること、人を褒めること。それらは深いレベルで自己の存在価値を認識できる、強い精神性を持った人にしかできないことだ」ということ。感謝する、褒める、相手の特徴や良いところを見つける、そういった気持ちを素直に出せる人間でありたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
20130208
大企業 生活保護機関 価値創造とは無縁
その瞬間だけのために何かをするという状態の継続
生きる意味がわからなくなったら「好きなこと」を追求
自殺率で幸福度を測る
個人の社会への参画度、社会の個人への寛容度
LGBT レズゲイバイトランスジェンダー 性的少数者
社会は制度疲労、しかし新陳代謝はない 新しいシステム不明瞭
生産者である若者の労働資源、移民を受け入れる土壌が薄い日本
貢献、信用、貨幣へ
好きで食うために
バリュー 自分のミッションに沿った生き方
システム システムがないとお金は入ってこない、何をやるかよりどうやるか
クレジット
ハーバードビジネススクールの収益の土台、
教育事業ではなく寄付と投資活動
オックスフォード大学、地主として不動産収益
優秀な人材、街全体の価値が上がる
教育事業で利益を上げている組織は少ない、成果が上がるまでに時間がかかる
ディズニー お土産型ビジネス、物販と飲食が売上の半数以上
入場料45%、物販55%
仕事とは才能を貢献に変える作業
クックパッド 佐野陽光、慶応、昔から
考えていることを社会に出し、評価され、バリューとなる
花屋、法人契約によるストックモデル、定期的に補充
原価がタダ、物々交換による弁当屋
グーグル、テレビ局 第三者モデル、ユーザーとお金を払う人が別
進研ゼミ、スポーツクラブ、利用しない人からもお金を取れる
法人、お上を顧客にできないか
商品以外で利益を上げる、周辺商品、共感 AKB、ほぼ日手帳、宗教
課金 スポット(1回毎)、ストック、エクイティ(従量型)
支払 本人以外、現金以外 精神的負担を下げる
資源の調達 自分、バーター(仕入の代わりに別の価値を提供)
乗数型(SNS、FAX) 参加する人が増えるほど価値が上がる
成功報酬型の可能性
原点に立ち返る シンプルに 他は有料で LCC
顧客、商品、課金、支払方法、資源
丸井 赤いカードの普及、リボ払いによる収益
潜伏時代 職業訓練、丁稚奉公
グーグルでロールモデル探し、メールを送る
独立時代 他人による検証、お金というフィードバック
ご祝儀案件 最初の1年は周りの仲間が仕事をまわしてくれる
プロフェッショナル プロフェス(神に宣言する)、仕事を全うすることをコミット
固定費を憎む ストレスは変動費で解消
人とうまく別れることが起業家として最も難しいこと
意思決定はやらなければスピードが鈍る
お金を信用として周りの人の心に貯めておく
21世紀で価値を発揮するのは、所有より使用
センミツ アイデアで成功するのは1000個のうちの3個
重要なこと以外は一切やらない
ベターを積み重ねる ベストよりも 一歩引いた姿勢
法人とコミュニケーションするときは、法人のルールを守ること
納得するまで考える、比較検討する、最後は自分のハートに従う
優秀な人材、全人格でなく優秀な点にフォーカス
メールで悪いことは書��ない、残ってしまう
嫌なことを伝える場合でも根底では相手を信頼すること
最悪のケースを想定すると、意外と落ち着く
ロゴス・パトス・エトス 論理・情理・倫理
とにかく相手に対して謙虚に、リアクションを早く 利己心を抑える
資本主義 なんでもお金という数字で表す
お金が信用できないのなら、そもそもの信用そのものを大事にする
投稿元:
レビューを見る
タイトル通りの方にオススメ。 まあ、わかったから、ちょっと冷静になれよ、って諭す感じで、ビジネス本としては物足りません。
投稿元:
レビューを見る
今はやりのビジネスモデルの話がうまくまとめられていて、さらっと読むことができる。
自分でも何か始められそうな気がしてくる本。
投稿元:
レビューを見る
読み返す価値がとてもある本だ。
タイトルよりもかなり中身は濃く、howtoとしてもいい。
人生の考え方まで踏み込んでいるので、読みごこちが良かった。
