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凄い本だった…ここまで命をかけて仕事に打ち込み 死を冷静に受け入れている方と出会った事がない…私だったら絶対にできない。五つ星の本です。
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某バラエティ番組でよく拝見していた方で、TVで報道された最期はあまりにも鮮やかすぎて(この場合の表現に適しているとはわからないけど…)、本当の姿はどうだったのかという少しミーハーな気持ちで読んだのが正直なところ。
精神力が強く徹底してサービス精神が旺盛な方だと感じた。
自分としてはまだ死ぬことはイメージできないが、周りの支える家族として奥様の手記が参考になった。
金子さんの御冥福をお祈りするとともに、これからの日々の生活の心構えを改めたいと思った。
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12月に入ってネットの記事かなんかでふと目にとまった本。
珍しく「読みたい!」と強く思って探したがネットでは見つからず。
2週間待ちとか入荷次第発送とか・・・
落胆しつつ一応帰りに地元の本屋覗いてみたらフツーに売ってた。
ビバ地方ヽ(´-`)ノ
「余命ゼロ」なんてそうあるもんじゃない宣告を受けながら、
自分の死を自分でプロデュースした500日間をまとめた手記だ。
現在アラフォー半ばで、今後もおひとりさまで過ごすつもりの
自分にとって、「死ぬ準備」というものは密接に関連する事項なので、
そのあたりの心構えというかなんとなしのノウハウというか、
そういうのが読み取れるかなと思って購入した。
が。
そんなカンタンなもんじゃなかった。
死が怖くない人なんて、ぶっちゃけいないと思う。
金子さんもそういう姿を隠さず描写している。
それでも周りに迷惑をかけないように病気を隠し、
その裏で死ぬ準備を着々と進める姿が次に続く。
ラストは潔いというかすがすがしいというか、
「え、これで終わりなん?」という感じのさらっとした文章。
あ、読み終わったんや、とわかってからしばらくぼーっとしてしまった。
自分が死ぬ時どんなふうに死ねるやろ。
この本を読んでからよく考えるようになった。
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よく死ぬこと=よく生きること
余命宣告をされたら、仕事をやめる人が多いのでは。
余命0日と宣告を受けてから、生きる力となったのは、仕事に対する熱意があったから。
それだけ熱意を持てる適職に出会えた事も素晴らしく、またうらやましい。
死亡診断書の病名まで指定したのは、症例の少ない「肺カルチノイド」の知名度アップ、研究が進むことを望む著者の熱い思いの表れだろう。
自分の使命を意識し、直前までまっとうされた。
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昨晩、自宅に帰るとダイニングテーブルにこの本が。TVで何度か見たことのある著者。若くした亡くなったことを思い出す。パラパラとページをめくってみると・・・。一気に読んでしまいました。
ここまで強く生きられるのか。パートナーも素晴らしい。500日の間に出会う人達も素晴らしい。金子さんの真摯さが廻りの人達にも伝わって、充実した500日になったように思う。真摯さは大切。
ご冥福をお祈りします。
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金子さんの臨場感あふれるその想いが伝わってきました。読んだからには絶対に活かしますからね!!心よりご冥福をお祈りいたします。
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金子さんのように最後まで生きてみたい。
奥さまも素晴らしい人。
180頁は涙。
素晴らしい本に出会えてよかった。
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自分の死をプロデュース。
今までそんなこと考えもしなかったけれど、自分もそうしようと決めた。
遺言書の作成。葬儀社の選択。戒名。仕出し。墓地。
でも、これだけ用意周到な金子さんでも、最期の日取りまでは決められない。ご本人のくやしさが伝わってきた。
死ぬのは怖い。前はそんな風に思いもしなかったけど、大切な人が出来て、母が胃がんになって、それから怖くなってしまったのだ。
どうせなら、苦しくなく死ねたらいい。その時、大切な人がそばにいてくれたら。
自分の後始末は自分で。
きっとこれからはそういう時代になるんだろう。そう思えた1冊だった。
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【死に方】とタイトルにありますがかっこいい生き方です。
死と生はつねに隣り合わせ。
死を迎えても今を生きることの素晴らしさに改めて感動しました。共に併走した奥さんの支えも素敵です。
