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オレと彼女の絶対領域 2 (DANGAN COMICS) みんなのレビュー
- 鷹山 誠一 (原作), みなづき ふたご, 伍長 (キャラクター原案)
- 税込価格:681円(6pt)
- 出版社:ホビージャパン
- 取扱開始日:2012/12/25
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コミック
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電子書籍
超能力者に日常を
2015/08/25 10:55
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
高尾沙耶と共通する実家に出かけた主人公は、全てを諦めたような目をしている幼女・綿貫聡里と出会う。彼女は、彼の憧れの先輩・観田明日香と同じ様な超能力者で、人の心を読める能力を持っていたのだ。
この能力のせいで親しい人々から嫌忌され心を閉ざしてしまった彼女を、年齢に見合う笑顔を出せるようにしたいと思ってしまう主人公。そしてその頃、明日香は、主人公が聡里とキスをする未来を予知していた。
予知を実現させないために、ライバルでもある沙耶と共闘する明日香だが、それでもしかし、過去の自分と同じ様な悲しい目をしている聡里から、カーくんを引き離すことはできない。そうこうしている内に、聡里は親戚から捨てられ、金持ちの道具として引き取られることが決まってしまう。
自己の絶対領域である心の中を侵す超能力の持ち主に対し、同情し、何とか普通の生活を送れる様にしたいと、自分の力のなさも弁えずに思ってしまう主人公。そしてヒロインたちが、その思いを叶えるために協力する。聡里の絶対領域を、無理矢理に犯していくのだ。
画面を華やかにするためだけでなく、ウサ耳が物語的に重要な役割を果たす構成は、個人的には初めて見たかも知れない。パターンを踏襲しつつ、それ自体に意味を持たせた試みは高く評価できると思う。
主人公的にはひとりのヒロインに決めているのに、周囲のヒロインたちがそんなことを無視して寄り付いてくるという大変な状況。しかも彼女たちがいなければ、主人公はヒーローとして振舞えなくなるであろう、二律背反。今後も物語が続けば、このジレンマは、より大きくなっていくことだろう。
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