紙の本
ダッシュ!
2020/11/30 16:17
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お年頃のねーさんの意固地は、ひどい。そのねーさんに付き合うイノケンたち4人の忍耐力も、すごい。ねーさんの為に暴走し、よくわからないけど熱くなって、前後の見境なく突っ走る。それが青春か〜、と、思わず笑ってしまう。
終盤に向かうにつれてスピードアップし、最後は爽快な気分になった。
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骨肉腫により片足を切断してしまった陸上部のマドンナである先輩を献身的に支える男子高校生たちの物語。
とにかく馬鹿で、真っ直ぐで、姉さんのために一生懸命な彼らが眩しいです。
陸上部はメジャーな運動部では唯一男女混合であり、自分も中学生の時に所属していたので、格好いい女子の先輩に憧れる気持ちがよく分かります。あんな気持ちは現実では二度と味わえないので、せめてたまに読む青春もので懐かしもう。
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好きな作家さんの一人である五十嵐貴久さんの新しい文庫です。
青春群像劇とでもいうのでしょうかね、こういうのは。
男子高校生4人組が憧れの一つ上の先輩のため、
東奔西走する話し、という感じです。
主人公のノーキャラっぷりと、
サブの男子たちの強すぎるキャラと、
先輩の乖離具合にはもはやアニメを感じさせられますが、
ともあれテンポ読ませてくれること請け合いの一作です。
五十嵐さんが好きな方にはお奨めだと思います。
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いやー、まさに青春小説。
イノケン、リョースケ、メタボン、わび助の4人の中で一番カッコいいのはイノケンですよね。
キャラ的にはメタボンがいい。わび助は今作で一番役に立ったキャラ。リョースケは女ったらしで役に立たないただのクズ。
あんなにあっさり元彼が間に合わなくてびっくりしたw
そしてねーさんの頑固さにはあきれ果てたね。
手術に間に合わなかった元彼の杉田さんに対して、頑なに面会拒絶。ずっと会おうとしても「二度とくんなバカ」と追い返す始末。ねーさんが会いたいっていうから、イノケンたちも必死に奮闘して杉田さんを見つけだし、杉田さんも深夜の海をジェットボートに乗り、違法手段で飛行機チケットを取得して日本に帰国したのに。ねーさんわがままだなあ。
結局、杉田さんがまた外国に帰ってしまう。その後、カナダからハワイへ行く飛行機が成田で一度降りる機会があり、再び杉田さんに会えるチャンスが。
そこでイノケンらはねーさんをあの手この手で説得するが、ねーさんが頑固に拒否。でも明らかにねーさんは杉田さんに心の中で会いたがっている。
ついに当日、イノケンが一歩踏み出して、ねーさんが元彼と会いたくない理由について、核心をつく質問をする。そのあとのねーさんのイノケンへの態度が冷たいったらないね。
ものすごい勢いで松葉杖をイノケンめがけて投げつけ(危ねえww)、顔を真っ赤にして「イノケン、あんた何言ってんの?」「何なの、あんた。名探偵なわけ?」と怒鳴る。
正直、ねーさん頭おかしいでしょ。頑固とかそういうレベルじゃないよね。そのくせして、この後イノケンらの作戦にはまって態度が軟化したらすごくしおらしくなるし。
ハッピーエンドになったのは明らかにイノケンのおかげだよね。ねーさんはもっと感謝すべき!!
