紙の本
確定拠出年金に関心のある方に推奨
2013/02/20 18:40
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:北摂の旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
確定拠出年金について、詳しく記載されている希少な本です。
この本を読んで、わからなかった点がクリアになり、運用方針を決めることができました。
わかり易く書かれており、金融関連に詳しくない人でも理解できるので、確定拠出年金をされている方、始められる方にはお勧めです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:撫子の丘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
DC運用がメインです。
冒険を伴う怪しい運用ではなく、早い時期から、少額でも、長い時間をかけて、リタイヤ後に向けた資金作りの準備をおこなうことの大切さをしめしている正攻法です。
各人のケースバイケースで押さえておきたいポイントがあり。
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確定拠出年金を利用するメリットについて。うちの会社はすでに企業型を導入してるので特に目新しいことはなかった。
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「年利15%で増える」というのはやや語弊あり。
正しくは、「6万8千円/月×12か月=81万6千円/年×15%=12万2千4百円分の”税金が還付される”(戻ってくる)」ということ。
個人型確定拠出年金の非課税枠を最大限に利用したテクニック。確かに実質的には15%かもしれないが、別に増えるわけではないので勘違いなきよう。
今後制度が変わって非課税枠が小さくなるかもしれないが、少なくとも現時点で「ほぼノーリスクで」15%の実質利回りを確定できる方法は他には見当たらない。
個人型確定拠出年金を利用できる資格がある人は、本書を読んで一度検討することを薦めたい。
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以前にこの本の著者が書かれた「投資信託にだまされるな」という本を読んだことがありました。この低金利時代に年利15%の資産運用方法があるというタイトルに魅せられてこの本を手に取ってみました。
どのような条件が必要なのかを把握するのが目的でしたが、私なりの理解では、会社員の二人に一人が対象・10年間以上運用した場合・著者の推奨する確定拠出年金を利用・掛金の所得税と住民税の控除適用、というのがポイントでした。
子供の教育資金がかさむ年代に突入したので、資産運用も難しい時期になってきましたが、知識だけは入力して、自分の環境に合った方法を見つけていきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・金融機関が推奨する商品ではなく、金融のプロがこっそり活用している制度や商品を使うのがポイント、これが消費者にとってお得(p6)
・課税所得に応じて、所得税は最低5%、住民税は10%がかかる、「個人型確定拠出年金」制度に加入することで、節税分として少なくとも年間15%のリターンを得るのがポイント(p7)
・この本で紹介する「個人型」確定拠出年金は、企業年金制度のない会社員、自営業の人が加入できる制度で対象者は3000万人以上もいるが、利用しているのは14.6万人(0.4%)程度(p8)
・1970年代までは定年後の人生は10年程度であったが、現在では20-30年にもなる(p23)
・日本では年金積立金も 119.4兆円(2011末)あり、すぐ破綻する可能性は低いが、対策として、1)現役世代の年金保険料引き上げ、2)支給開始年齢の段階的引き上げを行っている(p29)
・2004年に導入された「マクロ経済スライド」はインフレのもので初めて機能するもの、デフレでは全く機能しない(p38)
・推奨できないのが、変額個人年金保険、預けたお金をファンドで運用してその運用次第で受取額が変更される、毎月分配型も資産形成にはダメ(p50、62)
・売り手から「年金向け」というキーワードがでたら、要注意(p70)
・2012.8末現在で厚生年金保険の加入者は 3504万人、そのうち確定給付企業年金、厚生年金基金、企業型DCに加入している人は、1682万人、加入していない人は「個人型DC]に入れる(p85)
・個人型DCのメリットは、毎月掛け金の支払い時・運用している間・受け取る時に税制優遇措置がある(p91)
・会社員であれば、上限(27.6万円/年間)まで所得金額から控除可能(p93)
・課税所得300万円の人が 上限額(6.8)の掛金を払うと、81.6万円貯蓄できて、税金が24.4万円所得・住民税が軽減される(p95)
・DCは加入期間が10年以上ないと、60歳から支給されない、8年以上だと61歳等になる(p114)
・スルガ銀行やSBI証券が継続的コストが安くてお奨め(p140)
2013年3月10日作成
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一言で言えば確定拠出年金で節税しようというお話。
国民年金はもう破綻しているも同然だし、企業年金だって次々に破綻している。国も会社もアテにならない。今の若者は自分たちで老後資金を作らなければならない。
そこで登場するのが確定拠出年金。所得税も住民税も運用益に対する税も受け取るときの税もかからない。ただし、税金が免除される代償として、60歳までは一切引き出せない。
でも20代の若者にしてみれば、老後なんて先の先だ。別に老後なんてどうでもいい。途中で死ぬかもしれない。むしろ若い今にお金をかけるべきでしょ。そう思うかもしれないし、それはそれでいいんじゃないかな。
わたしは最近、老後を楽しもうと思い始めました。そのために確定拠出年金は存分に利用するつもりです。
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はてブにて知る。以下引用。
本書を読んだ最初の感想は、「素晴らしい!けど、もったいない」でした。ん?それってどういうこと?
