電子書籍
中途半端
2016/05/20 00:28
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投稿者:Orange&Green - この投稿者のレビュー一覧を見る
それほど内容には波紋を感じないし、思わせぶりのわりには詰めが甘いし、ちょっとがっかりした。終わり方もスッキリしなかった。
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2012/11/6 Amazonより届く。
2017/4/25〜4/26
「傍聞き」で圧倒的な才能を見せてくれた長岡氏の連作短編集のような一編の長編のような作品。相変わらず緻密な構成で、読み進めるにあたって、えっ、えっ、えっ、と様々に張り巡らされていた伏線に気づかされる。ホントに筆力の高い作家さんである。
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一つ一つは誰かが誰かを守るための物語。
実は全て大きな出来事で繋がってた。
少し頭を捻るような、著者らしい面白さがあった。
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表紙の絵が球体人形の女の子なので、ちょっと気味が悪く、怖い物語なのかなと不安な気持ちで読み始めたが、優しい気持ちになる物語でした。誘拐事件や殺人事件も起きるので平和な物語とは言えないのだが、親と子の思いやりだったり、夫婦の絆だったり人と人との繋がりの物語でした。
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4編の短編連作集。
一つの少女誘拐事件を軸に
いくつかの事件が絡み合っていく。
①談合
②追悼
③波紋
④再現
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それぞれ異なる登場人物の視点から4つの物語が進行して、最終章で幼女誘拐事件と会社員殺人事件の真相が明らかになるという実験的ミステリー小説。
前半の2作品が非常に面白い。その反動で後半2作品が全く現実的でない。正俊とその母和子、そして恋人の女刑事亜矢子の設定に違和感ありすぎる。何故、サイコっぽくしたのか、その必要性はあったのか。
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誘拐事件と刺殺事件が絡み合い真実に向かって動き出すミステリー。
各事件とそれにまつわる人々の綿密な関係はさすが。
なぜそんな行動をしたのか、なぜそんな顔をしたのか、全てにきちんと意味を持たせている。
特にラストの死者の表情についてがそれを良く表現しているように思う。
ただ、ストーリを含め全体としては、やっぱり「傍聞き」「陽だまりの偽り」に比べると1枚も2枚も落ちる。
それだけこの2作の完成度が高過ぎると言うこと。
でもそういう意味では、これからもこの2作を凌ぐような作品が出てくるかどうか、この作者の作品追いかけてみるか。
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文章が読みにくく、そして登場人物の中身が薄っぺらく非常に読んでいて苦痛だった作品。
特に女刑事が惚れている相手に全く魅力がなく、ストーリーに入り込めなかった。
この作者の他の作品は面白いものが多いので非常に残念でした。
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「傍聞き」に続いて2作目の長岡作品。
登場人物のエピソードがややとっちらかったように
感じられもしたが、「傍聞き」でも思われた、
物語全体を貫く人間味・優しさのようなものが
通っている印象だった。
毒気の無いミステリー、かな。
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物事はいろいろな角度から見てみないと、ほんとわからないもんだね。
初めて読む作家さんでしたが、ほかにも読んでみようかな。
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おもしろい!
Why が弱い感じだが、主題はそこにはないんだろうなぁ。とにかく、それぞれの短編にはキチンとオチがあるし、それらをつないだ連作としてもピッタリおさまる精緻さがたまらない。
特に第一話の「談合」は、伏線がピッタリ決まる爽快感が最高だなぁ。最後のエピローグで明かされる微笑みの謎も、残酷ではあるもののいいなぁ。
偉そうにいうようで恥ずかしいが、強いて言えば人物が少しばかり薄っぺらい印象があるのが残念。短編におさめるためには仕方ないのだろうか? 今後はこの辺に厚みが出てくることを期待したい。
今回は文庫本だが、オリジナルも読みたい。ぜひとも借りることにしようっと。
2018.11.3
再読。今回も新鮮に読めてよかった。
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綺麗にまとめすぎかもしれないが、読後は優しい気持ちになれる。
傍聞きなどの短編集のテイストを残しながら、うまく一作の長編としてなっていて楽しめた。ただ、犯人は途中で予想がついてしまったけど…
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誰かのことを想うということをいろいろな視点で書かれている。とってもいいと思いました!この著者の作品はやっぱりいい!
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一つ一つ丁寧に描かれた文章を組み合わせていくとエピローグに繋がっていく。長岡弘樹は人間の深い部分や人間が持つ闇の部分を事細かに表現するのが上手い。少しずつ狂った歯車が悲惨な結果を招いてしまったが最終的に全ての謎が解けたのですっきりした。これで良かったのかは不明だが救われた気がする。
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ん〜複雑に絡み合いすぎて解りずらい感じでした。渡さんはなんであんな男を好きになってしまったのかなぁ。
ただ、『線の波紋』という題名には納得です。