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いろんな手法で買わせようとしている実態を知ることができて考え方の幅がひろがった。
この本に出てくる様々な売る仕掛けは、自分自身、思惑通りにされていることに気づき、納得せざるを得なかった。
これから素直ではない宝庫から発送する際には、使えそうな考え方も多々あり、なんとなく手にとった本だが、大変参考になった。
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ダンアエリー
私たちが買うのは物ではなく、その物が体現する理想だ
理想とは健康、幸福、悟り、社会的責任など。この心理的な作用が消費者に対するかくれた説得者の影響力を驚くほど強いものにする。
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母親が食べたものも胎児は覚える。
五歳児でもブランドを指定する。
恐怖によって買わせる。
アップル信者はキリスト教信者と同じような脳波をしている。
どこの国でもハーレムという妄想が一番になりCMにこの香水をつけると不特定多数の女性からモテると思わせるように演出する。
ゲイでなくても男性用下着の広告は男がやると脳が活動する。
アニメを大人も子供も楽しめるものにする。
ピアプレッシャーは子供と女性に強くはたらく。
二十代に聴いた音楽はずっと聴く。
王族は高貴な慈善活動をする。
セレブをCMに使うことは購入には関係ないと思っていても無意識に作用している。
クレジットカードの購入履歴、ネットの履歴は売買され宣伝に使用される。
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・赤ちゃんを狙え。赤ちゃんは大きくなっても小さい頃愛着をもったものから離れない→つまり妊婦をターゲットにしろ。
・10歳の娘のためのパッド入りビキニが売られている。
★世も末だ。
・レゴでも、シェルのマークの入ったGSなど。
●パニックとパラノイアをあおれ。
・広告の水滴も、おいしさをそそる感情的なものに過ぎない。
・音もしかり。缶を空ける際のプシュッという音を微妙に調整して、その音をCMなどで大々的に使っている。効果はこれから検証。
・リップは使うと余計に唇が乾燥するようになっているものがある。
●その気にさせろ。性的なものに訴える。同じ文章でも大人と子供で同時に仕えるようにしている。例:「入れて」
★世も末だ。
●みんなと一緒がいい、という感覚に訴える。
●ノスタルジー。過去への感傷を誘うもの。
・「時間」を意識させるだけでもいい。例:「さあ、エスプレッソの時間です」。
★これは大変興味深い指摘だ。
●セレブの力を利用しろ。王室もマーケティングを考えている。「ブランドは7カ月さきを読むが、王室は75年先まで読む」。
・人は専門家から助言を受けると、自分では考えなくなる。人が祈っているときも、脳内の疑いに関する部位の活動が低下する。
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飛び飛びで読んだだけですが、具体的な商品名や企業名を用いてマーケティングの手法を例示してくれていて、分かり易かった。
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ブランドには、かっぱえびせんではないが止められない、止まらない効果があるようだ。ブランドは、あの手この手で消費者の心をつかもうとする。そのためには、子供をターゲットにして一生の顧客(はっきり言えばいいカモ)にして、財布のひもを緩めさせようと躍起になっている。
そんな売り手の使う手を知り尽くした著者が出したのが今回の本だ。恐ろしいと言えば、ソーシャル・ネットワーキングだ。どこで見られているか分からない怖さがあるが、気軽に情報交換ができるために、個人情報を惜しげもなく公開している方がたくさんいる。運営している会社にとっては「金の鉱脈」になる。その人の属性に合わせた広告を出すなどテレビやラジオや紙媒体のメディアでは難しい広告戦略を練ることができる。フェイスブックに登場してくる広告なんて、登録している個人情報に合わせて出しているのが分かるときがあって、人間だったらストーカーだぞと言いたくなる。
同様に意外に怖いのが、ポイントカードだ。ポイントがたまってラッキーなどと思って気軽に使っているモクモク羊のようなカモが店の側にとっては、自主的に好みに関する情報を提供しているありがたい存在となる。
パニックとパラノイアをあおって売り上げをのばすという第2章の内容には、読んでいてフムフムと思った。インフルエンザや、花粉症など、マーケティングを仕掛ける側にとっては、「おいしいイベント」になる。何しろ恐怖をあおってこれを買えばいいと間接的にアピールして消費者のビビリ心に付け込んでくる。何とか商法と違って、立件できないだけに始末が悪い。
