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19世紀後半のケンブリッジでの生活、特に中・上流社会の考えた、教育方針などが垣間見える。
おもしろい・・・・と感じるのは多分、女性でしょう。
男性にはこの手の作文はなかなかのめりこまない。
それでも、チャールズ・ダーウィンの葬儀のとき長男が寒いはげた頭に、葬儀中ずっと手袋を載せていた・・・なんていうエピソードは、この本を読まなければわからなかっただろう。
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イギリスに旅行にいくため、イギリスにまつわる本を読もうと思って図書館をふらついていたら新着図書コーナーにあったこの本を見つけました。
生物学がすきなので、これはいいと思い、あんまり期待はしてなかったけど読みはじめました。
みずみずしい情景描写と、筆者独特の視点でかかれる物語にひきこまれ、楽しく読むことができました。
ヴィクトリア期の、今とは異なった生活習慣を鮮やかにかき、それでいてくすりとわらえるユーモアのある作品。
ゆっくり読みたい一冊です。
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チャールズ・ダーウィンの孫娘の語る19世紀末から20世紀初頭にかけての、比較的自由なイギリス家庭の日々がユーモアと愛情を込めて描かれている。この有名な科学者(ほとんど登場しない)を知らなくてもじゅうぶん楽しい。
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ダーウィンのお孫さんにあたる女性による子ども時代の回想記。
科学者をはじめ当時の著名人の多くは、特権階級に属する人々だったのだなぁということがわかる。まだ、科学者などは職業ではなかったということなのでしょう。
そんな時代に生まれた著者は、どうやら「淑女」になることを拒否するという反骨精神を持ち合わせた面白い女性だったらしく、ダーウィン家と自分にまつわることを回想する中で、当時の社会状況を教えてくれる。
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『種の起源』を書いたC・ダーウィンを知らない人はまずいないだろう。超のつく名門家で、お嬢として生まれた著者は孫に当たる。たいへん自由奔放な方とお見受けする。解説にもあるが古き良き時代の英国ケンブリッジ(この町はカレッジの集合体だ!!)に思いを馳せられる本だ。