本書の内容をひと言でいうと、「個人型確定拠出年金のわかりやすい解説書」です。個人型確定拠出年金のいちばんのメリットは、税制優遇です。
(1) 毎月掛け金を払う時 →全額「所得控除」
(2) 運用している時 →運用益非課税
(3) 受け取る時 →「退職所得控除」「公的年金等控除」
とトリプルの税制優遇があります。運用商品を売買する時だけでなく、給料等の所得から控除できるという「投資以外への税制メリット」があるということが強力です。さすが公的に認められた年金制度です。他にもいつくかメリットが本書では示されています。
とはいえ、従来型の確定給付年金では、国が運用利回り確保のリスクを負っていたわけで、確定拠出年金ではそのリスクを個人に押し付ける形になり、これはデメリットとも言えます。だからこそ、税制等で大きく優遇されており、自らリスクを取りにいこうとする私たち個人投資家にとっては、まさに願ったり叶ったりというわけです。
しかしながら、これだけのメリットがありながら、個人型確定拠出年金については、実は類書がほとんどなくあまり知られていません。どのくらい知られていないかというと、(本書のデータによると)個人型確定拠出年金を利用できる対象者は日本に3600万人以上いるのに、実際に利用しているのはわずか14万6000人程度で、利用率はじつに0.4%にも満たないというレベルです。
なぜこんなに知られていないかというと、金融機関の利益確保という「大人の事情」で、このあたりはインデックスファンドと似ています。そういう意味で、本書は知る人ぞ知る良心的な制度の貴重な情報源になっています。じつに素晴らしい。
しかしながら、本書のタイトルがその良さを半減させていることも、残念ながら指摘せざるを得ません。優遇税制による節税分を投資のリターンに無理やり合算した「年利15%」という高利回りをうたった上に、「ぜったい」という金融の世界では有名なNGワードまで使って煽っているように見えます。(タイトル付けの権利は出版社にあると聞きますので、著者の意思ではないと信じたいですが…)
以上をまとめると、良心的制度の貴重な情報源であると同時に、タイトルでかなり損しているので、「素晴らしい!けど、もったいない」というのが感想でした。
本書がおすすめなのは、自営業・フリーランスのかたですが、それに加えて、年金が2階までの会社員のかた。特に、後者は自分(もしくは配偶者)が対象者であることに気づいていないケースも多く、一度我が身を振り返って調べてみる価値はあると思います。
なんといっても、投資に関する税金だけでなく所得に関する税金まで安くなりますので。
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会社が401kを利用しているので、勉強が必要だと感じた。
周りは結構、元本保証型の商品のままなのでもったいないと思う。
ただ、401kは選択できる商品が少ないので、もっとラインナップを増やしてほしい。
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タイトルから受ける印象からすると、怪しい資産運用法ではないか?と疑いたくなります。実際は、個人型確定拠出年金(DC)を使っての資産運用法を基本からわかりやすく伝授してくれています。確かに、税制上の優遇も多いにあるので、メリットはありますが、60歳までは、手をつけられません。公的年金制度に不安がある以上、老後向け資金を作るには、良い方法だと思います。
個人にメリットがある金融商品ほど、情報が広がらないというのは、売り手側の金融機関目線で考えても納得できるポイントでした。
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20万円積めば3万円税金が減る、という話なので年率15%というのは誇大。給与所得者・自営業者が税金減らしたいときに活用。リスク注意。
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将来のために貯金するなら、確定拠出年金(個人型)を利用しましょう、て話。
これを使って毎月1万円(年12万円)貯金すると・・・所得税から2万4000円がキャッシュバックされる! ※平均的な年収の人の場合。
