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えーごです。笑。
それはともかく、少し言語学の話をしよう(聞いてない)。人間によって恣意的・作為的に構築された理論の、いかに空虚なことか。学問のトレンドや関心事は、時代とともに大きく変化していく。今は正しいことが、数十年後には「大嘘」としてレッテルを貼られてしまうこともある。ガリレオの唱えた地動説が、宗教裁判にかけられたという過去を想起すれば、いかに人類の熱狂的妄信が暴走していくかを伺うのは容易であろう。人間によって作為的に編集され、まとめられた「理論体系(笑)」が「検討外れ」と後に言われることは容易に起こりうるのである。そのような「理論から入る」という姿勢は危険だ。理論理論、っていう響きほど危険なのだということを、我々は生成文法から学ばねばならない。「人間には、あらゆる言語の文法大系を、生まれながらに頭に宿している」なんていう、夢の溢れるような大胆な仮説(普遍文法)をNoam Chomsky(ちょむちゃん)が提唱して約半世紀が経過した。それ、何度も批判されまくったりしていく中「めんごめんご間違ってたw」と本人に何度も修正されてきたじゃまいか。理論なんてコロコロと変えてもいいの?万能じゃなかったのか?ってことで「理論から入る」姿勢は危険です。断固として我々は反対する立場、というパラダイムに立脚しています。
というわけで前置きが長くなりすぎたけれど、「就活理論」掲げる本書はいかがなものなんですかねえ。「凡人学生でも内定」を掲げる本書ですが、その理論はいかなるものなのか。確かに、本人の経験に基づいて「体系化」という形でまとめられている「理論」として提唱されています。さて、先に述べた「理論から入る」形に対しては、どうなのでしょう…?危険なんじゃないか?いえ、そういう問題意識を持って接することは非常に重要です。吟味するのさ、慎重に、1つ1つ。
ここで、僕は声を大にして言いたい(表現、あってる?)。昔、お世話になった巨匠の先生が、よく話していた。「理論や学問体系は消えても、発掘された事実は消えない」って。今、自分達が本気で信じてコミットしている学問大系や理論が、歴史の流れの中で、あるいは未来の科学進歩や発見によって、偽りの妄想であったと証明されてしまうかもしれない。だけど、ね。その理論を導き出すに至って発掘された、事実の数々こそが、何よりも大切なんだ。だって、経験事実は、消えないでしょう。そこに、着目して読んでみてほしい。
理論とかアドバイスなんて、完全に捨象してよい。全部採用してもいいし、参考にしてもいい。あなたは、あなたにとっての最適解を選択しさえすればよい。でも、その前によく読んでおくれよ。行間から、伝わってくる、著者の苦悩と試行錯誤の数々。「就活」という、人生を大きく決める節目の時期に体験した、濃密なエピソードと学び、教訓の数々。これらを通して、最初は「無能」と自分を評していた学生が、闘いの努力の果てに、笑顔で、それまでの努力とか苦労とかを、笑い飛ばせるようになったほど、一回りも二回りも大きくなっていった、その成長の過程を。一番さらっと書かれている、試行錯誤の日々からこそ、学ぶべきなんだと思う。僕は、無能さんの半年間にわたる、壮��な成長ストーリーの軌跡を、追体験させて頂くことができました。これは1人の就活生の体験を、リアルに基づいてコミカルにまとめ上げた、素敵な渾身の1冊です。
就活本として、何よりも真っ先にお勧めしたい。ぜひ、あなたも、こんな体験をして、「就活」なんて体験、大いに笑い飛ばしてやってください。次はあなたの番です。
あっ、ちなみに最初の理論のくだりは、なんとなーく頭に浮かんで最初に書きたくなっただけなので、ぶっちゃけどうでもいいかもしれません(自己矛盾)。本書は、理論体系としても、事実(実体験)のエピソードの数々に基づいて、精緻化・提示されており、就活プロセスの進行にあわせて時系列的にまとめられていますからね実際。わかりやすいですわー。理論からじゃなくて、経験がベースにあって、それをわかりやすく提示できるように、まとめていく過程で体系化されていった一冊です。健全。就活開始から、内定の瞬間まで、この1冊だけでOK!!ってほど、信用していいから、とにかくボロボロになるまで読み込んで、エッセンスを学び尽くしてください(120923)。
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去年の出版甲子園で顔にド派手なメイクをして、プロフィールとは裏腹に恐ろしいトーク力を持っていた無能さん。一年越しに、まさか本を手にするなんて。
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就活前に読んで置いて良かった。
下ネタとか2ちゃんぽいネタは多いけど、それが平気なら読んで損はないと思う。
この本を含めてあらゆる就活本やセミナーの類を疑ってかかり、自分で考えて自分にとって有用なものを選び取って行きたい。
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乱読して、使えそうなテクニックにふせんで目印をつけた。
くすっと笑える文章で抵抗感なくどんどん読めた。
実践的でわかりやすかった。
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内容は下ネタ交えて、ときに面白くときに目からウロコの内容だったりで、とても読みやすい。著者の経歴を見ても、「おー、これは正に凡人学生だ!(下手すればダメn(ry)」と説得力があって、真剣に聞こうと思えます。
ただ、ひとつ気になったのは、著者は自分のこと“コミュ障”だと卑下してるけど、説明会で普通にグループの人と話せたり、面接官にギャグかませたり…下手すりゃ普通の人以上に口達者だろ!というツッコミをしたくなったことかな。
この“コミュ障”という単語に強く惹かれて購入した私は、この事実にかなり胸が痛くなりましたよ…。そして、やはり結論としては、雰囲気!というか、面接官が気に入る人物に徹しろということなんで、やっぱりな…と。ただ、その方法というのが、他の就活本と一線を画してるんで、買って読む価値はあり。ESの項目などはとても参考になりました。
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来年に就活が始まるのと、帯とタイトルの凡人という言葉が目につき手に取った。。ページをを少しめくるとぐさぐさと心に刺さったので、今、読んでおこうと思った。
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資格もない。サークルも入ってない…のナイナイ学生だった武野光が、どのようにして内定を得て行ったかの話と、その方法論。
有能学生と同じ土俵で戦うな。ナビサイトに踊らされるな。相手は人、こちらの人間性で勝負しろ。等々、専門家ではなく一人の学生の目線で書いてある。ユーモアと時折下ネタも交えて、吹き出すことも。
書かれている著者の経験談は就活を経験した人なら"あるある"とうなずかずにはいられないいうことは間違いない。
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言葉遣いが下品なのは、個性として認めるとして、助詞とか細かい所が適当なところは、編集者に文句が言いたい。
内容的には痛快で面白いから、文章が許容出来る人なら読む価値はあり。
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就職活動において「いい人戦略」で内定を勝ち取ったノウハウを公開している。GDでは書記が有利など、筆者の資質が相乗してたまたまうまくいったケースと思われる。凡人が真似(人間性アピール)をしてもうまくいかない、というか真似できないと思う。ぶらり日常探訪は、難易度が高い。