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リーダーに必要な4つの条件が参考になった。
①方向性を示す:やる、やらないをはっきり決める
②ディテールを知る(積極的に1次情報を入手し、最先端の技術を習得する)
③哲学を持つ:社会観、組織観を明確に提示する
④昨日と同じことを疑う:物事の変化は予測不可能と考え、状況に応じて行動する
また義憤を持たないような人はだめだとも。確かにそうだと思う。
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■マーケティング
A.いまのマネジメント層をみて、いちばん問題だと思うのは「同業他社」をベンチマークにしていること。
B.相変わらず部下からの二次情報しかソースを持たないトップは、市場の変化についていくことができない。
C.リーダーに必要な4条件
1.方向性を示す
2.ディテールを知る
3.哲学をもつ
4.昨日と同じ事を疑う
D.ミクロの考え方を、リーダーといわれる人たちが堂々と主張してきた。
しかしいま、30年間にわたって日本が蓄えてきた遺産は尽きようとしている。
その世界観を根本から変えない限り、ますますこの国はジリ貧に陥り、状況は更に悪くなるだけだ。
変化を嫌い、座して死を待つのか、それとも複雑系社会を理解して、新しい未来を切り拓くのか。その決断は読者一人ひとりに委ねられている。
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著者はi-modeの仕掛人であり、現慶應義塾大学特別招聘教授、さらにはドワンゴを始めとした数々の取締役を請け負う夏野氏。昨今問題となっている企業経営の問題点を分析・解説しつつ、これからの経営者やビジネスマンは具体的にどんなことをしていけばいいのかといったノウハウが書かれています。企業経営についての解説は大学教授らしく“複雑系”、“自己組織化”、“外部経済性”といったワードに集約して分析し、ロジカルに現在の大企業の問題点と解決方法を導き出していて分かりやすいです。ネットなどでは過激な発言で注目を集めている著者ですが、考え方はやはりMBA取得実績もあるように非常に経営者目線ですね。話題毎に飛びつく他のビジネス書とは一線を画し、全てが中長期的な目線で現実的に語られているように思います。特に、トップに必要なのは“方向性示す”ことと“哲学を持つ”ことだというのは、昨今伸びている企業の経営者に照らし合わせると納得感が増す言葉に他なりませんね。
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複雑系というのをキーワードに現代の経済、教育といった様々な分野での、考え方を変えてみたらいかがですか、という本。
ただ、複雑系の説明がさらーっとしてるので、全体的にはふーん…という程度だったかな、と。
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発展のためにあるべき会社組織、リーダーについてまとめられた一冊。
書いてあることは特に目新しいわけでも無いが、キーとなる考え方が明確で、今どきのビジネス書が礼賛するスキルを無条件では肯定せず、必要なものとそうでないものに分けているところも明確で分かり易い。
会社の中でどのようなポジション・ふるまい方で仕事をすればよいのか、という所が一番身になる部分ではないか。
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業界という考えだと、このご時世やっていけないというお話。『複雑系』がキーワード。
リーダとしてあるべき姿、身に付けるべきスキル、働き方・キャリアなどが網羅されている。
特に何も考えていない人でも語学とプログラミングは身に着けておいた方が良いという意見は同意。勉強しなければ。。。
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日本の大企業や政治、教育のダメなところをiモード、ニコ動の夏野剛氏がツッコミを入れる。だがグチを言い放つだけではなく「こうあるべきでは?」と考え方も出している。日本が嫌いな訳ではなく、もっと良くなって欲しいという愛国心を感じた
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ごく当たり前のことしか書いていないように思うが、その当たり前に思うことが実行できない。幼少期の教育から逆向きなので本当に傷が深い。
第6章163〜164Pは重要
・物事は予測不可能
・だからロードマップに固執しない
・多くの人、組織は昨日と同じ仕事をしようとする
・だからリーダーたるものは昨日と同じことをしてはダメだと
発破をかけなければならない
変革することに対してなぜ変えなければいけないのかを問われることが世の常であるが、本来は変わることがデフォルトで変わらなくていいことに理由が必要なのだと思う
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なぜ日本の大企業や政治が破綻し、アメリカの新興企業が世界を制覇しているのかを「複雑系」というキーワードに解説しています。
