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トレンダーズ社長さんも読んでいる本。
著者であるコリン・パウエルは2001年から2005年までの間、アメリカの国務長官を務め、計4つの政権で政府の要職を歴任した。
パウエル氏のキャリアは、じつは清掃夫から始まっていた。
ペプシ工場の清掃夫から、黒人として初めて米国陸軍の四つ星大将となり、史上最年少で米国4軍のトップである統合参謀本部議長、さらには国務長官にまで出世した。
以下メモ。
◆問題にあたったとき
問題は解決しなければならない。 管理ではだめなのだ。 隠してもだめ、小さく見せかけてもだめ、 迂回してもだめ、やわらげてもだめ、 他人のせいにしてもだめである。 実効性のある修正をおこなわなければならない。
◆昇格させる者について
勉強を続けて知的に成長する者。 次のレベルの準備をしている者。 今の仕事が限界ではない者を探す。 野心でぎらついているのとは違う意味で意欲的な者。 同輩から尊敬や信任を寄せられている者。 次の段階に進む自信を持つ者。 自分がコントロールできていて、職階の上昇に伴って 増える責任や重圧に耐えられる精神を持つ者。 慢心もしない。 バランスがとれている者。
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元国防長官のリーダーシップ論ですが、生きる上での示唆に富んだよい本です。
ピラミッド型の組織がどう部下を育て、評価され、評価し、新陳代謝を図るのか。
トップはどう決断するのか。
非常に近い過去に、ホワイトハウスでどう決断が行われたかを知る上でも興味深い本です。
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非常に著者の人柄が内容に出ている。それは、普段はわからないエピソードが語られているからかもしれない。
「どこで人生を始めたのかではなく、どこで終わるのかが重要だ」という言葉には勇気づけられる。
著者は退官後、公教育の活動に力を入れているようで、過去や環境に関係なく、誰もがチャンスを手にできるよう支援を行っている。
かつての自分がそうであったように。
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コリン・パウエル氏が判断を下したり、仕事に向かうにあたり意識している心得の紹介。
生死をかけた軍の裏側や部下からの信頼、政治の話など、様々な事例を基に、どんな背景でどんな判断をしてきたかが綴られている。
血の通った判断の難しさや大切さ、そして日常的に意識しなければならないスタンスについて、よく学べる。
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リーダーを目指すというより、リーダーの良き部下になる為には、という謙虚な気持ちで本書を手に取った。
感じたことが幾つかある。
まず、題名が内容とはちょっと違うような気がした。
帯のコピーには”最強のビジネス書”ともある。
だいたいは、その通りかも知れないが、コリン・パウエル氏の自叙伝的な内容も多い。
湾岸戦争の大量破壊兵器の振り返りも”本書のみ”という断りも付け加えられ記述されていた。
次に訳者の”和訳”が良い。普通、訳者の紹介(履歴)など見ないことが多いが、途中気になり、裏表紙を見てみた。
あのスティーブ・ジョブスⅠ、Ⅱを訳された方であった。表現が丁寧でもあり、大変読みやすい訳でもあった。
主題でもあるリーダーシップ論は、ビジネスマンの立場としても、学ぶことが多かった。
やはり、アメリカ軍、政府の国務大臣などトップを歴任し、アメリカ大統領の直属でもあった人の言葉は重い。示唆が多い。
付箋だらけになったし、読んだ直後であるが、再読したい、とも感じた。
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著者は米国軍のトップである統合参謀本部議長に最年少就任。元アメリカ国務長官。人生で得た教訓や逸話をまとめた本。士官の心構えや問題への対処の仕方などが具体的に書かれている。実践的で非常に参考になった。
パウエル13のルールのうち、特に気に入ったのは以下。
1. なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ。
3. 自分の人格と意見を混同してはいけない。さもないと、意見が却下されたときに自分も地に落ちてしまう。
7.他人の道を選ぶことはできない。他人に自分の道を選ばせてもいけない。
原題は"It worked for me. (私はこれでうまくいった)"。邦題が酷い。
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雑談のような面白いエピソードもあって、気軽に読むことができた。
リーダーとしても、一兵卒としても、勝つために、楽しく生きていくために、参考となる言葉や考え方が多く書かれていて、自分に引き寄せて読み進めることができて、充実していた。
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彼の人柄がよく出てる。リーダーになるにはとかってより、彼の人生のいろんな出来事を書き連ねてった感じでまぁ面白い。大事なのはやっぱ人。そして米軍が大学の成績とか出身に関係なく彼をここまで引っ張り上げたのがすごいと思う。
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パウエル元国務長官のリーダー論。私が在米日本大使館勤務時代に彼の国連でのイラク演説をCNNでみたのを思い出す。大量破壊兵器は結局なかった。その関連で実に率直に「なぜ失敗したのか」を語っている。その他、米軍で黒人初、しかも最年少で4つ星大将まで上り詰めた彼のリーダー論だけに説得力がある。
本書全体として、彼の人柄がにじみ出ている。後半の人生を振り返る部分が実に面白い。ウォシュレットが苦手とか。ご一読をお薦めしたい一冊。
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ブッシュ大統領時代の閣僚として、よくTVでも取り上げられた人物。
本人の経験・体験がつづられているのみだが、怒りんぼうだけれども部下・人を思いやり、目的をきちんととらえている人物であることがよくわかる。
大量破壊兵器に関する国連演説に関する章は、彼の素の姿が垣間見えて面白い。
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大国の要職を務めた経歴に基づくエピソードも興味深かったが、それ以上にそうした重職にふさわしい人物なのだなと、その誠実な人柄を感じた。
情報操作の危うさも当然に感じたが、上司に恥をかかせない心構えなどハッと思う点も多かった。AAR(アフタークションレビュー)の徹底ぶりも勉強になった。
12-137
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コリン・パウエルの自叙伝。この人がたたき上げということは初めて知った。
実力組織の長であった経験を活かし、指揮官としての心構えや人材育成の方法を、ジョークを交えて丁寧に語りかけてくれる。
読んでよかったし、これからも繰り返し読んでいくことになると思う。組織の中で仕事をする人や組織運営を担う人は、是非とも読んで欲しい。
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元米陸軍大将のコリン・パウエルが、自身の軍人人生を振り返って、
リーダーに必要な心得を記した本。
部下の立場としての上司への接し方、上司の立場としての部下への接し方。
両面から書かれており、読者の今の立場・目指す方向に応じ、色々な示唆が得られる。
企業において生え抜きで上を目指す人にとっては特にお奨めであろう。
自分がどのような人物であるのか?最初に伝えるのは良いことかもしれない。
「失敗は孤独であることが多い。成功は違う。」とまとめにあった。
冒頭に綴られる「13箇条のルール」。
自分を強く持つ必要性を痛感するが、
周りへの感謝という気持ちも改めて忘れてはいけないと感じる。
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自らの秘めた能力をアメリカ陸軍及び政府、大統領に認められ、統合参謀本部議長、国務長官などを歴任した筆者。
わたしはこれでうまくいった、”IT WORKED FOR ME " というのが原題だそうで、彼のやり方、そしていろいろなエピソードがちりばめられている。
組織人としてこうありたい、こういう上司であれば意気に感じるだろうと思うところが多々ありました。
NYのホッドドック売りとの対話が素晴らしく、読後感がさわやかです。
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元米国国務長官のリーダー論。覚悟、俯瞰的かつ先を読んだ判断、部下への尊敬と思いやり、引き際など、軍という極限状態での判断を強いられる中で鍛え上げられたリーダー像を実践し続けた。。最も優れているのは、ひたすら学び続け、努力してきたこと。