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コルチャック先生が院長のユダヤ人の孤児院「ドム・シェロト(孤児の家)」 には、200人の子どもたちが住んでいました。この絵本は、コルチャック先生と12人の子どもたちの写った写真をもとに、ブルムカという名の女の子が書いた日記をとおして、戦争の犠牲になった孤児たちと、子どもたちと運命を共にしたコルチャック先生らを偲び、悲惨な歴史の記憶をとどめるべく語られたお話です。
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2014.7.20
【経緯】
図書館
普段なら手に取らない表紙
なんとなく
【内容】
ワルシャワ市の孤児院で育つブルムカが、一緒に住む子供たちを日記に記した。
【共感】
ドクトル先生の子どもに対する姿勢。
【引用】
ドクトル先生は言います。
子どもには
自分の秘密を持つ権利がある。
子どもには
自分の夢を持つ権利がある。
さらにドクトル先生は言います。
子どもには
本当のことを
話さなければいけない。
【絵】
コラージュ作品
ノート紙のような紙を全ページに使っているのが印象的
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背景を、コルチャックをよく知るだけに、沁みる絵本であった。言葉の選び方はもちろんのこと、絵本としての作りが完璧。
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コルチャック先生の孤児院で暮らしていたブルムカという女の子の日記。
コルチャック先生ってだけでもうしんみりしてしまうんだけども、この本は美しい絵と静かな語り口で、全然悲しいことはかいてないんだけども、やっぱり泣いてしまう。
どちらかというと大人向けの絵本。
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言葉にならないことを絵で語り、絵で伝えきれないことを言葉で伝える。
戦争中の何もかもが不足していた時代には、どの国の人々もあるものを工夫してどうにか用を足していた。そういう時代背景も思い起こさせる素晴らしい表現の絵本だ。