従来の世界はそれぞれの分野が閉じた系で成立していました。しかし、現代では複雑系、つまり部分を見ても現象を理解できず、全体をマクロに捉えないといけない時代になっているそうです。しかし、日本の大企業や政治家はいまだに閉じた系で思考するスタイルに終始し、時代についていけなくなっているそうです。
これからの時代に対応していくための思考法は、創発、自己組織化、外部経済性、デファクトスタンダード、ポジティブ・フィードバック。つまりWebの世界の思考スタイルがそれ以外の世界に浸透していっているよう。Webの思考に慣れている人は今後の時代に強い人だと思います。
ちなみに序盤の考察は興味深いですが、後半の展開はいまいちでした。もうちょっと後半の具体例をねって欲しかった。
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あまり氏らしい感じがしない本書。
どこかのビジネス本の焼き直しなような感じがします。
残念でした。
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変化の激しい時代に必要な複雑系という考え方。既存の画一的な考え方では、世の中の変化には対応出来ない。複雑系におけるリーダーの条件は4つ。方向性を示す、ディテールを知る、哲学をもつ、昨日と同じ事を疑う。本を読み、様々なコミュニティと関わる事により、仕事観や社会観という哲学を育てていく。また、変化しないという事が安住ではなく、不安と感じる感覚でいたいと思う。
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夏野さんの切り口爽やかなわかりやすい論理には考えさせれる。
確かに議論を尽して何も出来ない企業の現実がある。
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今度、直接話しを聞けるかも?ってことで借りた夏野氏の本。iモードの立役者だけあって、IT化を強烈に主張している。
製造業の現場に接している私には違和感を感じることもあるが、いまだにスマホではなく携帯を使っている自分には強く反対意見は言えない。
ただ唯一共感したのは、企業は仕事のON OFFを完全に分離しているのがよくないということ。CAD使いとしては、出たアイディアをすぐ絵にできないということ。一番いいアイディアがでるのはお風呂なのに。
ま、まずは自分のITツールを何か増やすか?スマホ以外で・・・。
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目的:大企業の組織的な問題とか、その改善策とかを知れればと思って。手に取る。若干暇つぶし。iモードの立役者夏野氏が、どのような考えの人なのかと。
結果:あまり面白くなかった。確かにiモード自体はすごかったと思うが、
それ以上の情報はなかった。
大企業が突然つぶれる理由もよくわからなかった。
大企業にいる年寄りは、ITがわからないくせに、
若い人のアイデアに、文句を言う。一時情報を取る努力もしない。
という点を主張しているようには思うが、単なる愚痴でしかないような。
確かに、そのとおりではあるが。
複雑系という観点、開放系ともいうかもしれないが、それは、大事である。
創発、外部経済性、デファクトスタンダード、ポジティブフィードバック
といった単語は、大事だけれども、その概念自体は、当然。
リーダーの資質、方向性を示す、ディテールを知る。
といった点もわかるが。。。。
資金と人材の流動性が大事、公務員のターム製など
当然、そうなれば、良いとは思うが、その駄目な点や、
それを実現する方策など、今の日本では不可能に近く、
ちょっと、他人事感がひどかった。
あまり好きにはなれないタイプの人のようだ。
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タイトルはちょっと内容と合っていませんが、要は企業だけでなく社会全般が現在は「複雑系」になっていて、それに対応できない組織、個人は生き残れないというもの。
これまで夏野氏は幾度も「複雑系」をキーワードにビジネス提言をされてきたようですが、本書の「複雑系」の解説はわかりやすかったです。
「複雑系」の反対は「閉じた系」。つまり内向きで前例に捉われた組織や個人は、現在の猛烈なスピードで変化する予測不可能な社会に適応できないということ。では「複雑系」な組織や個人とは何かといえば、外に向けて開かれていて、数多くの新しい出会いと発見の中から互いに刺激しあって新しい発想を生み出すこと。また、それらが数多く集まって、社会全体に当初は予期しなかったインパクトをもたらすこと。そしてこのサイクルが繰り返すこと。(ポジティブフィードバック)といったところが主旨でしょうか。
雑誌の連載をまとめた本だから仕方ないでしょうが、後半の社会変革提言は、ちょっといかにもあとから付け足した感じもします。前半は「複雑系」について、新書らしく簡潔にまとめてあって、そこには気づきと好感を得られた一冊でした。