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みんなのレビュー46件

みんなの評価4.3

評価内訳

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

究極のハードSF

2017/04/29 14:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る

裏表紙に書かれた謳い文句の通りに、究極のハードSFでした。
一度読んだだけでは、内容が全く理解できませんでしたが、二回読むことで内容を理解できました(理解しきれたとは思っていません)。
壮大な宇宙を探求しようとする姿を描いた宇宙SF、未知の生物との遭遇というファーストコンタクトSF、デジタル世界で生きる人間の姿を描いたサイバーパンクSFなど、様々な顔がこの作品にはあります。一冊読んだだけで、いくつものSF小説を読んだ気になれます。

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紙の本

難解…

2016/06/26 13:40

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Denny - この投稿者のレビュー一覧を見る

意地だけで読了しました。特に、延々と続く導入部、「認識」がテーマですが、あまりにもわかりにくい表現は、翻訳ものだからでしょうか?忍耐力を養う本!(苦笑)

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紙の本

これが理系妄想の噴出なのか

2007/03/21 01:33

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

よい知らせと悪い知らせが。まずこの話はとっても面白いです。しかし、とっても読みにくい。
人類はコンピュータ上の仮想現実世界に自分の人格を丸ごとコピーして、その中で生活する技術を達成し、そこで暮らす人々と、肉体を持ったままで生きることを選択した人々に分裂している。さらにDNAに適当な突然変異を加えてまったく新しい人格=孤児をも作り出している。その一人ヤチマが本作の主人公であり、前半部は彼の成長と並行して進む。
これらについての技術的な詳しい説明が冒頭から延々続くのは、正直のところ、読んでいて疲れるし、実はつまらない。以後その手の、中性子星の連星についての理論、ワームホールの幾何学的理論と量子力学的実現方法といった緻密な描写が10ページ単位で頻出するのだが、好きな人でなければ適当に読み飛ばすのが吉でしょう。数式を使わずに詩的なイメージを提示しているという点で、優れものではあるけれど。
そうして地球に降り掛かる災難と、人類の宇宙への旅立ち、そこでの異種生命との邂逅などの物語が連作的に綴られる。特に「ワンの絨毯」のエピソードが秀逸、素晴らしい。本書は元々はこの短編を長編に膨らませたものということだが、それだけのことはある。海に覆われた惑星の水底に静かに佇む絨毯状の生物、果たしてそれには知性があるのかという探訪なのだが、知性とは、それを生み出しうるものは何かという問いに、(本作の)人類に対する強烈な皮肉になっている。またその後のエピソードではどんどんスピード感を増して、人類はさらに次元と時空を飛翔、行き着く先には突き抜けた快感がある。全編を通してみると、仮想世界的な存在の人類と、物理的世界のインタラクションの物語とも言えそうだが、そこらへんの追求は薄いし、「ワンの絨毯」のトラウマをもっと強く拡張した方が面白かったのではないかという気もする。
科学的説明のくどさは、ペダンティズムでもないし、特に深い意味があるというより、作者の趣味で好きなだけ思っただけ書きまくったという印象で、自分を開放し切った末の混沌と考えれば、それもまた面白い味かもしれない。ここまで徹底していれば、ある種の極北であろうし、奇書と言ってさえいいかもしれない。

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紙の本

超ハードSF、ハードすぎて一般人にはある種、観念的に感じます

2006/08/29 18:56

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大森望さんが、現代最高のSF作家と絶賛するグレッグ・イーガンの
「ディアスポラ」です。
 難しい、難しいと聞いてはいましたが、噂に違わぬ作品で細部は殆どなにが書いてあるのか判りません。
 しかし、話の大枠は大変わかりやすかったので、ちょっと吃驚!?。
大森望さんの、「わからないところは飛ばして読め!」を
実践させていただきました。
 今回は、完全に理解しているとは、思えないので突っ込みは、ご容赦してください。
時は、今から1000年後の30世紀あたり、、。
人類は、もう肉体のくびきを必要とせず、電子的情報として存在し
大量にコピーされて繁栄しています。
 主人公は、その中で人類のDNAを直接のオリジナルとしない
”孤児”と呼ばれる、ヤチマ。
が、一方でこの社会ではサイボーグみたい機械の身体で生きる人や、
以前肉体で生きている人もいます。
 ところが、中性子星同士の衝突による、地球環境の破壊により
人類は、電子的コピー群を放ち宇宙進出をします。
というのが、大枠です。

 この概略というか、大枠は、大変に判りやすいのですが、
小さい理論なんかが、理系用語(特に数学の位相幾何、トポロジーのあたり)のオンパレードでなにがなんだか、わかりませんでした。
特に、次元が変化した上での宇宙のあたりなど、私には、ちんぷんかんぷんでした。
 巻末に用語解説がついているのですが、
この小説内で作られた、用語は意味があるというか、よくわかるのですが、
数学の用語は、数学のその分野そのものが、判っていないと、
ダメですね、、。
 SF的に一番私が”萌え”たのは、なんといっても、
冒頭の電子情報化された生命群、が、多量にコピーされ教育される
シーンですね。
(最初だから、理解しようとする元気があったんだろう、といわないように)
ここが、一番具体的に想像しにくいところと、大森さんが書いていましたが、
このイメージというか、描写は、素晴らしい一言です。
ガジェットだけ、SF的なもの出して、SFだなんて、言っている作家は
到底太刀打ちできません。

 大枠が判っただけでも、良いかなぁと達成レベルをぴゆーっと
下げて、喜んでいます。

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紙の本

アイデア盛り沢山の本格的ハードSF

2006/04/10 20:38

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 何冊ものSFが書けそうのほど、アイデア盛り沢山の本格的ハードSF。コンピュータ工学、量子力学(超紐理論)、宇宙論、天体物理学、分子生物学、遺伝子工学、などの様々な分野の最先端の科学知識をもとに、それらを空想的に外延し、ストーリイにもりこんでいる。最初は「順列都市」と同様なコンピュータのソフトウェアとして、バーチャルリアリティ世界に生存する人格の創造と成長の話。つづいて遺伝子工学で自分達を含め周りの生物を改変した人びとやロボット化した人びとの登場、連星中性子星の衝突による地球環境の崩壊をきっかけとした宇宙探検、先進種族を探す多次元宇宙への探索、奇妙で異質な生命体の登場。豊富で圧倒される内容である。本格的でハード的すぎるようなところもあり、自然科学にあまり関心も興味も知識もないと、読み通すのに疲れるだろう。

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