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ビッグデータを基点に様々なビジネスへの展開の可能性を論じている。確かに容易にビッグデータを集められる時代になった。まずここまで到達しているかが第一歩。さらに本質はどういうデータから何を導くか。概念的には金脈がいっぱいあることは感じるけど、どう手をつけるのか、これがまさにビジネスチャンスそのもの。それらを探すためのヒントが集められている。
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ビッグデータの解説本というよりは、センサなどから得られるデータとICT技術を活用して実現できるオモシロ事例集。
事例の数が多い割に、これぞビッグデータ、と言った事例が少ない、あるいは、これまでの技術とは異なるビッグデータならでは、という点に関する説得力が弱い。
アイディアのサンプル集としては面白く、ビッグデータに関するビジネスを考えていく上での参考として活用するにはよいのかもしれない。
ちなみに、さらっと登場するVRM(Vendor Relationship Management)という概念は面白いと思った。
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日経が力をいれるビッグデータを、日経さんが概括してくれる本。
新書にしては具体的なケーススタディ的なものも多く非常に面白い。きちんと冒頭で用語の定義付をして、話を進めて行くところも好印象。
全体論としては新しいものはないけれど、知らない事例は多数あるし、読んでいて自分のアイデアもどんどん出てくる。やっぱり非常に興味深い分野だし、弊社としても熱をいれていくべき分野かと思う。
新宿紀伊国屋で購入。ダイヤモンドの書評でオススメされていた。
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ビッグデータをどのように活かしていくかについて記載された本。ある会社が取得したデータが別の会社で活かせる可能性もあるので、各企業得たデータをどのように活用していくかが重要となる。仮に他社に提供せず、自身も利用しない場合何も利益を得られないが、それを他社に有償提供した場合にはWin-Winの関係を結べることになる。しかしながら過度のデータの活用はユーザに不信感を与えてしまう可能性もある。ゆえにデータ活用の術は入念に練る必要がある。本書で最も印象に残ったのは自動車と馬のたとえである。自動車は馬からとって変わってきた技術で馬からその役割を搾取してきた。自動車は人の指図を忠実に守る一方、馬はそうとは限らないのが所以である。しかし馬の場合、障害物が急に飛び出してきた場合に瞬時に避けることが可能だが、自動車の場合そのまま衝突してしまう可能性が高い。ここでセンサが活用されるのだが、センサの活用理由は人の意図に反して障害物から避けることであり
いわば馬への回帰である。全体を通して興味深い内容ではあったが、新たな見地を得るには至らなかった。
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最近やたらと「ビッグデータ」という言葉を耳にします。
ただ、「ビッグデータ」という言葉が何を意味しているのかということは全く知らなかったため、たまたま会社のライブラリーで見つけた本書を手にとりました。
本書では、ビッグデータとは何か、ということはもちろんのこと、具体的な活用事例なども紹介し、解説してくれています。
本書ではビッグデータを、「事業に役立つ知見を導出するための『高解像』『高頻度生成(リアルタイム)』『多様・非構造』といった特性を有するデータ」と定義しています。
このように書くとよく分かりませんが、つまりは、個々の顧客や状況に最適な対応を行なうために取得される膨大なデータの集まりのことです。
現在は、「電子化・自動化」の進展により、多くのデータが取得しやすくなった上に、それらのデータを「処理・分析」するためのツールやサービスが成熟してきたため、これまで価値を見出されずに埋れてしまっていたようなデータが様々な分野で活用され始めているのです。
このビッグデータの活用例として、最も身近なのがECサイトです。
Amazonや楽天は、個々の個客の買い物の傾向や商品への興味の示し方を分析し、その結果に応じて、「お客様、あなたはもしかしたらこのような商品がお気に召すかもしれません」という商品のおすすめを行なっています。
また、最近はこれを応用して、脳波や生体反応の測定で無意識の反応を探ったり、無線タグを活用して行動を追いかけたり、スーパーマーケットの棚割りを3次元のバーチャル空間に再現して購買行動をデータ化するなど、新たなマーケティングリサーチの方法が研究されています。
さらに、本書では、「社会インフラにビッグデータを活用することで、過剰投資の抑制などが実現します。」と言っています。
今やどんなデータにも価値があり、そのデータの活用の仕方次第では、様々な問題を解決できる可能性があるということです。
すごい世の中になってきたなと感じました。
当然このビッグデータの使い方によっては、プライバシー侵害や個人情報漏洩など、まだまだ課題があるとは思いますが、上手く活用して、よりよい社会が生まれることを期待したいですね。
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ビッグデータ関連でいろいろ書籍が出ていて、良さそうだったので購入した一冊。
ビッグデータの定義は簡単に理解していたが、さらにわかりやすく、また何がポイントなのかを概要レベルで上手くまとめていると思った。もっと詳細を知りたくなったら、本文内のキーワードで探していけばよいかなと本当に思えた。
また読んで基本を再確認したいと思うおすすめ本。
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リコメンド、マーケティング、メイキング、プライシングなど様々なビジネスシーンでのビッグデータの利活用を説き、自殺を減らすなど社会的課題の解決にも言及する。事例なども多岐に渡りとても分かり易くビッグデータを解説してます。
社会的課題の解決の事例が豊富になることを祈ります。
