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ヴェンチューリは「あひる」も「装飾された小屋」も称揚している。古典建築も同じであると説明して。
近代建築家は両者を忌避する。
しかし、ヴェンチューリは近代建築は機能と形態の一致を求めすぎたために「あひる」になっていると指摘する。
辛辣な近代批判の書。
かなり暴力的にまとめるとこうなるんでしょうか。勉強にはなります。
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ヴェンチューリ著の名著。ラスベガスに立つ建築、ラスベガスという都市を分析。いままで避けられてきた象徴的な建築群を肯定し新たな建築論を展開。
論理的形態に飽きたらこの本はオススメ。違った建築の価値観が見える。
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本当に、読んでよかった本
読みやすくて、おもしろい、おすすめです。
新しい建築探しに泥酔してる私たち建築学生。
斬新で、創造的で、独創的な、美しいデザインをいつでも追い求めているし、そういう作品が評価されています。
でも、雑誌などでそんな新しい作品たちを見て、私はほんとうにこんな作品を作りたいんだろうかって、この新しさへの追求は正しいのかなって、心のどこかでいつも思ってました。
だから、すごく、ハッとさせられました。
現代建築が向かっている方向への批判が、様々なものを話題に挙げ、わかりやすく述べられています。
"世の中は建築家がユートピアを作り出すのを待っていられるほど悠長ではない"のです。
自分がどんな建築を作っていきたいのか考え直す良いきっかけになりました。
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途中までは日本のサブカル界でも良く目にするような
(というかこれが元ネタか?)、
どうしようもないものをインテリっぽい人が無理矢理肯定する
ようなスタンスを感じたが。
しかし途中からは全うなモダニズム意匠批判が展開され
得るものが多かった。
それにしても著者が設計した「俗な」建築は、
日本のそこらの建物より断然上品だ。
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面白かったー。
もっと早く読めばよかった笑
ラスベガスに立つ建築とラスベガスという都市を分析し、近代建築の建築家や批評家から敬遠されていた象徴主義建築を肯定する、あまりに有名な「あひるの家」と「装飾された小屋」が出てくる本書。
近代建築は機能と形態の一致を追い求め、工場建築を基盤としてきた経緯があると考えると象徴建築ばかりが軽蔑されるのは納得出来ない、そして建築は結局空間至上主義の近代建築の向こう側にはいけていないという指摘。
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なるほどポストモダニズム。『構造と力』『逃走論』の頃の浅田彰っぽさを感じた(ただし浅田さんはのちに結局教養主義のモダニストになった、あるいはそうであったことが明らかになったんだけど)。