最後4人は犯罪者集団と化すわけだけど…いやほんと一徹呼べばよかっただろww
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まっすぐな少年たちと、まっすぐな杉田さん、まっすぐなねーさん、みんな一生懸命きらきらしてて素敵。好き打なあ、まっすぐ。
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単行本で読んでいたのを忘れて文庫本で再読したらしく、途中で思い出し、先が読めてしまったので、興ざめ。話としては中庸。捻りなし。
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五十嵐貴久さんの本を読むのはこれで3冊目です。
まだ3冊しか読んでないけど、五十嵐さんの小説と私は相性がいいみたいです。
今のところどれもはずれなしで面白いです。
このダッシュ!はあらすじを読んでもう面白そうだなと思いました。
青春ものってわりと好きなので。
内容的にはぶっ飛んでるっていうか、ちょっとありえないかなって感じもしますが、小説なのでそのありえなさも面白いです。
後味も爽やかですっきりしてます。
結末は予想通りでした。だから意外性はないかな。
ねーさんの頑固な性格に途中ちょっとイラッとしてしまいました。
イノケン達4人組はそれぞれがいいキャラしてて好きです。
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陸上部の先輩をねーさんと慕う後輩4人組。大きな病を抱えたねーさんの願いを叶えるべく奮闘する彼ら。荒唐無稽な話になるかと思いきや意外にリアルに起こりそうな展開。青春じゃな~!
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☆3
4人の男子高校生が憧れの先輩のため、なんやかんや骨を折る、という話。憧れてるのは分かるけど、面倒みすぎだろ、そして先輩も面倒かけすぎだろ、と思ってしまう...。
最後、あんだけ元彼に会いたくないってグズってた先輩、卒業と同時に元彼おっかけて海外で同棲とはさすがっすね!ただのめんどくさい女じゃん、とか考えてしまいました。最後の先輩の行動力(そこだけ)で☆1つプラスです。
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春日部高校2年のイノケンら4人は、同じ陸上部の先輩である“ねーさん”が大好き。容姿端麗、性格も良し。だが、ねーさんは大きな病気を抱えていた。それを知った4人は、ねーさんの願いを叶えるべく東奔西走、粉骨砕身大奮闘するのだった……。恋と友情が満載の青春小説であるとともにタイムリミット・サスペンスも味わえる巧みなストーリー。手に汗握るラストに興奮必至。読み味爽やかな快作、待望の文庫化。合言葉は「ダーッシュ!」(裏表紙より)
ねーさんに憧れる4人のおバカな男子高校生が織りなす、ドタバタ青春劇です。いますよね、こういう周りからの注目を集めちゃう魅力的な人って。やり方はめちゃくちゃでも、「誰かのために死ぬ気で頑張る」っていいことだと思います。
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ねーさんがすき,という想いだけでここまでできちゃう四人…単純だけど愛すべきキャラたちだなー。
けど,ねーさんちょっと頑固すぎるよ!とか思ったりもしたけど,後半はタイトルの如くダッシュしているような勢いで読んじゃいました。
こういうエネルギー,私もほしいなあ…
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男気溢れる容姿端麗の美女アスリート桃子先輩、通称ねーさんの願いを叶えるべく、男子高校生四人組の奮闘ぶりを描く青春小説。
熱い青春モノはやっぱり読後感が爽やかな気持ちになっていい。普段は怠惰でも、スカしていても、自己チューでも、誰かのために人生を懸けるって素敵なことだ。疾走は若いときしかできない。いまこの瞬間をダッシュせよ。
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大好きな女の先輩のために奔走する四人の男子校生のお話。
悲しいようで爽やかな物語でした。
キャラクターが個性的で面白いと思いました。
10代の頃にもっとムチャやっときゃよかったなと思いました。
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イノケンとその部活の仲間3人は、ねえさんこと一つ年上の部活の先輩が大好きだ。
しかしいつも溌剌としている彼女の元気がない。彼女は重い病気を抱えていた。
そんな彼女のファンクラブであるイノケンら四人は、時に彼女の我が儘に振り回されながら彼女の為に大奮闘!
若い力がみなぎって実に清々しい、痛快青春小説。
少々ねえさんの意地っぱりさが鼻につくところがあるが、物語として見たときには、それもまた面白い。
五十嵐先生の小説では割と軽めかな?と思うがなかなかに楽しく読ませて貰った(*^^*)