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苫米地本の中でも苫米地色の薄い本でした。編集のスタイルが中谷彰宏さんの本に多い今流行の、タイトルに数字を振って、タイトルと本文の最後に一言アドバイスが書かれている本でした。編集者があまり上手じゃないかな。
この本でのあらたな洗脳の視点は
・核家族化は政府や企業の働きかけで進んだ
・うつ病患者が増えているのも誰かが利権を得ている
の2点でした。
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すべての人間関係は、相手のニーズをどのようにして見たすか。
大好きなことを仕事にしている人が勝つ。
知識を増やし続けることが、成功と自由の鍵になる。多読。
勉強は、3ヶ月で1テーマ。短期間で一気にやる。
モチベーションは原因ではなく結果。
自分の付加価値をどれだけ生み出せるか。
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仕事上の悩みの解決方法や、資産作りの考え方、しいては結婚、子育て等30代の人がぶち当たるであろうことが網羅されている。
そしてその解決方法が苫米地流で「さすが!」と唸らされた。
年代を問わず読める。
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●序章
・人生で最も重要なことをひとつ挙げるとすれば、それは思い通りに生きることです
∟自分にしか分からない最高の価値を手に入れよう
∟自分の中にある凝り固まった認識を外せるようになろう。複数の視点を持とう
∟思い通りに生きれば、いま取り組んでいること、これから取り組んでいくこと、あらゆる人生の選択と行動はその瞬間に心から楽しい取り組みに変わります。雑事が毎日つみあがり、飽き飽きする日常のようにみえていた全ての事柄は、意味を変え、新しい価値を放ち始めます
∟労働時間 = お金という認識を改めよう
●1章:30代のための仕事術
・周囲の期待に応えようとしてはいけない。期待を超えた結果を出す
・自分が選択した結果なら最高の結果であると認識する
・仕事の向き不向きを考えた時点で負け。それはその仕事が嫌いということ
・本当にやりたいことだけをやると結果がでる
●2章:30代のための勉強法
・仕事の知識や技術を学ぶ勉強はもちろんですが、それ以上に世の中に対する関心の幅を拡げるための勉強が必要です。人間、社会、自然を良く理解し、沢山の知識のゲシュタルトをつくり、世の中の原理をみにつけていくことです。
・知識の量をふやすだけで、脳はさまざまな問題を解決する
・自分の興味ある分野は経験を通して学ぶ
・知識がない人は、自分の可能性も物事の本質も見ることができない
∟私は自分の趣味の向くままに知識を獲得する行動によって自分が本当に何をしたいのかを明確にすることができたと考えています
∟人間は、まず知識があってそれから認識が生まれます。知識が備わっていなければ脳は認識することができないのです。これを、スコトーマ(盲点)の原理といいます。
∟つまり、知識がない人はそれが盲点になって事の本質を見ることができないのです
∟20代と変わらない知識で30代を送るとすれば、進歩は何もなく、それは消耗品としての人生に甘んじることでしかありません。
・知識のゲシュタルトは多読で獲得する
∟自分が読みたいと思う「以外」の本を片っ端から多読する
・テーマを絞って読む
∟知識のゲシュタルトをつくるには、テーマを決め、関連する本をそうざらいし、次々に読み込んでいくしかありません
∟関連する本をすべて読み、仮説を立て、検証し、それが成立するために必要なミッシングリンクを埋める作業をくり返していけば、知識のゲシュタルト、つまりテーマ全体を俯瞰する認識がうまれます
∟1テーマ10〜50札を一気に読み上げれば知識量は数倍になる
∟1テーマの習得目安期間は3ヶ月。趣味や娯楽の楽しみの本質はそこに時間を費やすことであるのに対し、勉強の楽しみの本質は知識を獲得して増やすことであり、そのために時間をかけることではありません
●3章:30代のためのモチベーションの作り方
・モチベーションを保ちたいとすら思ってはいけない。モチベーションとは原因ではなく結果。大好きなことをやっているからモチベーションが高まる
・快適ないまを抜け出せる人だけが、次のステージを見���けられる
・不安は「現状維持」をしたいだけ
・データが不足して判断がつかないときには、判断がつくまでデータを調べなくてはなりません
・自分はこういう人間という思い込みをやめよう
●4章:30代のためのお金の作り方
・3つのゴールを設定しよう。職業、大乗(人に幸福を与える)、小乗(自分にのみ幸福を与える)
∟価値があるけどマーケットがないものにこそ本当の価値がある
∟自分の付加価値を最大に高める
