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うじゃうじゃとこんがらがった社会のあらゆる現象、問題は実はすでに解決済みである…という書き出しから始まりグイグイと興味を持っていかれる今旬の話題や気になるトピックが立てられ多くの仮説、情報も満載でとても興奮する一冊となった。最初の方の失速はハンパじゃなかったんだけどね、実は。なんとなく癖のある著者なような気がするので。でも「なるほど」「一理ある」「本質をついてる」と思うような発言の中でいつしか後半は引き込まれていました。いや~読書の面白さを味わいました。
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ブログで読んだ内容だった。
雑誌の連載をベースにしてるために全体的にはあまり統一感がないが、一つ一つの話は面白い。
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40億年の進化が作ったヒトの本能は、
人間が意識していないにも関わらずきわめて強力なので、
解決困難な、不愉快な現象となってヒトを苦しめる。
トピックは多岐にわたる。特にPart3 SOCIETYが新鮮だった。
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橘氏の『カッコ日本人』における「橘節」のエッセイ版。橘氏のブログでもほぼ同じ内容が無料公開されていますが、更に詳しく掘り下げたい場合は、買う価値あり。
国の借金問題には異論あるし、進化論については、池田清彦氏の進化論批判関連の本を読むとあれはあれで説得力もあるので、そんなに信じていいのという部分もあるが、知らない人には新鮮な内容が多くて面白く読むことが出来ると思います。
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連載をまとめたものなので、中身は他の本に比べるとかなり薄い。
正直ハズレかな。
では、バイちゃ!
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連載コラムを集めたもの。進化心理学をベースに世の中を切る。おまるカレー、スピリチュアル、遺伝子に組み込まれている。意見が分かれると中庸が選ばれる。国家は市場を制御できない。市場が拡大すれば、富は不正がなくても集中する、歌手や人気歌手のように。北欧は課税所得が閲覧でき、相互監視されている。ベーシックインカムの被害者は自立心の強い人。5は家族、50は狩猟の群、100-150が村の単位。
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出版されれば必ず買う。僕にとって著者はそういう対象である。滅多やたらに出版するのではなく、寡作家だが質の良い経済・社会分析を的確に分析した著作が多いので、大変評価している。著者はもっと評価されて良い。
彼が、投資に関する本を書いて以来のファンである。この『不愉快なことには理由がある』と『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』は是非読んでもらいたいと思う。自己を充実させて生きるための、何らかのヒントを得れると思う。少なくとも僕はそうだ。
最近、経済心理学という名前で心理学と経済行動をマッチさせた学問が、多くの関心を惹きつけている(かくいう筆者もその一人だが)のだが、橘氏は、その最先端ともいうべき経済心理学をはるかに超えて、進化論に目を向ける。そして氏が分析する社会・経済は手術で使用するメスより深く切り込んでいく。読んでいて背筋が寒くなる思いすらする。
ただ、それだけではなく氏は処方箋を提示してくれているから、まだ救いがある。その処方箋をどう受け止めるかは読者の自由だ。
橘氏が前回からの主張をさらに一歩進め、「多様性」というキーワードを軸にこの本を書いたという印象を受けた。
私的なことで大変恐縮だが、僕は西川潤という先生に付いて、学部のゼミ及び大学院で経済学説史というものを学んだ。大学院を修了して以来生きていくうえで西川先生から学んだことは、知らぬ間に骨となり血となっている。その先生から学んだことで、僕が生きていく指針にしているのは「多様性を認めること」「どんなに現状が悲惨だとしても、楽観的に生きる事」の二つである。
橘氏の主張は、私の師である西川先生とオーバーラップする部分が多いと感じる。両者ともその著作で冷徹に現状の社会を分析する一方で、どこか未来に悲観することのない処方箋を提示している。その前提は「多様性を認めない社会は社会ではない」という明確な主張である。
とまあ偉そうに書いてみましたが、何か得る事が多い著作だと思います。氏には引き続き、質の高い著作を期待したい。
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これも、タイトルと装丁と内容が合っていないほんです。いい方に裏切られた形ですが。
なぜ、人間には細やかな心遣いがあるか?その方が恋愛関係に落ちやすく、結果自分の遺伝子が残せるから。
日本人の権威嫌いは筋金入り。
日本に民主主義は根付いていない、というがアメリカ人のほとんどは自州選出の議員の名を答えられない。
縄張りを守ろうとするのは本能。日本が尖閣諸島を、守ろうとするのと同様、中国も守ろうとするのだから結論など出ない。
などなど。
内容は根拠に基づき新しい見方、分析に満ちていてすごくうなづけます。
…で、装丁がなぜに喪黒?
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相変わらず橘玲の著書は面白い。
こんなに含蓄に富み、あらゆる疑問や問題に対して切り込んで論の展開をするのは読んでてホンマに納得、関心以外何物でもない。
個人的には、前著『(日本人)』http://booklog.jp/users/fumiyaaaaaaaa/archives/1/4344021762
が余りにも秀逸過ぎで且つ今回の著書では同内容が多々散見されたので、少し残念やった。
ただ、Part1. POLITICSに関しては納得で、一番読み応えがあった。
橘玲の本を読んだことがなければ、初めて読む分には良いかも知れません。
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・人生の大半はシミュレーションに使う(こころという装置が発動)
・遺伝の影響の大きさは、一卵性VS二卵性双生児の実験で検証済み
・人類は「30秒換算程度」というタイムスケールを感じられないから進化論が理解できない
・多くの素人の予想は一人のプロの予想より正しい
・選挙区民はバカでも大丈夫だが、バカが正規分布している必要がある(民度の偏りが問題)
・ハミング音を変えない人がリーダー
・領土問題は国内では利害関係が完全一致するから絶対に解決しない
・財政破綻は若者にはプラス(まだ働ける)、老人にはマイナス、だから対立する
・失業率を減らすためには「経営者が労働者を簡単に解雇できる」ようにすればよい
・私立高校でいじめがないのは、退学リスクがあるから
・異なる生殖戦略をもつ男女の利害関係は、そもそも一致するはずがない
・行動遺伝学では知能の7~8割は遺伝で決まる
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私の好きな作家の一人の橘玲さんの最新本ということで思わず購入した。
少し間を空けていたのだが、読み出すといつもの論調で面白く書かれているので1日で読んでしまった。
進化論をベースに議論すると面白いことがいっぱいあるなと思いました。
相変わらずするどいです。
表紙のカバーの喪黒さんも、ぴったりです。
お勧めです。
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自分が何かしらにヒントやアドバイスが欲しい!
とかっていう状況にあったら
興味がわく項目が色々ヒットする
私の場合、教育に関係する内容は本当に面白く読めた
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経済のお話はみゅまのアタマには入ってこないようです。
決してとっつきにくくはないのだけど、よくわかんない。
著者のせいではなく読み手の問題です。
進化論や遺伝的なことは、なるほどーと思いました。
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道徳的に不愉快でも、「進化論的に合理的」なことが生き延びるために必要なこと。
それぞれの論点の解決を前提にしてないので、問題提起が主な内容ですがこういう極論があるから、世の中が面白く見えてくる。はず。
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なぜ日本に強いリーダーがいないのか
なぜ貧富の差が広がるのか
なぜいじめがなくならないのか
なぜ男女がわかりあえないのか…
表紙の「笑うセールスマン」とは裏腹に、今の日本社会の構造や問題点に言及された興味深い本でした。
ニュースや社会問題の見方がちょっと変わりそうです(^^ゞ