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著者なりの生き方と死に方を、一部分ではあるが垣間見ることができる。
自分の生死にそっとフタをして、逝きたくはなかったんだろう。著者の無念さを感じる。
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金子さんと奥さまの共著だと思う。流通ジャーナリストとして責任を全うしつつ、難病を隠してその裏で旅立つ準備をされていたことに驚いた。
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ほんまでっかTVで、私の大好きだった金子哲雄さんが亡くなられる直前に書いた本。ネットで、金子さんが、生前に自分の亡くなる準備をしていたとしり、私は驚いた。そしてまさか本まで書いているとは・・・。自然にこの本を読みたい、と思い、書店へ向かった。
どんなことが書いてあるのだろうか。
なんか、死に関することは読んでて嫌な気分になりそうだな・・・。
と思っていた。
そこで書店に着き、この本の場所へ行くと、そこにはオレンジ色の表紙をしたこの本があった。
すごいポップな色だな、と少し和んだ。
で、すぐ家に帰り、1時間ほどで読み終わり、今このレビューを書いている。
この本を読み、ほんとうに金子さんが、人のことを思える人なんだなぁと思った。人に迷惑かけないように、そして最後まで自分のキャラクターで人生を貫きとおせるように、という心意気がすごく伝わってきて、本当に金子さんは素敵な方だったんだなと思った。
本の最初から、金子さんらしく、値引きのことが書いてあったり、コストのことなど、金子さんの人生でどのように今のキャラクターが生まれたのかよくわかった。
終盤では、奥様の素晴らしい愛のサポートによる闘病生活に、少し涙が出た。しかし、金子さんの気遣いは、僕たち読者を最後、悲しい気持ちで終わらせない。今、このレビューを書いている自分は、人生というもの、愛するということ、そして人間は支えあって生きているということの美しさを感じることができ、とても穏やかな気分だ。
私もいつ、自分に死が訪れるかわかならい。私もいつか来る、自分の最期をどう迎えるか、少し考えようと思った。
ものすごい良書です。おすすめです。
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肺カルチノイドで治療法がないと宣告されてから500日間の闘病生活はさぞ苦しかったでしょう。
セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めて大病院をはしごしたようですが、どこでも治療のしようがないとそっけなく言われて、さぞ憔悴したでしょう。
転移があると言われた時は、さぞ泣き崩れたことでしょう。
でも身近な方にしか病気のことは言わずに、常にグッドパーフォマンスを心がけて死の直前まで仕事を続けた姿勢には脱帽です。
最後まで仕事をしたいという意思を貫きとおしました。
商売の基本は相手を喜ばすことであるという信念どおり、相手に、いや奥さんにさえ気を使わせないように振舞い続けた点は、本当に気配りの人でした。
在宅終末期医療を選択し、苦しみはあっても好きなように過ごすことができたことは良かったですね。
奥様に支えられながらの二人三脚は最後まで素晴らしかった。
最後に自分の死後の段取りを決め、葬儀の時の会葬礼状まで自分で書きあげています。
しかもユーモアをまじえてのお別れの言葉。
見事としか言いようのない人生のけじめのつけ方です。
合掌
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No.505
金子さんが激やせした姿をTVで拝見し、ダイエットのやせ方ではないなと感じていました。
そして突然の訃報。41歳での早期リタイヤと彼は表現している。
死を受け入れて、仕事に打ち込む姿、自分らしく人生を締めくくるとはどういうことか?を真剣に考えていく姿が伝わります。
実は、この8月に41歳の友人を亡くした。それを知ったのは金子さんの訃報のちょっと後。
先日、奥さんに友人と共に会いにいきました。そこで知った彼の苦悩。
この本を読んで、それが少しわかった気がしました。
友人と金子さんに、ありがとうと伝えたいです。
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買うのが大変だった。かなり探したけどなかなか見つからない。
みんなのための情報を残しつつ、奥さんに印税を落とすためとのこの本。奥様の未来へ1冊手に入れることが出来ました。
内容は端的に、氏らしく、軽やかな文章でありつつも、裏に壮絶な時間があったのであろう事は想像してみています。文章から雰囲気が重く立ち昇らないのは、事実を消化してから自分の死の準備に当たったことの証なんだろうなと想像しています。
ここに至ってまで、私たちへの情報も盛りだくさんです。
おひとりさまになってしまいそうな気配の自分、親を送ることだけでなく、自分の死に方を考えるきっかけになりそうです。