とはいっても、つい買いたくなるのが人間というもの。新商品が出れば試しに買ってみたくなる時がある。まあ、コーヒーや、デザート程度なら、取りすぎなければ人畜無害だからいいかと思う。そういう心構えが付け入るすきを与えるのかとも思ってしまう悩ましい今日この頃だ。
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売るための戦略がこれほどまでに分析されて、エゲツないとは思わなくてビックリだった。特に食品に対する戦略は消費者として参考になるので、知っておくのはいいかも。人の欲望や弱味をついた販売戦略や、データ分析など、自分の知らないところで、マーケティングされているのはなかなか怖い世の中です。
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「なぜ、それを買わずにはいられないのか」
この本は、現在の有名ブランドはどのようにブランディングしたかをテーマに分け、解説している。
元々、広告宣伝と騙しは表裏一体だと思う。メーカーは、どのように大衆がメーカーを好きになってもらえるか、考える。それは、メーカーはどのように人々を騙して物を買わせてきたか、とも言い換えられる。過去のやり口から最新の手口まで詳しく解説する。
読んでいると、様々な衝撃的な暴露があり、メーカーが悪者に思えてくる。そして自分の身の回りもブランドに囲まれていると気づく。最後、この本がブランディングの裏ワザ本のように思えてくる。
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マーティンリンストローム「なぜ、それを買わずにはいられないのか」http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163758206 …読んだ。うーん。不安ビジネス、バイラルマーケ、添加物、Cookie等々既知情報ばかり(なんでこれ読もうと思ったんだっけ?)2011年刊とあるけど7-8年前から知ってるし。。
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ピアプレッシャー(仲間圧力)・ノスタルジー・セレブ等々、私たちを買い物にかき立てるものはいろいろ。本当に必要なのかを論理立てて考えられるのは2割、あと8割は感情的。
買いたいものがあるとき論理的な理由を考えようと努力するのは無駄かも。それよりもマーケターたちに踊らされているか否か、自分が本当に欲しいものかを考えよう。
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マーケティングの本だが、ソーシャルゲームやギャンブルについて分析しており、人が「ハマる」ものの特徴について述べている。本書を読むとスマホの課金ゲームがなぜ流行ったのかが理解できる。ゲームメーカーは人が熱中するようなシステムを巧妙に作っている。やってない人たちからすると、「どうしてあんなものに」と思うかもしれないが、やっている本人達は完全にその魔力にとりつかれているのだ。中身はギャンブルとほとんど変わらないのだが、そう思わせないところがうまいところだ。
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消費者に購入行動を起こさせるために、販売側がどのような手法を使うかの事例集。事例に止まらず、調査に基づく心理学的見地から消費者の心理を分析している。膨大なデータや他の研究事例、具体例を大量に引いてあるので納得感がある。雑学本としても面白い。
アメリカのデータやマイニングによるマーケティングの凄さを思い知らされる。
最終章で取り上げられるのはは口コミ効果。企業がどんな戦略を繰り出そうとも一番効果があるのは口コミらしい。
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影響力の武器に似たようなところがある。人間の本能的というか、無意識のようなところに働きかける手法が多くの企業で取り入れられているし当たり前になっている。
ノスタルジーについては、なぜこの店はいつ来てもひと昔前の音楽ばかり流しているんだろうと思う場所があったがなるほどそういう意図があったのかと。
数年前からスーパーのディスプレイはどこに行っても同じ形式に変わったと感じていた謎が解けた。
仕掛ける側の作者がブランドから逃れられないように、仕組みをわかっていてもクレジットカードやフェイスブックから離れられないというのは誰しもが似たような状況に陥るのではないかと感じる。
わかっていて利用するのか、何も知らず企業の策に乗ってしまうのかでは違うと思うので知っていた方がいい知識だ。
この本を読むと自分の行動を自分で見極めること自体が難しい行為にも思えてくる。これからの時代は知識と思考力が大切だと思わせる本だった。