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紙の本
気力、体力、意識? があるうちに、「老い支度」。
2012/11/21 11:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蜜香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、40代半ばになり、老後を意識するようになってきた。気力、体力、意識? がしっかりしている今のうちに、少しずつ、著者の「老い支度」を参考に、<備えあれば憂いなし>の老後に向けて、“老前支度”に取り掛かろう。
50代の著者は、私と、同じ1969年代生まれ。老いを感じる瞬間や体験などに、同感し共感。誰だって必ず年を重ねれば老いていくが、老いていくスピードは遅い方がいいに決まっている。本書は、「老い支度」だけではなく、“老い対策”も忘れていない。
【はじめに・・・・・・老後は怖い?】、【一章 モノと収納の話】、【二章 住まいと家事の話】、【三章 健康と食の話】、【対談1 対馬ルリ子さんと、健康を語る】、【四章 人付き合いと防犯の話】、【五章 お金と遺言の話】、【対談2 畠中雅子さんと、住まいとお金を語る】、【六章 これからの話】、【おわりに・・・・・・“女子力”で乗り越える】。
【四章】の《同窓会に初参加》では、著者は、中学時代の自分が好きではなく、同窓会に参加し、過去の自分と向き合うのを避けていたが、五十という節目の年を迎えて、初めて同窓会に参加したという。自身の体験から、〔・過去の自分から逃げるのを「卒業」 ・旧友の美質に学ぶ ・古いつながりを、これからはだいじに〕と思えたそうだ。私自身、数ヵ月後、中学校の同窓会が28年ぶりにある。福岡から故郷の千葉にいくのは大変だが、〔・古いつながりを、これからはだいじに〕に心動かされ、出席することに決めた。今から楽しみである。
本書で、著者は、「なるべく最後まで意志決定したいので、いちばん保ちたいのは、判断力なのです」と認知症を恐れていることを語る。私も、認知症は怖いし不安。【対談1 対馬ルリ子さんと、健康を語る】に、対馬さんは、認知症について、「認知症はね、女性は男性の二・五倍多いんですよ。特に、閉経後、急激に増えてくるんです」という。そして、「ホルモンがちゃんとしているほうが、脳の機能がいいんですね」と。女性ホルモンは、筋肉や関節も守り、脳も守っているというのだ・・・。認知症の予防に、ホルモン補充療法(閉経を迎えて低下した女性ホルモンを補う治療法。更年期症状などを緩和することができる)が有効であることもわかっているそうだ。著者は、早速「ホルモン補充療法を視野に入れて、まずは検査を予約」したという。私は、閉経まで、まだ大丈夫そう。だが、忘れないでおきたい。
著者は、「人生の持ち時間は有限だ。あれもこれもと欲張っても仕方ない、順々に、と自分に言い聞かせる」。そして、「女性の体は年齢に応じて変わるし、女性医療も進化する。情報更新が必要だ」など、今の自分に出来ることをすることが、大事だという。老後に備えて万全の準備を整えたい私にとって、著者の老い支度は、無理なく理想であった。著者の体験や言葉を、心に留めて、“エイジングケア”を心がけばがら、年を重ねていきたいと思えた。
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