他にも地方税も安くなったりする。めちゃめちゃイケてる確定拠出年金! 是非利用したいが、利用できる人に制限があったり、利用方法がよくわからなかったりする。それをわかりやすく説明してくれてて、なかなかの良書。
ただ、書籍のタイトルがよくない( ̄▽ ̄;
キャッチーなタイトルに走りすぎな感じ。そこが残念。
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個人型確定拠出年金(DC)の説明本でした。株式や債券等の金融商品での運用益で15%増やすのではなく、確定拠出型年金を利用することで得られる節税効果により15%以上のリターンを得られるというもの。企業務めの人で、会社で企業型確定拠出年金に入っている人は効果は個人型には入れないのでこの恩恵を受けることができません。しかし、このような仕組みになっているということを知るという意味では読んでもいいかもしれませ。
政府が税収を増やしたい時に、「消費税を上げる⇒国民は内容を理解し、反発」となるので、「税金の控除項目を減らす⇒国民気付かず、税収アップ」というカラクリに驚きました。
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☆確定拠出年金は毎月の掛金を払うときだけでなく、運用している間、受け取るときにも税制上の優遇措置がついていてトリプルでお得な制度設計になっている。
☆支払った掛金はすべて自分の所得から差し引けるので毎月1万の掛金なら12万円貯めれて税金が36000円安くなる。
☆民間の個人年金保険と比べて圧倒的に優れた節税効果
☆スルガ銀行とSBI証券の口座管理料は圧倒的に低い
☆インデックスファンドを中心に選んだ方がよい
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本書で伝える資産運用術とは『個人型確定拠出年金に加入しましょうよ』って話
非課税のメリットが他のどんな制度よりも優れているのでNISAよりも第一の候補として選択するべき
個人型確定拠出年金に加入するのはいくつかの条件がありますがこの制度を使える人は3600万人以上もいるのに実際に活用しているのは14万6000人程度と0.4%以下という現実
知らなきゃ損のこの制度は自分で探さなければたどり着きません
そして今まで個人型確定拠出年金についてここまで親切に説明されている本も記憶にありません
・途中で掛け金を減らしたり厳しい時にはストップできるのか
・興味をもった金融機関がやたら遠隔地なのだが問題ないのか
・企業型DCから次の転職で持ち運べない人の移管の注意ポイントは
・手続きする際の会社での書類の内容と方法は
・個人型確定拠出年金の金融機関を変更できるのか
疑問に思っていたことが本書にズバリ書かれていてスッキリしました
【気になったところ】
本のタイトルにある『年利15%でふやす』や・・・文中でよく登場する『年間15%のリターン』などは投資でリターンを得たのではなく年末調整によるキャッシュバックのような感覚なのでどうかと感じます
☓ 現在は凍結(平成25年度末まで)されている積立金の全額に一律1.173%がかかる特別法人税の課税の説明が一切ない
※こちらは毎度凍結の延長が続いている
↳著者の竹川さんから『特別法人税については若干ですが説明している』とのご指摘をいただきましたので見逃していたようです^^;
https://twitter.com/minakotakekawa/status/411501712717787136
【どれくらいお得なのか引用】
年間27万6000円貯められて、年末調整で所得税が2万7600円還付され、翌年の住民税が2万7600円安くなります。
所得税と住民税を合わせると合計5万5200円の税金が軽減された(P.95引用)
いくつか考慮するポイントはありますがこれから将来(老後)に残すお金を考える人にとって最良のマニュアルになる一冊です
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「へぇー」と頷ける、確かに知らない知識だったけど、別にこの厚さの本で読む内容でもなかったな、という印象。