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6月に、紀々も取材をお受けした毎日新聞の特集「リアル30’s」が本になったそうです。
反響の大きさに、私自身もあらためて30’sについて考えるきっかけとなりました。
下記から、過去の記事も読めます。
http://mainichi.jp/feature/real30s/
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あまりにも周回遅れの企画と言わざるを得ない。そもそも今論じられるべきは、経済政策や法規制の整備、そしてケアのあり方であるはずだ。さらに採り上げられている世代も完全に「ロスジェネ」世代であり、より下の世代を含めた議論になっていない。さらに結論が「つながり」礼賛だったり、小さな幸せの追求だったりと、個人的、内面的になっているのも度し難い。このような「生きづらさ」連呼で、その先につながらない議論は、はっきり言って有害である。
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リアルな30代を真正面から捉えたルポ。正直に言えば、本の中には「この人は"リアル"なのか?」というような特異な(に思えてしまうような)生き方をしている人が出てきたのも事実。いや、でもこうした人を含めてのリアルな30代なんだろう。
新たな価値観を思い描こうとするけれど、自分が思い描く価値観になんとなく自信が持てないでいる…なんとなくそんな印象。とにかくみんな迷ってる。本当にこれでいいの?それは(陳腐な言い方ではあるけれど)唯一無二の答えを求め続ける学校教育の考え方が無意識のうちに染み込んでいることに原因があるのかもしれない。「どう生きるか」という正解のない問いに自分で答えを出すのはなんだか不安だ。他人の評価も気になるし。そんなところではないだろうか。
twitterでのやり取りをありのままに載せてみたり、面白い構成だとは思うがとりとめもなさすぎて読み辛いのが欠点。でも、提示されたある人の生き方に対して乱反射するように様々な反応が肯定・否定取り混ぜてなされているのがなんとも興味深い。つまり、絶対的な価値観なんてものはないのだ。でもだからこそしんどいし考えるのが面倒で生きづらいのかも。
さて、自分も来年はいよいよ30代を迎える。今の自分って何か芯があるかな?何か芯があればなんとか生きていけるような気がしてるんだけれども。
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30代前半の人たちのインタビューに基づいて記事にしてあるんだけど、
同世代なだけに、
「コイツ、すげぇ尊敬する」、
「心から共感する」、
「まだこんな甘ったれたこと言ってヤツがいるのか」、
とか、いろいろ思った。
リアル過ぎて、沈んだ気持ちになってしまった。
働き始めてからずっと感じてる閉塞感を感じ続けてて、経験を重ねても消えることはなく、より強く感じるようになってたけど、多くの人はそれを「生きづらさ」と表現するのかな、と考えた本でした。
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いろんな同世代のインタビュー連載記事をまとめた書籍。最初の頃はネットで読んでて「ああ、暗くなるなぁ。でも同世代のことを知ろう」と読み始めたけど、やはり希望が持てず暗くなって最後まで読めませんでした。物心ついたらバブル後で、その後ずっと不景気で、上の世代に年金を食われる側で、いいことなし世代。
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安定雇用が崩れ、足場の不確かさが自信のなさに繋がり、「覇気がない」と言われつつ低賃金で黙々と働く。
真面目に働けば成功できた親世代に理解されず、「努力が足りない」と言われる。
30代として、随所に頷きポイントがあり、閉塞感の理由が少し解った。
新聞連載時から興味深く読んでいたけれど、現状把握のその先を見たい。
紙上ではまたこの企画が始まるそうなので、期待。
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いつの時代でも30代になれば、家庭を持ち、社会的責任が大きくなり、体の衰えを感じるなどから、世代特有の悩み(人生このままでよいのだろうか?等)を抱えるものだと思う。
そのことを踏まえてもロスジェネといわれる我々30代は頑張っても報われないなど否応なく考え方や生き方の変革を迫られ、「生きづらさ」を強いられた世代であるようだ。確かに、寄せられたツイートの多くには共感できるところがあったのは事実であったし、自身を振り返っても思い描いていた人生との乖離は大きい。でも、私の場合は頑張ればまだ何とかなるのではないかと甘えがあったと思う。
遅きに失したが、30代半ばにして気付けた今、自分磨きに邁進している。やはり、もっと早く気づいていればよかったとの思いから焦りは大きいが、日々成長を実感できている。今はこれがやりたいと目標にしていることがある。ただ、それが本当にやりたいことじゃないかもしれない。でも、このまま人生を終わらせたくないとの思いだけは強い。
とにかく、特集(case8)でも取り上げられていたが、私も「少しずつ前へ」進んでいく。生きがいだけは常に感じていたい。
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タイトル通り、リアルな30代の声をまとめた本。もっと普通な人もいるし、幸せな人もいるだろうとツッコみたくはなるが、おなじ30代としていろいろ考えさせられた。
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30代、上手くいっていれば、何も問題はないが、派遣、フリーターなどの生活から先への不安がひしひしと伝わってくる。ここにあげられるリアルな声。
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どんな状況にいても職についていても、
もやもやする世代なのだろうか。
給料はそんなにいらないけど、
かといってやりがいも求めてるわけでもなく。
繋がりもそんな求めてなくて。
ちょうどこの世代なので、
ピンとくるところもあればそうじゃないところも。
変革の過渡期という表現は何となく納得。
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6年ほど前に出版された本ですが、自分も同世代なので手に取ってみました。
毎日新聞の連載と、Twitter上でハッシュタグ付きでツイートされた感想などのツイートが中心。
「リアル30’s」として想定されているのは、バブル崩壊後に学生生活を送り、社会に出ようとする頃は就職氷河期だった世代ですね。
「反響」のページに上の世代からの「リアル30’s世代はここがダメ」という意見が載っていたり。まぁ、「お前ら甘いんだよ」と言いたい人がこういうところに投稿するものだ、と納得した上で読むが吉な感じです。
本筋から外れますが、感想ツイートの中に「エモい」という言葉が使われているものがあり、「この単語、6年前にも使われてたのね」と意外に思ったりしました。