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本は多少厚いが、重要なことがたくさん書いてある。
<コミュニケーション>
・まずは理解に徹する。相手の言い分を理解することと決断することを同時にやると即否定につながり、失敗する
・フィードバックは即座に、具体的な事実をもって行う
・完璧でなくても褒める
・人間としてではなく、行動を責める
<権限移譲>
・権限移譲とは部下に決定権を与えることではなく、部下の知識・経験・意欲を解き放つ環境を生み出すことである
・階層構造はプランをつくりプロセスを指揮してマネジャーとなるが、権限移譲はビジョンをつくり結果を試行しコーチ/リーダーとなる
・権限移譲は部下がしてはいけない境界線を定めるのではなく、部下が自主性と責任をもって行動できる範囲を定める
<状況対応型リーダーシップ>
・熱心な初心者(指示型)→幻滅した学習者(コーチ型)→有能だが自身を欠く実践者(支援型)→自立した達成者(委任型)の状況対応型リーダーシップモデル。つまるところ、リーダーは指導する相手がその時点において一人でやれないことをやってあげればよい
・人によって扱いを変えてもよい。人によって置かれている状況(上記4つの段階)は違う。一貫性とは、万人を同じように扱うことではなく、同じような状況に対して同じようなリーダーシップスタイルを用いることである。
・同じ子供でも、教科ごとに置かれている状況(上記4つの段階)は違う。同じ子供でも、教科ごとに用いるべきリーダーシップスタイルは異なる。
・部下とは、どの段階にいてどのリーダーシップスタイルを用いようとしているかを認識合わせしておく必要がある
<変革のプロセス>
・変革の取り組みが失敗する理由を理解し、対処する。変革に直面した人々は情報(変革に立ち向かうにあたり自分が持っている情報の十分性)→個人(自分への影響)→実施(具体的にどうやればいいのか)→影響(この取り組みがもたらす結果や価値、報酬、評価)→協同(他に誰を巻き込めばよいか)→改善(どうすればこの改革はより良いものになるか)の順に段階的に懸念を示す
<サーバント・リーダーシップ>
・利己的なリーダーはうまくいったことは自分にうっとりし、うまくいかないと他人のせいにする。サーバント・リーダーはうまくいっているときは皆を称賛し、うまくいかないときは自分に問いかける。
・真に重要なのは謙虚さ、誠実さである