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紙の本

「政治とは何か」ということを「聖」と「俗」の対立に焦点を当て論じた興味深い一冊です!

2020/03/26 09:44

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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、政治とは何かということについて深く考えていくシリーズとして刊行された一冊で、第1巻目の『よみがえる古代思想』に続く第2巻目です。同シリーズでは、社会における「聖」と「俗」の長い対立に注目して、その対立が政治に何をもたらしたのかを追求しています。同書は、教皇至上権、トマス・アクィナスによる政治論、ルターの宗教改革、マキアヴェッリの権力論、宗教戦争について詳細に解説していきます。内容構成も、「第1章 教皇至上権―信仰共同体の上に築かれた権力」、「第2章 トマス・アクィナスと政治論―信仰共同体の分節化」、「第3章 教会論の再構築と宗教改革―さまざまな宗教改革」、「第4章 マキャヴェッリと権力の問題―政治における強制」、「第5章 宗教戦争と政治の解体―主権論と中世の終幕」となっており、興味深く読み進められます!

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