シモーヌ・ヴェイユ みんなのレビュー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：UBIK　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

哲学教授の職を得るも、望んで工場労働者となる。でも不器用なのであまり役に立たない。
スペインに内乱が起こると、志願して従軍。炊事係となるが熱い鍋に足を突っ込み火傷して送還されてしまう。
ナチスに占領されたフランスから家族とともにアメリカに亡命。ところが祖国で苦しんでいる人々を思い帰国を志す。結局ロンドンで終戦後の憲法を起草する任務を与えられる。けれども戦後のフランス憲法に彼女の案は採用されていない。
食糧不足で苦しむフランス国内の人々を思い、自らもほとんど食事を取らず、栄養失調で死亡。享年３４。

最高に頭が良くて、最高に真面目な人なのに、やってることはとんだすっとこどっこい。こんな人生真似できないし、真似すべきじゃない。でもせめてこんな人の味方になって支えていける人にはなりたい、と思う。