紙の本
夢いっぱい
2017/02/22 00:43
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投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
クーナとは森に住む、赤い帽子をかぶった人の形の小さな妖精のようなもののようです。
出会いの方法や、どこでどんなことをしているのかが主人公の女の子の視点で語られます。
ほとんどひらがな、カタカナですが、死んでしまったという犬の「忠治」だけは、
わざわざ「ちゅうじ」とルビを振ってまで漢字で表記されています。
もしかすると作者さんの思いが入っているのかも。
字の無いページもあり、イラストがまた夢いっぱいの雰囲気を盛り上げています。
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大塚いちおさん素敵!と思ったら、「GIONGO GITAIGO JISHO」の人だった! 私が、世界で一番好きな辞書♪
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是枝裕和監督の秋のテレビドラマ「ゴーイング・マイホーム」の中で宮崎あおいが子どもたちにこの本の読み聞かせをしていて、森に住む小人・クーナの説明をしていた。
図書館で見つけた時、「あっ、既にあったんだ」と思った。のであるが、良く見ると是枝裕和作だった。ドラマにあわせて刊行されたらしい。
実は初回は見たのであるが、途中を丸まる抜かしてしまった。テレビが壊れていたためである。8回と9回は見たのであるが、なんと最終回を見逃してしまった。だから私にとって、「クーナとは何か」は今だに謎のままなのである。
この絵本の少女が「おじいちゃん」から聞いた話によると、クーナとは以下のような生き物らしい。森に住んでいる小人で、昔は北の国に住んでいたけど、最近はちょっと怠け者でどんどん南下している。クーナの声は、人間にはチルチルチルって聴こえる。また、傷を癒す能力や糸を紡いだり畑仕事も手伝うらしい。時にはお墓に現れて、死んだ人にも会わせてくれるらしい。
クーナは「にんげんにはみえないものがみえるんだって」それはいいものだけじゃない。クーナが臆病で、なかなか森から出て来ないのは「たぶん にんげんにはみえないこわいものがまちにはたくさんあるからだって」
ドラマの中で、阿部寛や娘はクーナに会うことは出来たんだろうか。宮崎あおいは会えないよね。そういう位置づけだった。大きな変化のないドラマだった。こわいもの、巨神兵が東京に現れたりはしない。けれども、とってもドラマチックなドラマだったのではないか、と勝手に思っている。
2012年12月27日読了
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クーナの声は人間にはチルチルチルって聞こえるみたい。一応神様だって。赤いさんかくの帽子返しますから、落としたともだちいませんか?