いとしの悪党 みんなのレビュー

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ヨネダコウさんの挿絵で買いの本。
「空を抱きしめる」のスピンオフ作品ということもあり

これだけでも話は成立しますが、「空～」を読んでいると
色々と補完できて余計楽しめます。
田上が結構歪んでいるので、そういう点ではこちらの作品の方が心情的には好きかも。
とはいえ、基本軽快な感じの流れなので、重すぎずに読めますね。
まあ、歪んでひねくれた田上が幸せになってしまうので読後感は良いですよ。

「恋って怖い」台詞にちょっとくすくすって笑ってしまいました。

「空を抱きしめる」の主人公を「空」と表現して
こちらの行人を「水」と表現しているので、
(「空を～」でも水の件はでていましたが）
そういう意味合いでもセットな作品。
片方でも良いけど、両方だとより楽しめます。

余談ですけど、私のツボは「爺ｓ（じじいず）」です。
この二人の話を実は読んでみたいと思ったりした次第です。
（需要はないのか・・・）

ヨネダコウさんの挿絵がたくさん入っていて
その点では超満足でありました。