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この小説が伝えようとしているのは何か。私の心をこんなにざわめかせるのは何か。
二つの物語に出てくる「名のない少女たち」。
本当の名前を持たない二人の「少女」は、名前という枠を抜け出して、そこにただただ圧倒的に存在する。その意味を考える。
二つの、場所も時代も異にする世界が交互に語られる。その中盤まではそれぞれの物語がどうやってつながっていくのか全く見当もつかず、二つの全く別の物語として読み進めていく。
疑問符をつけたまま放置していた問いへの答えはきっと、私の中にある
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「世界の中心で、愛をさけぶ」の著者だからってことで読みました。ちょっと複雑な構成と展開だったのはちょっと想像とはずれていました。
親子、夫婦、恋人、ニューハーフとの愛情などが入り組み、流れていきます。過酷な環境になればなるほど、純粋な気持ちが強さを与えるんですかね。
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近未来、荒れ果てた世界で生き延びよとする少年と口の聞けない少女。そして現代のタイ、バンコク。連絡の途絶えた息子を探しにきた小説家。平行して展開するストーリーはどこかで交わるのか?父親とは何か?家族とは?そして世界の中心で、愛を叫んだとしても、なお語るべきこととは?
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もっと明らかにして欲しい、もっと答えを出して欲しいと思えることはあるようにも感じる。
けど、この世界観と描写と雰囲気は好き。
哲学的なというんだろうか、問いかけや疑問にも、考えることをさせられる。
最初はタイ編がいまいちに感じたけど、途中からどっちも続きが早く読みたいと思うようになった。
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タイで息子の治を探す辻村の話と
ギギという少女と退廃した日本で生きていくオサムの話
オサムとギギ
辻村と道代それかウァン
対比されてる?
最初は片山恭一っぽくないかな、と思ったけどそんなことなかった。がっつり片山恭一だった。
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わぁーっ!と少し興奮気味に読んだ。
いなくなった息子と、少年が同じ名前なことに気付くのがだいぶ後で…(^^;
でも、この2つの世界どう着地させるんだ?と、興味津々で、最後は「へぇ~」って感じ。
ちょっと、タイの帰りの車で語らせすぎかな…。これ、誰かのセリフに頼らずに伝えられたら凄いのに…とは思った。
そうは言っても相当面白かった。ぐぃぐぃ読んだ爽快感はたまりません♪