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≪目次≫
序 東京の暗渠
第1章 渋谷川支流の暗渠
第2章 神田川支流の暗渠
第3章 目黒川支流の暗渠
第4章 呑川支流の暗渠
第5章 石神井川支流の暗渠
第6章 上水・用水の暗渠
≪内容≫
ブラタモリの影響か、つい手に取ってしまった1冊。失礼だが、意外と面白い。ブラタモリでタモリの言う「土地の高低差」を楽しむのは、こうした昔の河川、もしくは用水(上水)が暗渠化された(もしくは埋められた)場所を地形や目印(分かりやすいのは××川緑道。他に真っすぐでない細い道で、谷状になっていて、各家の裏側で、排水管が並んでる、など)を基に、時には推理しながら探索するのは、町歩きの一形態として十分に成り立つし、そこには歴史も絡んでくるので面白い!
本の装丁も美しいが、もう少し書きこまれてもいいかな?とも思う…
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東京の暗渠だけでこれだけ話が盛り上がるのか!と大コーフン。地図を見ながら読み進めるので自然と歩みが遅くなるものの、まことに興味深い事柄ばかり。電車の中でも何回か本当に唸ってしまった。タモさんが高低差に興味を持つ理由が理解できた。そう、高低差の先には水の道があるのだ。欄干だけになった橋や、湿った路地など、時代を遡る気持ちを掻き立てる画像も豊富。やがて貴重な資料となるだろう。
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東京の路地を歩いている時にふと感じる違和感。
その中の幾つかはこの本で解決される。
違和感に満ちたワクワクするような写真が満載。
東京にこれだけの川が流れていて、これだけの暗渠があるという事実に驚く。
読み尽くせば、違う目で東京の町を見ることが出来ると思う。
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スリバチ学会の本を読んで以来、東京の地形を訪ねる散歩の本をつい手にしてしまう。スリバチにも暗渠や昔の川の流れが記されていた。
本書は、暗渠探索に絞った内容。地形マニアも色々細かく分化されているらしい。地形マニアでも一際、地味なような気がするが。
知ってる場所の暗渠は、へ~っと云う印象。東京を知らない人から見たら何が面白いんだ、と云う話ではあるが。
しかし、ちょっと、極所的過ぎかも。
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1963年、東京オリンピックを前にしておこなわれた大規模都市整備の一環により、東京からはずいぶんたくさんの水路や小川が蓋をされ「暗渠」となりました。
某TV番組で渋谷のキャットストリートがじつは暗渠であるというような放映があったらしいですね。
住宅街のなかの曲がりくねった細い路地、ビルの裏の湿った段差、思わぬところに「暗渠」は存在します。
本書はそんな、街の風景のなかでいつしか忘れられ消えてしまった水路を辿る写真つきの"暗渠ガイドブック"。
お散歩のお供とするには判型がすこし大きいかもしれませんが、思わず各地を訪ねてみたくなるとても楽しい一冊です。
筆者撮影と思われる膨大な量の写真は昼だったり夜だったりずいぶんな遠景であったり、はたまたピンボケなものも多々みられます。「このあたりの駐車場はもともと水田だった。これも水路といってよかろう」みたいな水路愛のほとばしりというか迷走というか…も、とても楽しいです(笑)
じつは私も河川や水路が好きで、暗渠にも興味津々。
地図のうえで暗渠を辿って「こんなところで潜った川がこんなところに顔を出すのかー」なんていうこともときどき楽しんでいます。
幼少時から川沿いをおさんぽコースに選び、長じてからは住まいも川のそばを選びました。お花見も川のそばが好き。
東京以外の都市も面白そうなのでぜひ続刊を期待したいところです。
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今も残る暗渠についての情報
面白いが、マニアック過ぎて、ランニングのためには使いづらい。
2019.07:ガイド研修のために買うことにしました。観光ガイドの観点からは、貴重な情報が多い。