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データの解像度が高く、データの取得・分析頻度が高く、データの種類が多様であるという特性を持つビッグデータの活用の基本的な仕組みや数多くの活用事例が紹介されています。
しかし、これからの可能性の部分では、薄ら寒くなる部分も有ります。
半日で気軽に読めます。
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GXEB主筆、鈴木良介さんのビックデータビジネスはかなり面白い。
SFの世界が少しづつ実現してる実例がいっぱい。
データサイエンティストは今後セクシーな職業にとりあげられるだけある。
コストをかけても勉強すべき分野だね。
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ビッグデータ云々というよりは、データを活用したマーケティングの本だと思う。データであれば何でも良いという感じ。
よくもまあこれだけ、というほどデータの活用事例が出てくる。
しかし、コアの技術が筆者に理解出来ていないので、一つ一つの内容が薄っぺらい。
この本を読んで、明日から我が社もビッグデータを活用しよう!と思っても、実行に移すのはまず無理だろう。
さらに筆者による、こういうことも可能となる、という提案事例がセンスなさすぎる。
引用もITmediaとかあったりで、ネットや雑誌の情報をかき集めて書いた、学生のレポートのような本である。
本を書くならば、筆者が自分でそれなりの裏付けをとってほしい。
読むだけ時間の無駄だった。
目次とその引用文献さえあれば、それで十分だと思う。
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ビッグデータの勘所がイマイチ掴めなかった。広く浅くすぎて、今までのデータ解析との相違が分からなかったが、データサイエンスの時代が到来することだけは、理解できた。
確かにビッグデータの解析やセンシング等のエンジニアリングスキルは今後必要とされ得る能力だが、この技術を使う側の想像力(何を測るか?、どう使うか?)が1番大切で、その仮説構築力はこれまでと変わらず必要なスキルだと思う。
人によって損害率を変える、PHYRの考え方は面白いし、社会貢献に繋がる。
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感想は以下。
http://masterka.seesaa.net/article/363615890.html
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昨年からビッグ・データに関する書籍は沢山でております。
いろいろと読み比べたいのですが、新書でとっつきやすそうなので、読んでみました。
キーワードとしてのビッグ・データは理解しているつもりです。
かなり以前からその有用性は一般的に認識されていたと思われますが、個人情報漏えいの危険性と表裏一体であったり、どこまで整備されているのかが不安な部分でもありました。
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ビッグ・データ。
文字通り膨大なデータです。
これまで人類が記してきた全データ量をこの数年で越えてしまっているようです。
それはそうでしょう。
数十年前までは写真機は貴重品であり、一家に一台あれば良いほうでした。
オートマチックになるまでは、撮影そのものに高い技術が求められ、フィルムも高価です。
プリントした写真は丁寧にアルバムに整理されるものでした。
しかし、デジタルカメラ・携帯電話・スマフォと進化し、写真を撮影するということがごく日常的なことになってきました。
それまでは撮影に失敗したものは、マメに削除していましたが、同しようもないもの以外は削除すらしなくなりました。
現在はローカルに置かれている画像データががほとんどでしょうが、クラウド利用も多くなり、共有されることも少なくありません。
ある程度容量のある画像データですら、そのような状況なのですから、テキストデータにおいておや。
失敗した習字の紙(アトム)は丸めて捨てられてきましたが、データ(ビット)はドンドンとたまっていきます。
そしてムーアの法則により、検索性が飛躍的に発達した今、その「ビッグ・データ」を生かす時代に来ているということです。
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本書では、ビッグ・データの個人情報を活用することにより、例えばamazonのレコメンドのような「便利」と「おせっかい・気持ち悪い」という微妙なサービスができると、再三説いています。
その他は、延々とビッグ・データビジネスの事例や可能性を書き連ねていくのですが、はっきり言ってこれは退屈です。
まとめてもらっても、それほど目新しいものはありません。
それよりも、今後の可能性と具体的な問題点・その解決策などに紙数を割いてくれたほうが良かっただろうと思います。
多分、斜め読みで良い本でしょう。
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ビッグデータの導入事例や、今後導入が進むと思われる多数の分野が紹介。やや大局観に欠けており、事例把握に留まるか。。
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ビッグデータの3つの特徴は、高解像・リアルタイム・非構造であり、このような特徴が消費者を理解し、消費者に販売する上でどのように活用されるかという試みについて述べている。リアルタイムで価格設定をしたり、消費者の好みのデータをより深く知ったり、多様なデータ収集をすることで事業横断的なイノベーションをはかるなどなど。本は事実羅列的で読み物としてはつまらない。マーケティングは買い手は知っているが、売り手は知らないことを追求する消費者理解と、買い手は知らないが売り手は知っているという革新的な商品の販売の2種類があるが、ビッグデータビジネスは前者であり、アイデアを練り、なるほどというような後者のような面白味はなく、やらなければ遅れるというものである。そのような大局的な位置づけから見ても面白味を持たせることは難しいが、データを活用したイノベーションなどは面白味があり、今後人間が生き残る意味でも必要な考えであると思う。