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2012/11/19 Amazonより届く。
2023/9/27〜9/30
ベトナムの近代化の大動脈となるべきキャナルウェーの工事中、名栗建設の担当部署で崩落事故が起きる。裏金作りのための手抜き工事が原因と思われ、海外での資金還流に対する規制も厳しくなる中、七波は自ら日本の警察に逮捕されるように仕向ける。七波の狙いは・・・
最後の展開も含め、ドラマ向き。Amazon Prime とかで見られないかな。
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下巻に入り、裏金作りはエスカレート。
こうなると気になるのはラスト。
このまま逃げきるのか。
ラストは予想外の展開。
ここまでやらんでも・・・
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途上国開発援助の闇、ODAの裏金を描いたサスペンス。文章がイマイチですがエンタテイメントとしてはまずまず。でもちょっとやりすぎかな…
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主人公にいつもほどの魅力がない。男を描く方がうまいのかも。特に恋愛関係が興醒めだった。
ODAを題材にとった着眼点は素晴らしいが、リベートと裏金で如何に私服を肥やすかというhow to話になってしまっている感も強い。何故、が掘り下げられていない。アフリカはよくわからないが、東南アジアは何千年も昔から賄賂が当たり前であるお国柄である。捉え方が違って当然なのに、援助国基準でしか考えられていない。それは援助支援全てに渡ることで、それが人道主義に基づくものであっても、医療・技術・資金援助を真に相手国のためにすることはは本当に難しいのではないか。もっとその辺の考察も突っ込んでほしかった。
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そもそも冒頭の逮捕シーンはあからさまにミスリードが意図されているように感じるので、結末は予想の範囲内。
蜜月の終わりから破滅へと向かうプロセスの怖さが作品の主張に繋がるはずなのに、ここの描写が不十分で、ラストも簡潔過ぎる。
服部氏にしては珍しく締め方が甘い作品でした。
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(上下巻合わせてのレビューです。)
数年前に買って以来、全然読めていなかった本。
ちょっと最近、重めの本を読まないといけなかったので、
休憩がてら小説が読みたくて手に取りました。
ODAの闇に迫ったストーリー。
世の中、綺麗事だけじゃないですよねというのが、
イヤという程思い知らされます。
個人的に好きな作家のNさんやKさん、Iさん程まではいかないものの、
現実の実情を実によく調べ上げ、物語を紡ぎあげた小説はまさしく自分の好みのジャンル。
もうひと押しの深みがあっても良かったとは思いますが、
ライトに楽しめて、終盤「なるほど、そうきたか」と思わせてくれる小説です。