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「いいタイの見分け方~4つのポイント」
あなたにとって優れたタイとはどんなものでしょうか。お気に入りのタイを選ぶ際、4つのポイントを知っているとよりタイ選びが楽しくなります。さて、そのポイントとは。
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タイを購入する際には色や柄ばかりにとらわれがちだが、本格的なタイと安物タイでは、生地の品質はもちろん、芯地の素材や縫製、構造に至るまでがまったく異なる。
これがそのまま耐久性の違いとなり、また、実際に締めたときにキュッと締まったノットが築けるか、美しいディンプルができるかの差になる。店頭では下に挙げた4つのポイントをしっかりチェックし、いいタイを見極めてほしい。
[1]ノットの入り方
上質なシルクタイほど生地にハリとコシがある。ゆえにディンプルが入りやすく、締めたときのノットの表情が格段に違って見える。
[2]縫いの立体感
裏返して布が真ん中で合わさっている部分をチェック。立体的に縫い合わされていれば◎。ミシン縫いでは歪んだときに微調整できない。
[3]剣先の均一性
タイ全体の歪みをチェックするにはこの方法がいい。大剣部分を裏側に折り、裏側の二等辺三角形と大剣の形がぴったり合えば合格だ。
[4]たるみ糸の有無
タイを結ぶ際、この糸が動くことにより、力を分散させ、縫い糸とタイ自体の生地のダメージを軽減する。高級タイに見られる仕様だ。
~『ひと目でわかる王道&最旬Vゾーン』より
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「いいタイを長く使うための傷めない外し方とケバ立ち対策」
お気に入りのタイ、何本お持ちでしょうか。お気に入りのものは登場頻度が自然と高くなることもあって傷みがちですが、だからこそ、長く使いたいものですよね。いい素材を使っているものはなおさら。
今回はいいタイを長く使うための外し方とケバ立ち対策をお届けします。少しのことですが、するとしないとでは大きな差が出ます。
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■傷めない外し方
タイの着脱時には生地や縫製部にどうしてもかなりの負担がかかってしまう。とくに気をつけたいのがタイを外すとき。
ノット(※タイの結び目のこと)を力任せに引っ張ると、すぐにくたびれてしまい、薄手のタイやニットタイの場合は一発で生地が伸びてしまう。扱いさえ丁寧なら、タイは一生使えるもの。基本をくれぐれも遵守していただきたい。
[1]ノットを押さえつつ静かに小剣を引く
[2]丁寧にノットを崩す
[3]表地をならして結びジワを伸ばす
基本的にはタイを結んだときと逆の手順で外していくが、結び目を緩めるときにノットごとグイッと引っ張るのは絶対タブー。しっかり片手でノットを押さえ、静かに小剣を引いて緩めるようにしたい。
■タイのケバ立ち対策
シルクタイの表面に細かなケバ立ちが出たら、ライターであぶるといい。ほつれた箇所が程よく溶け、再発も防止できる。もちろんあぶり過ぎには注意し、慎重に行う��と。またウール地にはNGだ。
~『ひと目でわかる王道&最旬Vゾーン』より