アイディアがたくさん詰まっているのまた読んでみよう。
投稿元:
レビューを見る
・好きなことをして食べていけば幸せだよね→そのためには「何をするか」より「どう金を手にいれるか=システム」が重要だよね→世の中のビジネスモデルはこんなのがあるよ。みんなこうやって金を稼いでいるんだ。→さあ、あなたもやってみよう。→ちなみに僕はこんなことに気をつけてながら独立したよ。つらい時もあったけど、こういう風に考えてがんばったよ。という構成。
<以下読書メモ>
・「好き」で食うための3つの要素
①バリュー(付加価値)
②システム(金の稼ぎ方。マネタイズ方法)→本書の対象範囲
③クレジット(評価、信用。詳細は 岡田斗司夫の評価経済学とかに詳しい)
会社に所属しているときは①のみを考えていればよいが、独立すれば②③が重要になる。
・何をやるかよりどうやるか(どういう形でマネタイズするか)が重要
・独立したら重要ではないことは一切やるな
・優秀さ=有能×謙虚さの掛け算であること
・信用=(専門性+確実性+新密度)/利己心
重要なのは利己心を抑えること。
投稿元:
レビューを見る
実体験に基づいており、それなりに面白いのだけど、私の業種からはほとんど参考にならないな、で終わり。
タイトル負けしている感が否めない。
投稿元:
レビューを見る
前半のプロフィットモデルの分析部分が新規ビジネス考える参考になりそう。後半の実際に独立するための注意点は就活生は読まない方が良いかも。ベンチャーの採用基準と既存ビジネスある企業の採用基準違うから注意が必要かと。全体的に面白かったです♪
投稿元:
レビューを見る
本書では、「好き」で「食う」ためには、①バリュー、②システム、③クレジットの3つが重要であるとし、特に②について、稼ぐシステムを構築しないとダメ、ということを解説しています。
①バリュー: スキルや商品の価値=売上や利益に直結するもの。ミッションが社会的価値に結びついたもの。30歳くらいまで目の前の仕事を丹念に注力すればミッションが見えてくる。後は自分の使命と才能を貢献に転換するのみ。
②システム: 稼ぎの土台となるもの。経営システムとなるもの。
③クレジット: 信用のこと。独立するとサラリーマン時代の10分の1~20分の1になる。戦略的に信用を創造することが重要。
・意思決定は「し続ける」こと自体が大事・・・独立したら一大事なのは「勝率」。意思決定のスピードを速めれば速めるほど、先に進める。
・成功する事業は、アイデア1000個のうち3つだけ・・・多くに手をつけるよりも、よく考えることが重要。
・意思決定は、頭で考えて整理し、ハートで判断する。
・判断する際には、直観ではなくて事実を重視する。
・優秀な人材は、全人格を捉えるのではなく、その中の一部でよいので優秀な点に着目して採用する。
・能力を上げるよりもプライドを下げる努力をする・・・優秀さとは、有能さと謙虚さの掛け算である。
・やりたくないこともクリアするのが現実・・・やりたいこと1つの裏には10のやりたくないことがある。
・最後は、何とかなる・・・独立してやっぱり食えなかったという人はまずいない。
投稿元:
レビューを見る
好きで食うにはどうしたら良いか、体系的にまとめられています。好きが無い人は、社会に貢献できることを仕事にすればいい。そして社会の流れが変わってきている世の中をどんな風に生きて行けば良いのか分かるようになってます。
投稿元:
レビューを見る
これから独立、起業を目指しているサラリーマンに分かりやすく手解きする内容となっております。例えが分かりやすいので、すんなりと理解できるでしょう。
好きなことで食いたい方にオススメです。
投稿元:
レビューを見る
「好き」で「食う」ための3つの要素、「バリュー」「システム」「クレジット」のうち、「システム」(お金が入ってくるためのモデル)についての本。
なんか自分でやっていくことをより身近に感じさせてくれる本。
・「ありがとう」と人に感謝するとき、人はその対象の存在価値を肯定する=自己価値の相対的低下➡これに耐えれる強い心を持つ人だけが心から「ありがとう」って言える。
まぁ結局はなんとかなるらしいです。