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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教について興味のある方ならともかく、ふつうの人だと読んでも知識として覚えるくらいなんじゃないでしょうか。
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いたるところに出てくる日本の宗教観批判やリアリティのない対談(インタビュー?)には心底うんざりしますが、それ以上にとても面白い本でした。
有名な宗教の歴史の概要、考え方など、とてもわかりやすく解説してあります。
宗教的な考え方は、どれも新鮮で目からウロコが止まりませんでした。
”宗教入門”と銘打ってある割には偏っていると思いますが、なかなかこのジャンルに手を出せなかった私にとってはこんなに知識欲が満たされ、湧き出てくる本は初めてでした。
イラッとはしましたが、面白い世界を教えてもらって感謝しています。
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タイトル通りの本。
世界の宗教の解説と、それと関わりのある内容をメインに宗教の世界を解説されています。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の関係性はだいぶわかってきました。
また、仏教、ヒンドゥー教、儒教/道教、神道の解説も面白かったです。
(以上、ブログ全文です。)
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4368627.html
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世界の宗教を解説している本。
会話形式なので難しいことがなく、わかりやすい。
著者の意見が多数だが、かなり理解できる内容。
どんどん興味を持てる一方、自分を見つめ直すきっかけにも。
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著者のバイアスがかかっている前提で宗教とは何かを語る。神の論理は理解できない、宗教の論理は「救われる人は、必然的に信じる」、ご利益ではなく生き方を説く。この辺を抑えられた。
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はじめて読んだ宗教に関する本。
キリスト教ユダヤ教イスラームヒンドゥー教仏教など、幅広くわかりやすくて、読みやすい。
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キリスト教神学、予定説、人間は救われるか滅びる日あらかじめ神の意思によって定められているとする説、
信じるならば救いが与えられるではなく、救いに予定されているものは必ず信じられる、救われるものは信じられる。信じる事は絶対者からの働きかけ、
地獄、極楽店はあなたの心の中にある。
イエスを、犯罪者として処刑したのがユダヤ教、神の子として崇拝するのがキリスト教、預言者と見るのがイスラム教、
悪魔は、むしろ1,000人の姿をしている、悪魔よりも善魔、人を助けてあげたいと言った欲望の危険性、欲望の彼岸性、少欲知足、中道、いい加減、貧しい人は幸いだ、
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◆印哲ご出身のひろさちやさん(1936年生まれ)、仏教徒が書かれた宗教論。
本書全体に通底したメッセージとして、
・宗教は人間らしい生き方、すなわちあくせく・いらいら・がつがつ、とではなく、のんびり・ゆったり・ほどほどに生きる事を教えるものだという考え。
・いわゆる「葬式仏教」への憤り。
・政教分離の必要性
以上の3点が見られた。
◆ユダヤ教の特質は契約一神教。モーセがシナイ山でご契約。33
◆ユダヤ教は613条からなる戒律宗教であるが、いやいや戒律を守っているのではなく、むしろ選ばれし民として戒律を守れる事を誇りに思っている。46
◆ユダヤ教は神と民族との契約。キリスト教は神と個人の契約。55
◆南無阿弥陀仏の南無、はお任せする、の意。109
◆予定説に従うと、救われる者が信じられる、となる。これが宗教の論理。126
◆イスラム教の六信五行。151
◆此岸でよく生きるために、大乗仏教は無分別智を持てと言っている。164
◆神の教えを請うのがキリスト教、仏道修行をし、仏になる事を目指すのが仏教。そして、マジに仏(阿羅漢)になれると勘違いしたのが小乗仏教。240
◆宇宙仏、神、それぞれのメッセンジャーとしての釈迦、イエス。250
◆儒教は政治イデオロギー的側面がある。特に幕藩体制下において。306
◆宗教が教えるのは、即今・当処・自己。今を生きなさいよ、と。370
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斬新なのに目から鱗が落ちるような切り口で、ユダヤ教・キリスト教・ヒンドゥー教・仏教・儒教・神道、と横断的に解説する。「…あらゆる宗教は、生きている者のために必要なんです。」死者のための習俗ではない宗教の復活を願う。
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世界の宗教の解説とともに、仏教、インド思想の研究者である作者の考えが多く書かれている。宗教の解釈はそれを論じる人によって多数存在する事を実感。共感できる部分も共感できない部分もあり。
宗教に関する本はこの本だけでなく、複数読んで、偏らない知識を取り入れたい。
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神様とは何なのかって考えに行き着く。
これ一冊読んでおけばある程度世界の宗教がわかる…わけではないが、考え方がわかる。
初心者向けでわかりやすい