●5章:30代で考えるべき「結婚、家庭」
・自分のニーズを最優先にしてはいけない
・実は相手の幸せを願っているようでいて、たいていの人は、自分がそう望み、自分が幸せになるために結婚しています。つまり、自分のニーズが最優先です。
∟自分が幸せになるためにした結婚は100%失敗します。脳細胞は3年もすれば全て入れ替わり自我も入れ替わることから、自分が幸せになろうとして行った結婚も幸せの定義から全て変わってしまいます
∟結婚は100%相手のためにする
∟自分のニーズを最優先してはいけない。パートナーのニーズを常に考えてみる
・全ての人間関係は相手のニーズをどう満たすか
・こういう家庭にしなければならないと思わない
∟相手のニーズを満たすことが1番なので、理想の姿ありきでは順序を間違えることにもなりかねません。
・何かを犠牲にすることなく、独立した複数のゴールを見つける
∟結婚すればそれが仕事の活力になるというようなゴールの混同をしてはいけません。その考えを採用すると、仕事を成功させるためには結婚や家庭のゴールを犠牲にしていいということになります。そうやって選択した結婚は職業のゴールを達成するための自分のニーズを満たす結婚になり、100%失敗します
・人生のゴールとして掲げたものを、結びつけて考えてはいけません。なぜなら、どちらが主でどちらが従になるからです。
●6章:30代のための悩まない心の作り方
・人間は認識を通じて全てを感じ、自己認識(エフィカシー)を通じて自分を評価する。よってわざわざ認識したものをネガティブに捉えて自分のエフィカシーを下げる必要はない
・偽ポジティブ思考「コップに半分も水が入っている」
∟コップに半分も水が入っているという考え方ではなく、のどが渇いている中で水がある、ラッキーと捉える
∟ここまでの量ならハッピーだけどここからはハッピーという線引きの思想を混入させるとネガティブな認識を肯定したことになってしまう
・眠るときは明日はいい日になると思って眠りなさい。そして、朝起きるときに、今日はいい日になると思っておきなさい。生きていることがラッキー
・「〜すれば〜になる」という考え方をやめる
∟エフィカシーを上げるのは簡単で、現在すでにエフィカシーが上がっていると認識することです。つまり、「いまの私はすごい」というふうに、現在計で自己のイメージを持つことです
∟間違ったコーチングだとこれを未来形でやってしまいます。すると、本人の無意識は、未来は成功するのだから「今はこのままでいい」と思い、現状を変えようとはしなくなります。現状を変えなければ、未来においても今日が続��ていくだけのことです
∟現状を否定し、変えるためには、現在形で認識するわざを使うわけです。
・人や自分の悪口を言うと、エフィカシーが下がります。人の悪口をいうのは自分のエフィカシーが低いためです
∟仮に自分が失敗してしまったら、「らしくない」と思えばいいのです。否定をしてはいけません
・仕事がいやでたまらないと病気になろうとする
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・我々が獲得するのは、最初は断片的な知識です。その断片が蓄積されて行くと、知識同士が繋がり、一つの認識になります。知識のゲシュタルトの量に比例して、人は様々な問題を多角的に考察する事ができるようになる。
・3ヶ月〜6ヶ月で結果がでるよう、自分で期限を設ける必要がある。1年で4つのゲシュタルトを作れば、10年で40個になる。
・現状のコンフォートゾーンから出る事。
・年収3〜5千万が大企業の役員報酬(経団連の横並び意識からか、株主への配慮なのかは不明)、都市銀行頭取は高めだが6千万程度。
・パナソニックの3Dプラズマディスプレイが10万8千円。
・子供のIQを高める方法:質問をする→内容は間違っていてもよい。前頭前野を活発に働かせる。
・心が強い/弱いはない。ただ話を聞くか/聞かないかの選択だけ。「悩む事」を止める選択をすれば良いだけ。
・「心は成功に導く道具。自由自在に操れれば、最強の武器になる。」
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自分を鼓舞したいときには苫米地本が最適です。
三ヶ月間、ひとつのテーマを徹底的に多読しつくすと知識のゲシュタルトができる。
そういうがんばり方、楽しい。
この本読んで思い出したのが、最近仕事のパフォーマンスを最大限発揮できてる状態を「ゾーンに入る」と表現してるweb記事があった。
自分にストレスを与えてリラックスするとゾーンに入りやすいんだとか。
お客さん打ち合わせの前とかやってみようー。
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知識のゲシュタルトを多く形成するため、何よりも多読が大切だと。知識がなければ認識も生まれないのが印象深い。